朱の徒然

変形性股関節症の76歳

この長い冬を どうして過ごしましょう   甦る!昭和歌謡・長谷川万大

2018年02月10日 | 日記

 外は、粉雪舞い散る日の寒い台所。思わず口ずさんだ鼻歌。

 ♬この長い冬を どうして過ごしましょう 愛の名残の消えた この部屋で・・♪ と ここだけ繰り返し歌っているうちに 何だろう この歌は?と考えてみました。PCで探すと すぐに ありました。

 原曲は 1974年に作られた「酒場にて」でした。 歌い手は、江利チエミ(1937年生まれ 1982年2月13日に45歳で事故死)

 「酒場にて」が流行った時の私は、27歳新婚でして、この歌を歌ってた記憶はないのに この冬 急に口ずさむなんて・・・ね。 

 きっと すごく流行っていたのでしょうね。 無意識に覚えてるなんて・・・。    

 江利チエミさんの亡くなった1982年は、私35歳。子育てに一番忙しい時でした。それでも、亡くなりかたが衝撃的過ぎて覚えています。この年は、2月8日に ホテルニュージャパン火災。2月9日 日航機羽田沖墜落事故が起き、日本中が暗い日々でした。そこへ思いがけない江利チエミさんの事故死。歌の「酒場にて」と彼女が被ってしまいましたね・・・。この歌のような辛い日々を送ってらしたのかと・・。気の毒でした。

 

 今聞いても、「酒場にて」は、すばらしい!  作詞 山上路夫(1936年生まれ) 作曲 鈴木邦彦(1938年生まれ)。

   ♪ 好きでお酒を 飲んじゃいないわ  家に一人帰る時が怖い私よ  あのドアを開けてみたって 貴方はいない

                       暗い闇が 私を待ってるだけよ

    また長い夜を どうして過ごしましょう 愛の香りも消えた あの部屋

 

    どうぞ お店が終わる時まで ここにおいて 一人だけで飲んでいるから

                     死ぬことも出来ず 今でもあなたを思い  今日も一人酒場で泣いてる私

    また長い夜を どうして過ごしましょう 愛の香りも消えた あの部屋 ♬

 

 そんな暗い冬でも、私は子育てに夢中。流行歌を覚える暇もなかったのに、急に この冬、それも勝手に替え歌を歌うなんてね。

 ♪この長い冬を どうして過ごしましょう♪と思わず歌ったのは、歌詞と曲と歌手の三位一体の相乗効果のもたらした、人の心に残るオマージュ。 そういえば 今年は紅白を見ませんでした。見たいという興味も湧かなかったわ。

 私、70歳、確実に気分も年取りました。「酒場にて」のような歌には、もう出会えないのでしょうか?さみしい。

 

 と思っていたら、タウン誌に「甦る! 昭和歌謡」と無料のコンサートが開かれるとのことで、出かけました。

 日本経済大学の4年生。長谷川万大の懐かしの昭和歌謡。伸びやかな声と弾き語りで沢山歌ってくださいました。

 「星影のワルツ」の時は、(一緒に歌いましょう)と言われ、(あーあー私は老人ホーム入所は無理だね)とつくづく思いました。だって、聞くのは楽しいけど、好きな歌以外は歌いたくないのですもの。(あんなに愛した仲なのにー)なんて、口が裂けても歌いたくない!あーあー、歌ぐらいでも 我がままだから、(私は施設入所は、無理ね)と やっぱり思った瞬間でもありました。

  でも、ギターもお上手な おしゃべりも明るい シンガーソングライターでした。

    平成が終わる今、『昭和の歌謡遺産』をきちんと認識し歌い継ぐ人が もっともっと出てくれないかなー。

         

 

 

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映画「ロング、ロングバケーション」・・・終活

2018年02月01日 | 日記

 昨日は、美容院のポイントカードが貯まったので、髪染め無料でした。

 今日は、映画館のポイントカードが貯まったので、映画が無料でした。

 明日は、郵便局に行きます。『郵便貯金は、満期後20年2か月経つと払い戻しが出来ない』と知ったからです。

 老人にとって、20年なんて この間なのにね・・・。銀行も20年そのままだと手続きが難しくなるようで・・・。利息もホンの少しなのに・・・ね。長い預貯金利息よりもポイントの方が大きいって トコトンデフレの世の中なのね。

 仮想通貨の28歳のお坊ちゃま社長が580億円の消失でも呑気な顔してるねって思ったら、どうやら1000億位 銀行預金してるって・・・。

 インターネットでモノがつながるIOT時代。怪物Amazonに乗っ取られそうな日本。でも、もう我ら団塊の世代は、そこにはいないんですよ! 我らが考えるべきは、人はいかに最後を自分らしく迎えるかなんですよ。

                 

 映画「ロング、ロングバケーション」結婚生活48年の元大学教授の夫はアルツハイマー、そして妻が末期がんと知らされ、キャンピングカーで旅に出て 妻が一心同体だからと無理心中する話でした。昔の音楽に合わせて、気楽に 老い、病、死がテーマの物語。

 (実年齢ドナルド・サザーランド82歳、ヘレン・ミレン72歳。お二人とも適役というか 老けてました。 いつもヘレン・ミレンは、かつらを被ってでしたが、そんなね 死ぬ時まで被らなくってもね。化粧も眼鏡もいらんやろ。自然にね)

 映画館は、ほぼ満席。この映画館には珍しく老夫婦カップルの御姿を何組もお見掛けしましたが・・・。暗然とするばかりで、ちっとも楽しくない人生の終わり方でしたが・・・。子供に迷惑はかけられないと思うと、納得かなー。

 家に帰って、GIに映画のあらましを伝えてから、「人生最後は どこに行きたい?」とラスト・バケーションを聞いたら、GIの答えは「どこにも行きたくない。なにもしたくない」でした。はっはっはー、そう深刻に言わなくっても。  真面目だねー 終活まで・・・。

 私?冬なら「山奥の人の来ない ひなびた温泉で 死ぬまで温まりながら血圧上げてポックリ」でも、猿やイノシシと一緒の湯は嫌ね。

   夏なら15年前に行った「誰もいないコタキナバルの海で 孤独に寝そべって 波間に引かれるように藻屑と消えたい」ですわ。

          死ぬ時だって 夢を持とうよ!

 

 

             

 お正月に来てくださったS様から、GIの好きなお汁粉とBAの好みのカッコイイ・カエル君が送られて来ました。ありがとう!

   ブログを書いてて良かったわ。読んでくれて好みが分かったのね。大事にするね。Tちゃん、お手紙もありがとう!

 

 

 

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