映画「グレイテスト(地上最大)・ショーマン」105分。
ナヌー あの最大愚作ミュージカル「ラ・ラ・ランド」の人たちが作ったの?と期待してませんでしたが・・・。
良い映画でした!ミュージカルとしても良いミュージカルでした。歌も踊りもスムーズで・・。
19世紀の半ば、今よりも もっと差別と偏見に満ちたアメリカで、異端の人たちがショーをすることで、ビジネスとして成功させた実在の人物が主人公の物語でした。話の展開も納得のいくものでしたし、自分を振り返りも出来ました。
誰でもが持つ自己承認欲求や自己肯定・・・自分の存在価値・・・「私は私」の深い話でした。
どんなに成功しても、際物師としてしか扱ってくれない社会。愛らしい娘たちのために、ヨーロッパのオペラ歌手の全国公演をすることで、遂に興行師として上流社会に認められ大成功! それは偏に愛する妻と娘たちの為なのよ! 大切なのは、家族愛!
主演のヒュー・ジャックマン。熱演で良かった。
でも、ごめーん、観客もいっぱい、暗い映画館が明るくなるまで席を立つ人は誰もいなかった。音楽も良かった。 でもねー、何故か弾むような明るい気分で席を立つことは出来なかったの。ごめんなさい。
やっぱ、心の中に今もあるのは、「ドリームガールズ」なのよ。
1962年のアメリカ。音楽業界で成り上がってゆく人たちの話。もう、これを超える作品は生まれないのでしょうか?