
☆京都市京セラ美術館 サイト
京都市京セラ美術館開館1周年記念展『上村松園』 ※9月12日(日)まで
以前から上村松園(1875-1949)の美人画は大好きで。
茶道を習うようになって、和服を着るようになってからは特に。
宮尾登美子の小説『序の舞』も読んだし、奈良の松伯美術館へも行った。
展覧会も1999年秋に東武美術館で開催された没後50年記念展、
2010年秋に東京と京都の両近代美術館で開催された巡回展のどちらも訪れた。
(いずれも図録を購入して、後からよく眺めた)
その他、山種美術館など所蔵している作品を鑑賞してきた。
なので、大抵の作品は見てきたと思うんだけど、
それでも初出品や「あ、これは初めて見る~」という作品があり、
松園の遺した作品数の多さに今さらながら感心した。
「人生の花」や「春秋」のように同じ構図で複数の作品があることは知っていたけど、
今回はさらに同様のものが離れた場所で展示されていて、
解説を読むと同時期ではなく、何年か後に描かれたものとか。
松柏美術館で下絵を何枚か見たけど、下絵を保存管理しておくことで
こういうことも可能なのかぁと感心した。
同じ構図でも、着物の柄や色、や帯の結びが変えてあったり、
あるものは髪型を変える、色合いを変えることで季節感も変わり、桜の枝が足される~
そのバリエーションの豊富さが素晴らしい。
今回も図録を購入。以前よりもコンパクトに、かつ鮮明に見えるのがウレシイ。
見返して、同じ構図のものを比較して、改めて感心したり。
展示室においても、ガラスケース越しとはいえ、以前よりも距離が短いような。
よって、紙の生え際とか着物の文様とかより近くで鑑賞できて、
その繊細さに感嘆~
後期も行きたいと前売り券は2枚購入。
コロナで遠距離移動を伴う旅行や帰省は自粛するように言われているけどね。
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