〇神戸新聞の読者文芸から
時里先生の詩をアップさせて頂きました。
「そらみみ」
年があらたまった日の朝の寝床
目覚める少し前に
ぼくの身体を抜けていったひとの
見知らないそのひとのこえがする
そらみみのような耳が
そらみみの空に浮かぶ
さっきまで身体(ここ)に住んでいたひとのこと
目のうらにうっすらと 記憶のくものように
・わたしの心の片すみで疼くものを感じました。こんなふうな詩ができたらいいな~と。
詩友の 小池秀一さんの詩アップさせていただきました。特選でした。
「言葉の始め」
焚き火が解けてはぜている
一羽の雀が南天に
赤い実を揺らせて飛び立った
言葉の始まる音がする
新年のあいさつは
先を語らず後を辿らず
降り積もる薄雪の肌に似る
言葉の始まる音がする
今宵越後の詩人と旅に出る
淋しき淋しきと呪文のように呟いて
酒は旨いかと笑っている
言葉の始まる音がする
帰らざるは時の世の習い
かつてこの道に幾つかの標があった
今は野の風にまかせて路傍を歩く
言葉の始まる音がする
先生評
年初にふさわしい作品。詩のきざしは、どこにでもあり、いつでも訪れるもの。
・いい学びになりました。さすが熟練者の作品!と思いました。その他の作品もステキでした。
短歌も好きなのが沢山~~
次の機会にアップさせていただきます。
〇体調の検査が良かったので、安心してまたまたハンドメイドに~~我ながら困った性質です。
でも作品つくりしているとワクワクしてしまいます。
キッテイちゃん柄です。
尾瀬の表情写真を放映していました。懐かしくて~~アップしました。
もう一度行きたいな!行けるかな!