コラム(193):社会の目が厳しくなった理由
最近、テレビの報道番組はもとより、バラエティー番組でも
社会問題、政治問題が取り上げられるようになりました。
この変化の理由を検証すると、面白い現象に気付きます。
戦後の経済の発展を大きく支えてきた働き手たち(いわゆる団塊の世代)が現職を引退し、
比較的暇な時間を持てるようになっています。
彼らは、経済成長時代を家族のため、所属する企業のため、国の発展のため一生懸命に仕事をしてきました。
その間の政治がどう動いているかにかかわらずろくな休みも取らずに仕事をしてきたのです。
ようやく仕事を退いた人たちは、改めて社会の在り方、政治の在り方に目を向ける余裕ができました。
そこで目にしたのが、社会の矛盾、税金徴収の理不尽さ、政治のお粗末さ、行政の怠慢の数々です。
今まで声を出さなかった人々が、はっきりと「ノー」と言い始めました。
そこには、「今までいろいろ犠牲にして仕事に打ち込んできたのに、これっぽっちの年金か」
「しかも様々な名目で年金の中から多額の税金を持っていく」
という言い知れぬ不満が鬱積しています。
はっきり言って、都政改革をはじめ、省庁の改革、メディアの改革など多くの闇の摘発は、
団塊の世代による復讐と言っても過言ではありません。
実は改革ではなく、革命が起きているのです。
革命に賛同する他の世代の人たちも立ち上がろうとしているのです。
その旗頭が小池氏です。
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