シノゴの最大の武器はアオリができるという点ある。ところで
かつてマミヤのプレスという6×9のブローニーカメラはロールフィルム
ホルダーをつける部分に 簡単なあおりがついていた。
またまたなんとかセットとかいうような商品撮影に於いては、後ろが
動く問のは利点である。もちろんシノゴのアオリには遠く及ばないが
ちゃわんなどの歪みを多少は改善できるのではないかと思った。
更に私のお気に入りの富士GX680といえば、これはレンズ部分が
可動するタイプである。ということはピントのコントロールができても
何度も出ている料理の写真の際に器が歪むということになる。
こういう時は、名玉のれんすを使うという手がある。長玉レンズとは
いわゆる望遠系の総称である。ただ其の場合はそれなりの引きと
カメラの位置が相当高くなることを覚悟して置かなければならない。
これは、いわゆる望遠マクロという発想とおなじことである。
話がそれてしまったが、個人的には25mmのデジカメ全盛の今だから
こうしたアオリが使えるユニットを発売すると受けるのではないかと
思う次第だ。ちなみに、憧れのジナーを買ったのだが、、アクセサリーには
ちょつと変なものがあふれていた。さらに、電子シャッターシステムなどと
いうものがあったりしたが、これはかえって操作が煩雑になるものだった。
私が写真を生業にしている頃に、コダックがクイックロードパケットという
ような、シノゴのフィルムにける革命的なものを作り上げた。それは、
専用のホルダーがあれば、一枚撮りでこれまでのようにフィルムホルダー
を大量に持ち歩かなくてすむという目からウロコのフィr無革命だった
発売前にテスト撮影をといわれて、適当に撮影してみた。しかけは
フィルムの底に当たる部分と、フォルダーに磁石がついていて、というもの
だったが、当初はちょっとしたコツがいるものの、フィルムだけを携行できる
のと、撮影後のフィルムを完全暗黒の箱と銀紙などい詰め替えなくて済むので
とても楽ちんで好感触だった。ただ一枚だけありえないところに、古銭もれが
在るものがあった。原因はまだ本格的な生産の前だった為に、フィルムの
圧着の強さ加減にむらがあった都の事だった。
藤もあわてて同様のシステうを発売したのだが、コダックのフィルムが
1種類しかないのに対してフジはたしか3種類のフィルムを用意した為に
あっというまにユーザーが乗り換えてしまったのである。