天神で、所用あり。 雨は、時々・・。朝倉豪雨が、心に重くのしかかってましたが、帰りに気晴らし映画を観ました。観客の入りは、団塊世代で7割。
アメリカ映画「ボンジュール・アン」。90分。
80歳のコッポラ夫人が、自分の過去の思い出を脚本・監督とのこと。
素敵でしたあ! オールロケの ロードムービー。
カメラが趣味のアン。娘も巣立ち、夫は忙しく、自分は暇。(実際、アン役のダイアン・レインは可愛く美しく、でも年齢相応の憂いもある魅力的な自然体の53歳。一人娘は18歳とか・・)
そこへ夫の仕事仲間のフランス男(60歳ぐらい)が現れて、至れり尽くせりの、カンヌからパリまでのドライブ観光。
美しい古城とワインとディナー。(日本とEUの経済連携協定で、この美味しいチーズが安くなるねと思ったり・・)
映画研究所では、あのロイ・フラーが踊る姿が・・。(やっぱ、「ザ・ダンサー」観てて、知識があって良かったあと思ったり)
織物博物館でのすばらしいペイズリー織。(ああー、刺繍したーい、家に帰ったら、すぐ糸出そうと刺激を受けました)
セザンヌの好んだ山なみ、マネの「草上の昼食」。ルノアールの、あの「ブージヴァルのダンス」(ユトリロの母がモデルですってね)など、軽く画面や言葉に出しての、世界共通笑顔のウンチク旅。いいね、いいね。
ボンジュール、デリシャスの、フランス男の心地よい もてなし。 最高のアバンチュールだったね!「私を酔わして、どうするの?」も、あれ、どっかで聞いたことが・・・。
このフランスの田舎風景紹介映画の中に、日本が すごく出てきたのには、日本人皆びっくりだと思いますよ!
まず、初っ端から「日本食は、海藻と魚ばかり」とデブの夫が言ったね。
数独にフランス男が凝ってるって・・。これも、『数字は独身に限る』で、数独って言葉 日本発でしょ?
一番すごかったのは、アンもフランス男も料理、音楽、美術と全てにおいて博識で話が合うんだけど、月見て『細い新月・・・白い月』とか詩のように言いながら、『これは俳句』っていう場面。エッ、二人とも、日本通? それとも今や日本学びは、世界的教養の一環? 驚いたね。
そして、音楽。クラシックも今風バンド音楽もあり。 そして、そして あの 映画「愛しき人生のつくり方」で流されたフランスを代表するシャンソン『残されし恋は』が、ロマンチックに流れ 素晴らしく甘美だった!
ラストが、また良かった!薔薇のチョコをかじりながら・・・。 あのアンの笑顔の粋なこと!
女の50代は、まだまだ、若く魅力的!
BAも同じようなアバンチュール 一人旅では あったね? でも、節度は大事よね。アン。
素敵な 大人の好感が持てる映画でした!
我が家のうんちくマンに「擬宝珠」を教えようとしたら、知ってたね。
昔の橋の欄干の玉ねぎ型に似てるからって付けられた名前って・・・。 GIのゴーヤも今年は、遅いね。お日様照ってね。
4姉からの数珠珊瑚。
4姉のところでは、もう実がなってるって言ってたけど、我が家では、やっぱりお日様待ちよね。