いつも 関西弁風べらんめえ調で はきはきと物を言う そのヘルパーさん仕事は
きっちりこなし しゃきしゃきとした性格で僕は好きな人だった。
時にはちょっときつい感じがしたこともあるが、26歳のお子さんを筆頭に何人かの子の
母親、50歳には見えなかった。昨年の今頃から我が家に来てくれていて、その時期私は
左脳のダメージを宣告され、実はゴミも捨てられない、ただ起きてその日の分の食べ物を
買うたったこれだけのことぐらいしかできなかった。
汚部屋状態で無礼なことに足の踏み場もないと言う人が数人いたが、わかっていても
片付ける気力が起きない、かつてない状況で、役所の人が探してくれたサービスの一環で
このヘルパー達が来てくれるようになった。
最初の頃しばらくは 数人が来ていっせいのせで ゴミ袋片手に掃除を開始・・・・。
軍手をはめて掃除を開始・・・5円発見 100円発見 ゴミを掘り起こしていく度に
そんな話が出て「お金は大事なんだから1円でも大事にせなああかんな」と言ったのが
このヘルパーさんだつた。
ゴミ片付けが一段落した頃に 私は訳あって別の場所に住んでいた母上をひき取る
交渉が成立したのだ。
それからは、かいものの代行とそうじを半々にしていったが、「親は大事にせなね〜」とか
少し部屋を片付けるとすぐに気がついて「お〜これは誰がやったん?」と一言かけてくれた。
うまくかけないが このヘルパーさんの性格が良くてふむふむと納得するのだった。
近隣に売っていない洗剤を売っている場所をスマホで探し当ててかってきてくれたりもした。
心が温かい人なのだ。いや、もうなのだったと書かなければならないのが心苦しい限りだ。
どんな病気だったのか知る由もない。下のガキはまだ金がかかるんよ、と言っていた。
明日の予定にはこのヘルパーさんが来ることになっているのに・・・バカ野郎約束守れ!
このヘルパーが持参したヘルパー専用のスリッパが拙宅にはある。明日は別の
ヘルパーが来るが いつものように時間になっったら いつものようにスリッパを出して
おこう。それくらいしかできないが 心の底の底から感謝しています。ありがとうね