標高330mのモノローグ

富士山の10分の1、東京23区最高峰の10倍の山間に暮らして20年。地域の自然や思いを綴ります。

法面の草刈り(「疲れた!」「腰が痛い」と連呼)を癒してくれた野草:ミズヒキ、ヤマハギ。

2018-09-17 20:48:12 | 日記
家の東側は、高低差4mほどの高台になっていて、畑がある。畑に登る道と石積みの擁壁の草刈りを行った。午前、午後と1日を通しての作業だった。

始業前には朝のタロ(犬)の散歩は妻が、作業後のタロの散歩は私が行った。朝晩のタロの散歩は、日課であるがそれなりの労力を費やす。散歩を挟んでの野良仕事はかなりの労働となる。
法面の作業は、下から行う時は、腰を曲げないので比較的楽だ。場所によっては、法面の上からの作業をせざるを得ない。そのときは腰を曲げる。日常生活ではあまり行わない行動なので、作業時間が短くても、腰に負担がかかる。

また、植えた草花などを刈ってはならないので、鎌ではらうことはできない。手で引き抜く作業が多くなる。腰だけでなく手首、指先を駆使する作業となる。ブログを書く手指関節が腫れぼったい。ミスタッチが多い。

草刈りというより、草抜き作業と言った方がふさわしい。一日の作業はほどほどにして、数日掛けて行えばよいのだが、始めるとなかなか止められなくなる。私は(たぶん妻も)作業中は、無心になれるので、草刈り作業は嫌いではない。終わった後の爽快感も心地よい。なので、つい「もう少しやろう」と思い、止められなくなり精一杯やってしまった。


作業での成果の一つだ。整備された畑に行くための坂道。


何回か休憩を取った。その僅かな時に見つけた、ミズヒキと赤紫っぽいヤマハギだ。観賞しようと見たわけでなく、さりげなく目に入ったミズヒキとヤマハギが、ひと時だったが疲れを癒してくれた。草木の方から目を通して、心に留まったというさりげなさが、爽やかだった。


ミズヒキ。春に北側の立木を伐採した。その場所に光が射すようになったためか、雑草が茂るようになってきた。緑の雑草の中、数か所に赤いミズヒキが点々と見られた。祝儀などで使われる水引きに似ているのでこの名がついたという。


彼岸花の奥に咲く赤紫色のヤマハギ。家にはハギの木が何本かあるが、ほとんどが白だ。また、近所で見るハギも白かピンクが多い。しかし、このハギは、赤い彼岸花に影響されたと思われるくらい、赤っぽかった。


近くで見ると濃いピンクに見えるハギの花。
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