人間の本能と闘う訓練
フォトグラファーとして タレント等のヌード等の撮影もありました。
こういう時は 本当にシークレットで行うので、撮影時には最小限の人しか
入れないで撮影をします。芸術的なものからグラビア的なものまであるのですが
フルヌードの場合は 下張りをする人と ほんとうに生まれたままでと
度胸があるひとに分かれます。生まれたままの何もつけないでという場合は
フォトグラファーとの信頼関係が必要です。
1カット終わるごとにバスタブをかけるのですが、撮影のアングルを指示する
時とかライティングを微妙に変えるとき、見てはいけないところに目が行く
事もあり、シティハンターという漫画風に言えば、「もっこり」しそうになる
ことが何回かあって(これって本能的というか健全な反応かも)理性でおさえ
こまなくてはいけない。男性ならわかるかもしれないけれど・・。
それと同時に、見えそうで見えないアングルが必要ですので、やはり気に
しなけらばならない。ライティングも決まりいい表情がでればでる程最初の
頃は本能と理性の闘いがありました。女性は愛嬌とかといいますがいざとなると
度胸がある。それは即ちプロフェショナルであるということで、若かりし頃
同じ世代の・・・大胆な人は やはり今も現役だ。
私も 場慣れしたことと、このひとなら安心して頼める すなわち
ー口が堅い、スケベじゃない 配慮をするフォトグラファーである
と言われるようになった。私にもプロ意識がめばえたのだ。
それに、へんなジャンルの撮影ではないのでへんなポーズはない。
しかし、綺麗なだけでは駄目で、女性の色香といえばいいのかエロスと
いえばいいのか それも大事な要素である。
ちなみに フルヌードの撮影日もシークレットだが、撮影を知っているのは
モデルとマネージャーと私と掲載媒体の担当者だけ。
撮影日の5日くらい前から、インナーは無しで 3日くらい前からは
食事をセーブする。理由はくびれを強調するためだ。
当日はスタッフはみな女性だけで違うカットを撮る間等にはライティングを
変えるためにスタジオのアシスタントが入るけれど、当然その時は
バスタブを羽織っている。で紙面割りの関係でポラを切ってあるのを
みたりして本人の感想なども聞くのだった。もちろん事前に打ち合わせを
入念に行うのだが。そして撮影が終わると、そのポラもちゃんと回収する
のである。1枚ぐらい欲しいなーなんて思ったこともあるでど。
都内に そういうシークレット専門のスタジオがあったんだけど(謎