標高330mのモノローグ

富士山の10分の1、東京23区最高峰の10倍の山間に暮らして20年。地域の自然や思いを綴ります。

報道では法務省は「改ざん」を行ったというが、「ねつ造」も行っているのではないか!

2018-11-19 19:36:37 | 日記
報道によると、外国人労働者の受け入れ拡大に向けた出入国管理法改正案に関連し、16日には関連した調査の集計で、同省の従来の説明に誤りがあったことが判明した。そして、今日、法務省は、与野党に対し、失踪した外国人技能実習生を対象に昨年行った調査の「聴取」2870人分を開示したとのこと。

そして、法務省は当初、昨年分の集計結果として最多の失踪動機は「より高い賃金を求めて」が約87%と説明し、法相もこうした数字をもとに国会で答弁していた。だが実際には、聴取票に同じ質問項目名はなく、最多は「低賃金」で約67%だったとのこと。

報道や野党はデータの「改ざん」だとコメントしている。
しかし、「より高い賃金を求めて」(失踪した)と一見ポジティブに受け止められる、質問項目はなかったのだ。これは、実際にはない質問項目を意図的に「ねつ造」したと言えるのではないだろうか。法務省は、政権側に忖度して、「低賃金」のために失踪したというネガティブな項目を意図的に変えた。おまけに数値を実際は約67%だったのに、約87%と「改ざん」した。20%もの差だ。

これについて、法務省は、「パソコン操作でのコピー・ペーストなどの操作ミス」、そして「担当者の理解不足」という説明をしているという。容認はできないが、百歩譲って数値の入力ミスなら起こりうるが、質問項目にない文言の記載は明らかにねつ造と言ってよい。

森・加計問題での改ざんやつじつま合わせの答弁などで財務相が問われているのに、今度は法務省だ。そして、政権はいずれも、昨年来の問題については「財務相」で、今回は「法務省」の問題だと逃げている。だが、またもや、「トカゲのしっぽ切り」の対応で、上層部は責任を問われないように、末端の個人のせいにしようとしている。

本来は、法案等について論議し、「国民のためになる」決議をしてほしいのに、政権側は単に「法案」を通すために躍起になっている。そのために、「改ざん」、「ねつ造」など事実を捻じ曲げることを当然のように行っている。そして、答弁では、のらりくらりの「ご飯論法」で終始する。やがて時間切れで、与党の多数で押し切る。
野党も為す術もない。

このような国会でなく、すみやかにまともな国会に戻って欲しい。
その証として、拙速な「出入国管理法改正案」を廃案にし、嘘のないしっかりとした法案にしてじっくりと審議をしてほしい。
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APEC首脳会議の式典で演奏したパプアニューギニア軍楽隊:自衛隊が先生役として支援。

2018-11-18 20:56:52 | 日記
パプアニューギニアでAPEC首脳会議が行われた。ニュースによると、米中対立の影響で初の首脳宣言の採択が見送られることになったとのこと。宣言の内容をめぐって貿易摩擦を抱える米中が対立したためという。1993年に第1回の首脳会議が開かれた以降で初めてで、代わりに議長国のパプアニューギニアが議長声明を発表するそうだ。

今や世界は、どうなるのであろうか。協力し合いながら、程よい平和な国々作りは不可能なのであろうか? 悲観的な気持ちになる。しかし、悲観ばかりしてはいられない、今が底であり、融和に向かって伸びて欲しいと願うばかりだ。

ところで、パプアニューギニアに関して、微笑ましいニュースも流れている。
APEC首脳会議の開催式典で、パプアニューギニアの軍楽隊が、楽団として演奏し花を添えたということだ。3年前から自衛隊が、楽団指導をしてきたという。当時公立学校では音楽を教えておらず、ドレミを知らない人もいた。中核となる隊員を日本に招く一方、1~2カ月単位で訪問を重ねた。楽器の組み立て方から始め、楽譜の読み方、音の出し方と教えてきた。この成果が、晴れの国際舞台で、軍楽隊の演奏披露となったとのこと。

自衛隊のこうした交流は「能力構築支援」と呼ばれ、「アジア太平洋地域の安定化」を目的に、2012年に始まった活動とのこと。人命救助や災害対応、国連平和維持活動(PKO)のノウハウなどの支援をその内容とするようだ。

憲法に自衛隊条項を盛り込むのではなく、このような平和活動を推進していくことが、世界平和への貢献となっていくのではないか!
表舞台の意地の張り合いだけでなく、裏舞台での平和活動こそ日本の存在をアピールすることになる。地道な平和社会の構築を第一にしていけばよいと思うのだが。
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資料整理のため、ブログは休みです。

2018-11-17 20:29:49 | 日記
今週は、1週間、粥・ミキサー食により、静養状態だった。昨日あたりから体調も回復してきた。
そして、今日の午後は、予定しておいた会議だった。おまけに3時間ほど、久しぶりに話し続けた。夕食後、30分以上も寝込んでしまた。

これから会議のまとめを行うのでブログは休みです。ご了承ください。
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最近、ニュース報道の偏向が目立つ? 特に外交は相手国の意見も客観的に伝えて欲しい。

2018-11-16 20:57:06 | 日記
13日は安倍首相が、ペンス米副大統領と会談した。NHKニュースでは「自由で開かれたインド太平洋構想の下日米が協力すること。日米とも覇権を誇示する中国に対抗する意志を鮮明にしたこと。北朝鮮の完全な非核化に向け、制裁決議の完全な履行が必要との認識でも一致した」と報道していた。しかし、ペンス副大統領の発言は紹介されていなかった。ペンス氏は通商交渉では火種が残った旨の内容を述べている。他局では報道している。対日貿易について、「日本市場で公正に競争できていない」と不満を表明したことなどは報道されなかった。

また、14日の夜プーチン露大統領と会談し、後にそれぞれ記者会見を行った。
安倍首相は、「私とプーチン大統領の手で必ずや終止符を打つという強い意志を大統領と完全に共有した」、「1956年共同宣言を基礎として平和条約交渉を加速させる。本日そのことでプーチン大統領と合意した」、「私とプーチン大統領の手で必ずや終止符を打つという強い意志を大統領と完全に共有した」と述べた。安倍首相独特の紋切り型の口調で、一見口をはさむ余地は内容に聞こえる。しかし、裏返せばいつものように「言葉だけ」を並べているようにも聞こえた。

NHKなどは、安倍首相の発言だけを報道した。一部の新聞も領土問題が進展かと日本の立場で表現している。安倍首相の発言はそうかもしれないが、一歩下がって冷静に見れば、プーチン大統領がどのようにとらえているかが重要だということは分かるはずだし、われわれはそこが知りたい。

プーチン大統領の要旨は共同通信によると次の通りだ。
「1956年の日ソ共同宣言に基づき(領土問題を)協議する用意を表明し、対話を復活させた」、「わが国は(領土)問題は存在しないと考えているが、日本は別の見方をしている」、「共同宣言には『平和条約締結後にソ連は日本に2島を引き渡す』と書かれている。しかし2島は何を基礎に引き渡され、島の主権はどちらになるのか、具体的にどう引き渡すのかは書かれていない」、「ソ連と日本の議会が共同宣言を批准したが、日本側は合意の履行を拒否した。ソ連側もゴルバチョフ大統領時代に宣言の履行を拒否した」、「共同宣言には『ソ連は2島を引き渡す』という原則が書かれているだけなので、今後、真剣な検討が必要となる。まして、日本は過去に(宣言の)合意事項の実現を拒否したのだから」とのこと。

プーチン大統領の見解は、安倍首相とはおおいに異なる。安倍首相の発言の語尾は、「共有した」、「合意した」、「一致した」となっている。おまけに「完全に」という修飾語もついているところもある、完全にポジティブだ。一方、プーチン大統領は、「日本は別の見方」、「日本は・・・拒否した」、「主権・・・(については)書かれていない」などの内容で、ニュアンスはネガティブな内容が多い。

私も日本人なので、わが国に有利な北方領土返還であって欲しいと願うのは言うまでもない。しかし、相手国が存在する外交に関する報道については、政府に忖度した内容でなく、両国の客観的な意見、立場をしっかり伝えて欲しい。われわれ市民は報道でしか知り得ないのだから。
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予防接種が別の病気を見つけてくれたことに感謝しつつ、今日も点滴を受けてきた。

2018-11-15 21:06:15 | 日記
今日の午前中も月曜日に引き続き点滴を受けてきた。月曜日に受診した時は微熱や腹痛などの症状があった。今日は自分では腸の状態はよくなってきたようだと思い、受診した。ところが、医師が聴診器を腹に充てるや否や、まだ、少し残っているなとつぶやくように話された。まだ、便やガスが滞留しているらしい。点滴をやりましょうかと言う。

私は、「点滴」と耳にした途端、すぐに「はい」とは言わずに、「(点滴は)どのような効果があるのですか?」と先生に聞き返した。心底では少し抵抗感があったのかも知れない。先生は多分、患者のこのような問いには慣れているのだろう。「より良くお腹の調子をよくするためですね・・・」と優しく丁寧に説明して下さった。

点滴はベッドに仰向けになり小一時間寝たままだ。じっとして居なければならず動けないのが辛い。しかし、先生の説明が終わると同時に、「はい」と応えていた。症状の軽快を願うばかりだった。

月曜日に点滴を受けたときは、微熱の症状の方が強かったので、点滴のことはそれほど覚えていなかった。しかし、今日は点滴後、何か胸のあたりが重く感じた。今もその兆候が残っている。だが、体もだるくなく、食欲もある。点滴に対する小さなトラウマが残っているのかもしれない。

私はイレウス(腸閉塞)は、10年前にも罹ったことがある。その時は入院か家での安静加療が必要な状態であった。しかし、その時は年度末の仕事の都合で、どうしても職場から離れられないと希望し、通院点滴しながら、かつ、通常食でなくエレンタールで凌いだ。朝昼晩、フレーバーを入れながらエレンタールを飲んでいた。

今回も危うく前回と同じ状態になったかもしれない。インフルエンザの予防接種を受けたお蔭だ。予防接種が、本来の病気とは全く違う種類の病気を教えてくれた。
医師も、今回落ち着いたとしても、また腹痛などイレウスの兆候が出るかも知れないという。予め4日分の薬を処方してくれた。症状が収まれば、通院は必要ないという。

予防接種と医師に感謝しつつ、再びイレウスにならぬように留意しよう。
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