current topics(245): 詐欺師は被害者を装う
お金のためなら、ある時は愛国運動の志士となり、またある時は反体制の闘志にも変幻する籠池氏。
国会の証人喚問では、国有地売却問題の追及には発言を拒絶し、雄弁に熱心な教育者であることを装い、
一方で不当な弾圧の被害者を演じています。
その籠池氏を朝日新聞や野党議員は「堂々と証人喚問に応じている」と高く評価しています。
籠池氏は喚問に対し饒舌に語ってはいたのですが、実は取り返しのつかないミスをしています。
ミスの一つ目は、山本太郎氏の「このような危機的状況になったのは誰のせいか」との問いに、
「大阪府知事です」とためらいもせずに言い切ったことです。
これで、大阪府からの刑事告発が確定しました。
二つ目は、葉梨康弘氏の「安倍晋三の名前のある振込用紙を使った期間はどのくらいか」との質問に対し、
実際には一年半にわたる使用期間を「ほんのちょっとの期間。ほんの瞬間」と答弁したことです。
この事実が判明したことで、学園にお金を振り込んだ全員の人が、詐欺に遭ったことを確信しました。
当然のことですが刑事・民事両方の訴訟が始まる可能性が高くなりました。
三つ目は、同じく葉梨氏が「自宅を訪問した4人の野党議員からの働きかけの内容は何か」と尋ねると
籠池氏は「阿吽の呼吸」と答弁しました。
4人とは共産党の小池晃氏、自由党の森裕子氏、民進党の今井雅人氏、社民党の福島瑞穂氏です。
籠池氏と彼ら4人の議員は、言葉を交わさなくても意思の疎通ができる慣れ親しんだ仲間同士だったわけです。
籠池氏の自宅に集まった4人の議員から、
「あなたは被害に遭ったのだから、損害賠償だってできる」と囁かれたことを証明しました。
籠池氏はお金のためなら、「堂々と喚問に応じる姿」を演じるのです。
それはあたかも野党4党が、政権を倒すためなら詐欺師でも利用することと重なるのです。
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