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師走の九州旅~その3 筑肥線に乗って、西へ

2019年12月20日 06時12分00秒 | 泊りがけの旅行

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前回からの続き~

12月12日(木)
旅の2日目。朝5時に起床、荷物を持ってカプセルを後にする。
洗面スペースとロッカーを何度か往復しながら朝の支度。

6時を過ぎると、他の人が次々に起き出してきて朝の支度を始める。
やはり、着替え場所で戸惑っている方もいたようだ。

予定より少し早めにチェックアウト。

地下鉄の駅に直結しているのは、やはり便利。

 券売機で姪浜までのきっぷを購入。その先は青春18きっぷだ。

姪浜止まりだったので、いったん改札を出て、18きっぷの1回目のスタンプを入れてもらった。

電車によっては、地下鉄からそのままJR筑肥線に乗り入れてるのもあるんだけどね。

 改めて空港から来た電車に乗って筑前前原へ。乗り換えて唐津へ。

この日の福岡の日出は7時12分。筑前前原駅を出て、やっと外が明るくなってきた。
しばらくすると海も見えてきた。見えてきたけど、睡魔に襲われて、うつらうつら。

気がつけば、目の前に虹ノ松原が広がっていた。きれいだったなぁ。

唐津に着いたのは8:00、筑肥線をさらに伊万里まで乗り継ぐ電車が出るのは8:38。

遅めの朝食を摂るために改札を出る。が、ここで計算違いがっ!
なんと、あてにしていたカフェが営業していないっ!
カフェに行く前に寄ったお手洗いで前の人がなかなか出てこなくて、待たされて時間を無駄にしたのも計算違い。

慌てて外に出て、徒歩5分ほど離れたカフェへ向かったが、初めての場所で微妙に遠回りしてまったようで
着いたはいいが、食べてる時間がない。

向いの売店でサンドイッチを買った。(せめてキャッシュレス決済をしようとすると、店員さんが理解してなくて諦めた)

このまま駅に戻るのはもったいない。ちょっとだけ遠回り。

 旧唐津銀行。辰野金吾記念館。

開館は9:00からなので、中へは入れない。だけど、外観だけは見ておきたかった。

戻る途中、レトロな建物も見かけた。

 駅向こうには唐津市近代図書館。10時開館なので、こちらも外観だけ。

ホームに上がったら、既に伊万里行きの電車が停まっていた。

 ちょっと残念な朝食。

移動中に旅程表の紙も落っことしてしまった。(スマホにデータはあるものの、地図は見えない)

よって、以後は念のため持参した旅程表の元(サイトからの時刻表コピーなど)と記憶に頼って行動する羽目になった。
地図は初めての土地ということもあり、ずっと見ていたから、ほぼ頭に入っていたけどねぇ。

いやはや、唐津をなめてたわ。

ちなみに、駅近くなのに、鳶が低空飛行していて、しかも大きい。(低空を飛んでいるから大きく見えた?)
鳴き声も大きくて、びっくりした。

8:37 唐津を出発。

筑肥線は唐津を過ぎるともう一両編成の超ローカル線。
峠を越えて進む。「ここが境だなぁ」となんとなく思う。

福岡県から佐賀県へ。筑前の国から肥前の国へ。(だから筑肥線)。
さらに同じ佐賀県だけど、唐津は唐津藩。伊万里は佐賀藩。
唐津焼は陶器だけど、伊万里は磁器~

と、なんかカラーというか雰囲気が変わったような気がした。

さしたる特徴もない景色を眺めているうちに、伊万里に到着したのが9:30。

道を渡ろうにも渡れない。(横断歩道がちと遠い)
仕方ないからJRの駅に戻って、階段を上がって通路を渡って松浦鉄道の駅へ。

待ち時間もあったので、伊万里の駅構内にあったショップをのぞく。

 さすがに、有田と鍋島の磁器がいっぱい。

旅行に合わせて、嬉野茶が世界に広まった小説を読んでいたので、嬉野茶があればなぁと思ったら、それはなかったけど、
代わりに伊万里茶のティーパックもあったし、パッケージが気に入ったので、買った。

 吟味して買った(自分への)お土産。

 

磁器はお金ないし、旅の最中なので割れると嫌だし、重くなるのもイヤなので、小さくて、でも特徴的なもの。
有田焼の特徴がよく出た小鉢もしくはぐい呑み(550円也)。鍋島の典型的な絵柄(白鷺、確かに!)の箸置(450円)をチョイス。
鍋島の青磁(←緑色の)の枝豆に箸置もよかった。色合いがいかにも鍋島!だったし。
でも、分かる人がみないと鍋島だとわからないし、550円だったので、わかりやすい白鷺の方にした。

お会計はスマホの決済で。今回の旅行に合わせてどうにか準備した。
クレジット払いは嫌なので、チャージ方式にしようとして試行錯誤したけど、どうにか壱万円を入れることができた。
前日もコンビニでバーコードを読み取る方式で利用したけど、ここではQR方式。

唐津市内でもサンドイッチを買おうとして使おうとしたら、QRコードを出されて、「?」。
使い方がわからないと言っても、店員のおばさんはただ黙ってこちらを睨むばかり。
らちが明かないし、時間がないから「現金でいいワ」。

で、伊万里でも同じようにQRコードを前に「どうすれば?」と聞いたら、こちらは若い女性の店員さんで
手慣れたガイドで「こう押して、ここ選んで、金額入れてください」。

フムフム。なるほど。 と、一つ賢くなった。

そうそう、買い物の前に松浦鉄道の案内所で一日乗車券を購入。(2,000円)

1回途中下車するなんだけど、そこまでの運賃と乗り直してそこから先の運賃の合算が2000円をはるかに超えちゃって。
何度も乗り倒す気はなくても、すでに一日乗車券の方が断然オトクなのだ。

電車の時間までまだしばらくあり、買い物もしてやれやれとベンチに座ったら、隣のおばあちゃんが話しかけてきた。
「それ、風呂敷? どうなっているの?」

で、ほどいて中の荷物(←不透明のビニール袋で一まとめにしてある)を出して、「こうやってバックにするんですよー」と実演。

「今背負ってるリュックは便利だけど、リュックそのものの重さが負担」とのこと。←わかる、それ!
「帰ったら、家の風呂敷で作ってみるわ」と言ってた。
まぁ、普通は一辺が90センチか1メートルだから、こんなに大きくはなりませんけど、お出かけバックくらいにはなりますよー。

風呂敷バックを使うようになって4か月。まさか、ここで注目してもらえるとは思わなかったわ~

ちなみに、旅行の時は江戸時代の藩の位置関係って気にしなかったんだけど、
振り返りながら書いていたら、唐津藩、佐賀藩、平戸藩の位置関係がめっちゃ気になって、調べてみた。

 佐賀藩って飛び地で領地を持っていたのね。

去年、急に佐賀城跡に行くことになって鍋島氏とか佐賀藩って意識した。
唐突すぎたのと、アームストロング砲とか反射炉の話ばかりで、鍋島焼や有田焼の鍋島藩の印象とが分離されてしまって。

頭の中で両者が繋がらなかったけど、地図を見たら一目瞭然。繋がった!

次回に続く~
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