赤峰和彦の 『 日本と国際社会の真相 』

すでに生起して戻ることのできない変化、重大な影響力をもつ変化でありながら一般には認識されていない変化について分析します。

豊洲モニタリング調査 current topics(224)

2017-01-17 00:00:00 | 政治見解



current topics(224): 豊洲モニタリング調査

豊洲市場の土壌汚染を調査するため、東京都が続けていた地下水モニタリングの結果、環境基準の最大79倍となるベンゼンなど有害物質が検出された問題について、情報筋から驚くべきお話が寄せられました。


1回から3回までを担当した会社は2社とも都の天下りが役員として在籍しています。
そのため測定数値を都の意向に沿うように改ざんして報告しています。

また、4回から8回までを担当した測定会社には都の天下りはいません。
しかし、都の意向に沿って測定数値を報告していました。

最後の8回目の時点では、既に小池都知事が就任したことで都の担当者も要望が出来なくなり、
測定会社は従来より数値を若干上げました。

9回目の会社は都の担当者などとの関わりがまったくなく、
都側も数値に関する要望をしなかったために、正確な数値が報告されたわけです。

一方、専門家会議【※1】のメンバーは、自分たちが直接モニタリング調査に立ち会ったわけではなく、
環境測定会社からの数値報告を丸呑みしていました。


【※1】「豊洲市場における土壌汚染対策等に関する専門家会議」第1回会合は平成19年5月19日に開催、座長は平田健正氏。
現在の「豊洲市場における土壌汚染対策等に関する専門家会議」は小池都知事就任後の平成28年10月15日に開催された。座長は同じく平田健正氏。


彼らは数値データのペーパーだけを見て、専門的な分析や判断をしたように装っていましたが、
実際には定期的な会合に参加するだけで仕事をしていたとはいえません。

名前だけの委員会の一つです。

豊洲市場長と同様、何もしないで報酬を受け取っていたので、彼らには当然、返金義務があります。



<ご参考 『コラム(189):豊洲問題はここから始まった』 >


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