報道によると、外国人労働者の受け入れ拡大に向けた出入国管理法改正案に関連し、16日には関連した調査の集計で、同省の従来の説明に誤りがあったことが判明した。そして、今日、法務省は、与野党に対し、失踪した外国人技能実習生を対象に昨年行った調査の「聴取」2870人分を開示したとのこと。
そして、法務省は当初、昨年分の集計結果として最多の失踪動機は「より高い賃金を求めて」が約87%と説明し、法相もこうした数字をもとに国会で答弁していた。だが実際には、聴取票に同じ質問項目名はなく、最多は「低賃金」で約67%だったとのこと。
報道や野党はデータの「改ざん」だとコメントしている。
しかし、「より高い賃金を求めて」(失踪した)と一見ポジティブに受け止められる、質問項目はなかったのだ。これは、実際にはない質問項目を意図的に「ねつ造」したと言えるのではないだろうか。法務省は、政権側に忖度して、「低賃金」のために失踪したというネガティブな項目を意図的に変えた。おまけに数値を実際は約67%だったのに、約87%と「改ざん」した。20%もの差だ。
これについて、法務省は、「パソコン操作でのコピー・ペーストなどの操作ミス」、そして「担当者の理解不足」という説明をしているという。容認はできないが、百歩譲って数値の入力ミスなら起こりうるが、質問項目にない文言の記載は明らかにねつ造と言ってよい。
森・加計問題での改ざんやつじつま合わせの答弁などで財務相が問われているのに、今度は法務省だ。そして、政権はいずれも、昨年来の問題については「財務相」で、今回は「法務省」の問題だと逃げている。だが、またもや、「トカゲのしっぽ切り」の対応で、上層部は責任を問われないように、末端の個人のせいにしようとしている。
本来は、法案等について論議し、「国民のためになる」決議をしてほしいのに、政権側は単に「法案」を通すために躍起になっている。そのために、「改ざん」、「ねつ造」など事実を捻じ曲げることを当然のように行っている。そして、答弁では、のらりくらりの「ご飯論法」で終始する。やがて時間切れで、与党の多数で押し切る。
野党も為す術もない。
このような国会でなく、すみやかにまともな国会に戻って欲しい。
その証として、拙速な「出入国管理法改正案」を廃案にし、嘘のないしっかりとした法案にしてじっくりと審議をしてほしい。
そして、法務省は当初、昨年分の集計結果として最多の失踪動機は「より高い賃金を求めて」が約87%と説明し、法相もこうした数字をもとに国会で答弁していた。だが実際には、聴取票に同じ質問項目名はなく、最多は「低賃金」で約67%だったとのこと。
報道や野党はデータの「改ざん」だとコメントしている。
しかし、「より高い賃金を求めて」(失踪した)と一見ポジティブに受け止められる、質問項目はなかったのだ。これは、実際にはない質問項目を意図的に「ねつ造」したと言えるのではないだろうか。法務省は、政権側に忖度して、「低賃金」のために失踪したというネガティブな項目を意図的に変えた。おまけに数値を実際は約67%だったのに、約87%と「改ざん」した。20%もの差だ。
これについて、法務省は、「パソコン操作でのコピー・ペーストなどの操作ミス」、そして「担当者の理解不足」という説明をしているという。容認はできないが、百歩譲って数値の入力ミスなら起こりうるが、質問項目にない文言の記載は明らかにねつ造と言ってよい。
森・加計問題での改ざんやつじつま合わせの答弁などで財務相が問われているのに、今度は法務省だ。そして、政権はいずれも、昨年来の問題については「財務相」で、今回は「法務省」の問題だと逃げている。だが、またもや、「トカゲのしっぽ切り」の対応で、上層部は責任を問われないように、末端の個人のせいにしようとしている。
本来は、法案等について論議し、「国民のためになる」決議をしてほしいのに、政権側は単に「法案」を通すために躍起になっている。そのために、「改ざん」、「ねつ造」など事実を捻じ曲げることを当然のように行っている。そして、答弁では、のらりくらりの「ご飯論法」で終始する。やがて時間切れで、与党の多数で押し切る。
野党も為す術もない。
このような国会でなく、すみやかにまともな国会に戻って欲しい。
その証として、拙速な「出入国管理法改正案」を廃案にし、嘘のないしっかりとした法案にしてじっくりと審議をしてほしい。