紅葉の穴場だという雀宮公園（埼玉県寄居町：七代目松本幸四郎別邸跡地）を発見

昨日、涼しかったので、タロ(犬）も同乗した。タロは妻と私が外出しようとすると、一緒に連れていってと言わんばかりに、しっぽを振りながら、我々より先に玄関まで行き、普段より大きな目を開きじっと見つめる。
買い物などで、我々が用足しをしている間、車中で待っていなければならない。暑い日は連れていけない。最近は猛暑のため一緒に外出できる日が少なかった。

昨日も、置いておく予定だったが、天気予報が雨模様で気温もさほど上がらなそう。
しっぽだけでなく、お尻もふりふりしながら、我々を見つめる顔をみて・・・いつもなら言う「今日は留守番だよ」と、昨日は言えなかった。ロングドライブになるが連れていくことにした。

ゲージを用意すると、ゲージの中にそそくさと入り、座って車に乗せられるのをジッと待っている。ハーネスや水、排せつ処理道具などを用意し、出発した。


車内で昼ご飯を食べるタロ。

さて、途中で買い物のために埼玉県寄居町にあるスーパーマーケットに立ち寄った。妻が買い物をしている間、私とタロは散歩に出かけた。タロは新しい地域だとうれしいらしく、クンクン鼻で路面を嗅ぎながら、ぐんぐん進む。スーパーの入り口は南北2か所あり、我々が侵入したルートは、市街地から入るいわゆる正面入り口だ。タロは南側の裏口の方に向かった。するとそこには、雀宮公園口と書かれていて、路面をタイル張りにした洒落た道路を隔てて、雀宮公園があった。看板には、「七代目松本幸四郎別邸跡地」と表記されていた。


七代目松本幸四郎別邸跡地と書かれている。


雑木林が乱立する園内。晩秋にはこれらの木々が、紅葉するのだろう。

歌舞伎のことはあまり知らないが、七代目松本幸四郎さんは、「恵まれた容姿、堂々たる口跡に裏打ちされた風格のある舞台で、勧進帳の弁慶を演じては彼の右に出る者はない」と説明ボードに書かれていた。現在の市川海老蔵さんは孫に、松たか子さんはひ孫にあたる。


説明ボード。英文でも書かれている。

雨が降ってきたので、散策はできなかったが、敷地は広くまるで城跡の様だった。南東側には荒川が流れている。川のせせらぎが聞こえる静かなところだ。近隣も緑が多く静かな住宅地だった。


敷地から、荒川が垣間見られる。川は敷地より下に流れ距離があるので、流れの音はせせらぎのように聞こえる。

帰宅後、調べたところその敷地は約9900㎡あり、秋には紅葉がきれいなところで、以前から紅葉の穴場とのこと。そして、9月から東屋建設、駐車場やサービス施設が整備されるとのこと。荒川を隔てて500mほどの南西の対岸には、鉢形城がある。

施設整備は、いつごろ完成予定なのかは分からない。一部でもよいので、今年の紅葉まで間に合うとよいと願うのだが？　まあ、整備の工事中であっても道路から眺めてみたいものだと思う。