わたしの日々

小さな出来事あれこれ

iroiro

2017年02月06日 | できごと

◯神戸新聞の16ページ「病」と言うページに評論家の樋口恵子さんが載っていた。84歳にして病だらけなのに笑顔で会話されている。人は心の持ち方で変われる。
17ページに105歳になられた医師の日野原重明先生の言葉がありました。「年を重ねても、新しいことに挑戦してください」と。
年寄りの医療費が問題になっているけれど…いろいろ考え励まされる気持ちがしました。

◯文芸欄の詩のコーナーの作品ひとつ。

新しい年に      川村隆幸氏作

年の暮れのある朝
植木鉢の真ん中に一つ
チューリップの蕾を見つけた
春が目を覚ましたのだ
新しい年は何をもたらすのか
この信号のように
明るく未来はふくらむだろうか
このわたしに
このわたしたちの国に

本当にこれからの世の中、どうなっていくか…新聞やテレビニュースが怖いです。
 

 

 

 

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ふと、思いだして・・

2017年02月04日 | できごと

◯心が貧しくなったらこの詩を暗唱します。
A先生もY先生もこの詩を取り上げておられた遠い日のことが甦ります。 

冬の陽ざしの              吉野弘 作詩

冬の陽ざしのおだやかな
明るい海の波打ち際
瀬戸やガラスが
くりかえし
しずかにもまれて居りました。

水際に
ほっそり丸い青い石
実はガラスでありました。
洗われて高雅にやせたかけらでした。

かけらにも
することがあったなんて。

そういえば
とんがった
若い気鋭のかけらたちも
美を専念の声あげて
波にもまれておりました。

かけらでおしまいになれないなんて。
それでおやすみできないなんて。

こわれるとすぐに
未来がふりあてられ
すぐに未来に引き渡されて
またすることがあるなんて。

へんに倫理的な浪や風から
慰撫され彫琢され
気遠い美をそそのかされ。

こわされても
こわされても そのたびに
かけらには
新しい未来がふりあてられ
おだやかな冬の陽ざしが また
こぼれ落ちてくるなんて。

 

◯『しんせかい』山下澄人著 芥川賞受賞 一日で読み終えた。
俳優志望 脚本家志望の人の養成所でのあれこれが書かれていた。富良野塾での過酷な生活から学ぶものは…いまも確かにある?と思う。有名な劇作家、倉本聰先生の塾生活。
ある意味で、この先生に賛同することがある。

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