朱の徒然

変形性股関節症の76歳

変形性股関節症術後3年・・・・外から見えない義足

2017年03月14日 | 日記

 変形性股関節症の術後3年になりました。

          菜の花の季節。

     太って股関節に負担をかけないように体重増に気を付け

     太腿の筋力をつけるようにストレッチし

     骨の質を良くするように食べ物をバランスよく摂り

     転倒しないように 飛び降りないように

     しゃがまないように 腰をひねらないように 走らないように

ああー、こんなにも努力して3年が経ちました。 

            なのに どうかした拍子に 手術した右足に違和感が!疲労感が!重だるい!

 尻や大腿部や付け根に不調が・・。 誰かの「手術したことなんか2年で忘れるよ」を思い出しては、泣きたくなる。 

 この違和感は、もしかしたら 摩耗?緩み?まさか脱臼ってことはない? (脱臼は、我慢できないほどの痛みだそうだけど)今のこれくらいの痛みは、手術前の あのナイフで刺されまくるほどの激痛ではないのだし・・と、微かな不安を打ち消す毎日。  「元のようになりますよ」の言葉を思い出すと 私の努力が足りないのだろうか?と 悲しくなってました。

 

 そんな時、NHKEテレで『神奈川リハビリテーション病院』の、杉山肇先生が「人工股関節は、外から見えない義足です」と言われました。 

 わー、納得 合点 ありがとうございます!   私は悩まなくって いいんですね。元のように歩けなくっても・・。いい意味で、所詮 義足さね!  義足だからこそ、歩けることに感謝しなくては。

 元のように自然に歩こうとするから、悲しみが襲うんですね。脳で動かす右足でいいんですね。(私の知らぬ間にGIが後ろから動画撮影。全く健常者の普通歩きに見えます)でも、それは外では常にモデル歩きを意識して歩いているからですよ。一般的に 歩行は無意識歩きでしょ?

             運動感覚、皮膚感覚、平衡感覚って 他人に説明できない個人的なものの最たるものですものね。

 他人には見えない義足で、患者のコンプレックスをも隠してくれるのね。ありがとう!医学の進歩と普及。

 手術してくださった先生はじめ、関わって下さった方、有り難うございました。

 勿論 GIや子供達 ありがとう! あれから 3年経ったのだよ。

  日常生活は元通り。それなのに内心の股関節愚痴を言うほど、普通に歩けてます。心配しないでね。少し位疼いても当たり前ということを、「外から見えない義足」と、はっきり杉山先生に告げられて、安心しました。時折の不具合は、今の自分なりの温熱療法(風呂)、運動療法(ポールで遊ぶ)で解決して いいのですね。

     

 

 今の自分の体と向き合う! TVで行われている股関節運動は、股関節の手術をしてない方々のもの。

 術後の人は、股関節を開くストレッチはしない。術後の人は、うつぶせからの上半身そらしはしない。など気を付けて!

 術後 私が読んだ本の中で、一番良かったのは「湘南鎌倉人工関節センター」の先生の本です。手術した人は、こんなストレッチしないで等と親切に書かれてました。生足と義足では、全く違うことを自分で判断しなくてはね。

 

 この春は、沢山お世話になった『のぞみ会』から卒業しました。患者会って 不安な時は有難いですよね。

 でも、未手術の方と術後の方が同じ運動は、やっぱり おかしいよ。

        自分だけが知る大切な自分の体。自分の股関節。考えながら一人で歩けることに感謝して、歩きまーす。

          

  カモの群れ  虫食べてるの?               孤高な白鷺。 一羽でいるから美しい?

 

   3月に 私の為に?河川道路 完成!嬉しいなあ。

   右に川 左に麦畑。車は通れない! 前歩き後ろ歩き 最高の散歩道。幸せよー。

 

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