なんだか最近は昭和の事件ばかりをやっているけれどなんでだろうか?
昭和の事件史を紐解いてみれば絶対に取り上げて欲しいのは「かいじん21面相」を名乗る犯人が起こした
劇場型犯罪「グリコ・森永事件」という未解決事件がある。
警察を小馬鹿にしていた犯人の犯行声明文に 実は同感をえた人も多いと思うし、被害者は幸い怪我も追わずに
身代金の受け渡しをめぐる警察の大失態などや、そもそも高速道路から一般道に身代金を投げ落とすという発想が
その当時は考えつく人が少なかったのだ。
この時犯人は 本気で身代金を奪還する為に動いたのだが、確か警察の指示で、お金の詰まったかばんを高架下に
投げ落とさせなかったはずだ。その理由は警察がコロコロと代わる指示に追いつけなかったからで、変な話そこで
お金がはいったかばんを投げ落としていたら、日本で初めての身代金事件の成功となっていたのである。
慌てふためいた警察車両が最終指示地点に到達したときに、犯人遠思われる車両が待機していたのを未定ながら
取り逃がすという大失態を演じたのである。
民事刑事ともに事項が成立している事件なので、「私が犯人ですよ」となのりでてくれたら、面白いのだが、
例えば3億円事件のようになのりでてこない。3億円事件の犯人として有力なのは事件後自殺した警察関係者の息子だ
遺留品が多いのでスピード解決といわれていたが、世田谷一家殺人事件と同様に遺留品が多すぎて、しかも量産の時代となり
いわゆる遺留品捜査が機能しないことを知らしめたかたちになった。
グリコ森永事件もタイプライターをかなり絞り込んだが、不明なものがありそれが犯人のものだろうといわれたが
操作は挫折して終了した。これほど 謎で未解決な事件があるのに、なんでとりあげないんだろうか?