張り子の虎の中国軍と習近平に跪く石破首相
今の中国の軍隊(人民解放軍)は張子の虎です。張子の虎というのは、虚勢を張り、見かけだおしということです。
軍関係者は、お金儲けがしたくて軍に入った人が多い、これが本当のところです。そして軍備予算が増強されるにつれ自分の地位も上がって、より儲かるこの現状を維持したいがために戦争を望んでいない人が多いのです。
したがって、万が一戦争が起こっても、軍が習近平の思惑通りに動くことはまずないと思われます。一見強そうに見えても実際は弱い…、中共帝国はまさに「張子の虎」なのです。
さて、ご存知の方も多いと思いますが、「中国の最新型攻撃原潜が5月から6月にかけて、長江の桟橋で事故を起こし、沈没していた」と9月27日付けのウォール・ストリート・ジャーナルが報じました。
「潜水艦なんだから沈んでも問題ないだろ。気にするな」とか「不沈空母ならぬ不浮潜水艦」などのコメントがありましたが、どうも事態は深刻であるようです。
衛星写真によると、5月下旬に桟橋に停泊していた原潜が姿を消し、その後サルベージ船が引き上げ作業を行っている様子が確認されました。これは新型攻撃型原潜「周」級の1番艦で、5月16日には長江沿いの湖北省武漢市にある造船所の桟橋に停泊し、装備の調整を行っていたとされています。
しかし、6月15日の衛星画像では、原潜が消え、クレーン船が引き上げ作業をしているのが確認されました。この事故は中国海軍にとって大きな打撃です。
この事件について、軍事専門家はこう説きます。
――愛国心なき軍隊は弱い――
この原子力潜水艦は、航行前に沈んだもので、訓練中の事故ではなく、造船所での装備調整中に沈没したものです。まさに出航直前に起きた事故で、非常に深刻な事態です。さらに、この原潜が沈没時に核燃料を積んでいたかどうかについては、アメリカ側でも正確な情報が把握できていない状況です。当然、中国政府や共産党はこの件について厳重な情報統制を敷いており、詳細は公表されていません。
中国の原子力潜水艦の生産はこれまで東北部で行われていましたが、最近は武漢近郊にある造船所で新型の原子力潜水艦が建造されているとのことです。この事故は、中国海軍にとって非常に重大な問題であり、国防産業内の汚職や不正が背景にある可能性があります。監督体制が不十分なまま、ずさんな管理の下で造られた結果、出航前に沈没するという惨事が発生したのでしょう。
このニュースは9月27日にウォールストリートジャーナルが報じましたが、タイミング的には米軍がこの事実を確認したため、情報が明るみに出たのではないかと考えられます。この事故は中国にとって大きな痛手ですが、日本にとっては有利なニュースと言えるでしょう。
しかし、だからこそ中国の軍隊は強そうに見えて、実は弱点も多いのです。装備は豊富で、核兵器も保有していますが、本質的な問題は軍の精神的な支柱となるべき愛国心が欠けていることです。
戦争は兵器だけでなく、人間の意志や信念も大きな役割を果たします。いざという時、自らの命を国のために捧げる覚悟がなければ、勝利は難しいでしょう。
そのため、本当の愛国心が欠如した軍隊では、戦争に勝つことはできないのです。
中国の現在の軍隊、いわゆる人民解放軍と呼ばれていますが、実際は「人民抑圧軍」と言った方が適切かもしれません。
この軍隊は人民を統制するための組織であり、その歴史を振り返っても、主に国内の内戦で勝利してきた軍隊です。外国との戦争で勝利を収めたことはほとんどなく、国防のために積極的に戦った経験も少ないのです。
過去にソ連との国境での小競り合いや、1979年の中越戦争でベトナムに侵攻して敗退した事例があるくらいです。対外戦争では、ほとんど勝利を収めたことがありません。
そして、国内では人民大衆が最大の敵とされ、彼らが暴動を起こさないように抑え込むための軍隊として機能しているのです。つまり、見た目は立派な装備を持ちながらも、実際には内向きの抑圧のための軍隊であり、まさに「張子の虎」と言えます。
中国は現在、最新鋭の戦闘機や爆撃機、2隻の航空母艦、そして3隻目も建造中と言われています。さらには原子力潜水艦も保有し、ICBM(大陸間弾道ミサイル)やSLBM(潜水艦発射弾道ミサイル)といった核弾頭ミサイルも配備しています。
しかし、これらは主に脅威としての存在に過ぎず、果たして本当に外国と戦って機能する軍隊なのか疑問が残ります。
実際、中国の軍人たちの多くは、金儲けの手段として軍隊に入っているのです。もちろん、一部には戦場で命を賭けて手柄を立てたいという出世志向の勇敢な者もいるでしょう。しかし、多くの中国人にとって、軍人になることは単に出世と金儲けのための手段に過ぎません。
軍人として上に上がるためには、上官に賄賂を送ることが常態化しており、例えば大佐などの高位に昇進すれば、その立場を利用してさらに賄賂を受け取る仕組みが存在します。
そして、将軍になるためにはまた上層部に賄賂を渡すという循環が続くのです。軍人は、下の者から賄賂を取り、出入り業者からも利益を得るために存在しています。このように、金儲けを目的として軍に入るため、実際に戦争が起こることは彼らにとって歓迎されない事態です。
したがって、中国共産党の軍隊は、形式ばかりの強さを持ちながら、その内実は腐敗が蔓延しており、戦争に対する本気度も低いのです。この意味で、私は中国共産党軍を「張子の虎」と評するのが適切だと思います。
一部には非常に戦闘能力が高く、共産党への忠誠心が強い兵士や将校もいるでしょう。そういった存在もいるため、決して全てを侮ってはいけません。敵を弱いと軽んじるのは非常に危険なことです。
しかし、現実を見ると、彼らの持つ兵器や装備ほどの強さを持った軍隊ではないという点は指摘できるでしょう。また、中国共産党への信頼や忠誠心は、今や音を立てて崩れ始めています。習近平氏にとって、大規模な対外戦争を起こすことは難しい状況だと思います。
仮に攻撃できる国があるとすれば、それは日本くらいでしょう。
我が国は、現在非常に脆弱な立場に置かれています。ましてや、親中派の石破氏が総理大臣になったことで、日本はさらに崩しやすい国と見なされてしまうでしょう。早急に石破氏を総理の座から引きずり下ろす必要があります。皆さんが各所で積極的に行動してくれることを期待しています。