二つの祖国という本があったような気がする。
中国を日本が支配していた時に 大連 生まれのひとが沢山いた。
満州国の大連生まれ。故遠藤周作を始め、ハルピン?北京などわんさかいた。
この人達は 横の結びつきが強くてかつ、数十年前は結構日本の上流階級に多くて
500人の集合写真の一つはこうしたグループの撮影だった。
シノゴで対応したが、時間の関係で2枚しか写せないので、500人全てが
ちゃんと目を開いていたかどうかは、シャッターを切った時の勘である。
一枚目は右奥の人と左端の人が怪しかった。最初はブーロニーだったので
連続でという事は物理的に可能だけれど、ストロボのチャージが追い付かない
次に シノゴを使った。これぐらいのサイズのフォイルムでないと500人の
顔が描写できないと思ったので。「では写しまーす♪この辺を見ていてください」
3・2・あっタンマ!引きブタを引いていなかったのに気が付いてタンマって
なった。このタンマで笑いがおきて そのあとに1枚。わざとじゃなくて、
でも結果は緊張がない顔で写し取ることができた。
それで写真撮影は終わりでした。この人達も 祖国は二つなのかもしれない