標高330mのモノローグ

富士山の10分の1、東京23区最高峰の10倍の山間に暮らして20年。地域の自然や思いを綴ります。

建国70周年:「100戦100勝」と言う北朝鮮市民。私がもし、市民だとしたら?

2018-09-10 19:15:02 | 日記
昨日は北朝鮮で9日、軍事パレードが行われ、夜には5年ぶりのマスゲームが行われた。
軍事パレードでは、戦車や大砲などが披露されたものの、大陸間弾道ミサイル(ICBM)は登場しなかった。軍事色を抑制しようとしたのではないかとの見解がある。
マスゲームでは、出演した1万7490人の子どもたちによって会場に巨大な絵や文字を描き出した。「社会主義を守れば勝てる」や、金正恩朝鮮労働党委員長を指して「元帥様のおかげでわが祖国は最強だ」といったスローガンが連呼されたとのこと。

軍事パレードは年に何回か見られる一糸乱れぬ兵士たちや兵器の行進だが、マスゲームの更に統制の取れたパフォーマンスには驚かされた。テレビニュースに流されたマスゲームは、人が行っているとは思えず、まるでデジタル画像で、絵や文字が瞬時に代わるように見えた。
記者のインタビューに(たぶん北朝鮮の演出だろうが)、「100戦100勝だ」と応えていた。
もし、私が北朝鮮市民だったら、同じように、「将軍様のお蔭で祖国は最強だ。何も畏れることはない。戦えば100戦100勝だ」と叫んでいるのかもしれないというのは、悪夢であって欲しい。

 トランプ大統領はツイッターに、核ミサイルの展示がなかったことを評価して、「北朝鮮からの、大きな、非常に前向きな意思表示だ。ありがとう、金委員長。われわれは共に、皆が間違っていると証明することになるだろう」と投稿している。
金委員長もトランプ大統領も9日のやり取りを信じ、着実に非核化に向かって欲しいものだ。

しかし、我が国にとっては厳しい交渉が控えている。日本からアメリカに輸出する自動車の関税の引き上げ問題だ。
自民党の総裁選による政治の乱れ、空白で、うかうかして居られない。総裁選挙の勝敗に一喜一憂している時ではない。毅然とした内政、外交に当たって欲しいと思う。
コメント
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