大善人へ身魂磨き

善でありたいと思う。日々精進。感情の渦に呑み込まれそうな時もあるけれど最後には明るく静かな大海原に和合したい。

地球の毛布

2021-06-25 05:55:00 | 神話・物語・本から

今日からしばらく、インデイアンの聖なる大地の教えからブログを書きます。15年以上前に購入し、本棚で埃を被っていたのですが、何だかまた読みたくなり読み返してみると、すごく良くて、共有したくなりました。仕事が忙しく、気持ちの余裕がなくなる今の私の癒しになります。


地球の毛布


緑で育つ全てのもの族は、いろいろな方法で、私たちに語りかけます。草木族と立つもの族(樹木)は、人間族へのよいお手本です。この緑で育つ族を通じて、私たちは与えたり受け入れたりするバランス、寛大さ、助け合い、そしてまっすぐ立つことが学べるのです。


この植物の部族は、地球の毛布とよばれています。母なる大地の毛布というだけでなく、全ての生きものに隠れ家を与えます。



こだま  多分、木魂、木の精霊かな





森のしし神様


地球の毛布は私たちが吸う息や私たちが飲む水をリサイクルします。この毛布なしでは私たちは生き残れません。


人の病を治す自然薬の多くも、私たちの星の森や熱帯雨林生まれです。



立つ者の許しなく生きた木をきるのは、生命の殺害です。切り倒されるのが自分の子供ならどう感じるか自問してみましょう。そうすれば、植物族の痛みがわかります。切り倒される木の恐怖と悲鳴は、それを感じる繊細な人の心にもショックをあたえます。


ここまで


インディアンの教えは子育てにも良いときき随分前に買いました。子育てには、自分育てがあるとつくづく思います。反省山盛り。

ところで本は何度も読み返してみるもんですね!当時は若くて、ぴんときていないとこも今読むととても共感します。大地の毛布の中に、私もずっといさせて貰ってる。大地に感謝。


つづく


【画像はもののけ姫より】


松を食す

2021-06-24 05:24:00 | ひとりごと
松が身体に良いことを知りました。松の実、松の茶葉をネットで探していたら、なかなか、国産が手に入りにく国産の発送は、茶葉は7月中旬からとか、あらら、人気なのかな?と思っていて暫く我慢我慢と思っていたところ、松の葉っぱを生で食べることをブログ友(繋がる御方は全て心の友と勝手に思う私です。^_^)が実践していて、かつ生の松を食べる道を教えてくださり、早速目を皿にして、松がないかなぁと通勤で駅に向かう道中歩いていました。

私は、都会の中の田舎っぽいところに住んでいるので木は結構あります。小道はきっと昔は獣道だったかもなんて思う場所も。たまにタヌキを夜見ます。その道でなんとまってましたとばかりにマツを発見!!







磐座に生えている松にこした事ないけど、この地で贅沢は言ってられない。津野山神界は沢山あったなぁと思いました。松が自生してました。

私が今回松を見つけたのは、いつも通る道。たまに、朝早いと蛇さんも会う。かなり茂みになるので、夏は避けることもありますが近道になります。今までは気づかなかったけれど脇にニョキっとでていました。もし誰かが植えてたらまずいかなぁ、と不安になり、やっぱり買った方がよいかなぁ、と通勤帰り花屋さんとホームセンターによって、松ありますか?って聞きました。目を丸くされ、松ですか??、、、松ねぇ。、、無いです、と。


盆栽をイメージしたのかな。まぁ、正月でないかぎりなかなか松はないですよね。


よし、やっぱりあの松をいただくことにしようと帰りまた同じ道を通りました。ここは急な坂道で、私は帰りはこの道を通らない。でも、今回は通ることにしました。


松がありました。


私は心でいただいていいですか?と聞きました。


松は無言。


私、すみません、松少しいただきます。


松、。。。


と無言でしたがいただきました。


すると、雀と蝶が松をいただいた所で、チュンチュン、ヒラヒラとしてくれたので、松を食せよ、松はよいぞ、キチンと食べるのだぞと日月の神様のように、スズメが言ってくれたと勝手に思い込み、笑、大切に食べることにしました。


家に帰って、松を水に浸したあと娘に、

お母さんどうした!?とびっくりされました。


これ食べるって言うと、私も食べるって言うので2人で松の葉っぱを洗って食べました。でも、娘はやっぱ、私はいいや、ってちょっと食べてやめました。私は、松、意外にイケる!と思いました。これは朝夕続けられそうです。


松は仙人のお食事みたいですね。夜は納豆と一緒に食べましたよー!ありがたい。松とともに感謝。


肝腎要

2021-06-23 06:19:00 | ひとりごと

肝腎要の話を妹が言っていましたが、私は、今日は身体の腎臓、肝臓の話をしようかなと思います。


腎臓は、老廃物や余分な水分、塩分などを尿として排泄することで、体内を常に最適な環境にする機能があります。要らないものを見極めて出してくれているんですね!感謝。


肝臓の働きも凄いんです。


これは、「いい覚悟で生きる」の本からの抜粋です。この本、癌サバイバーの方から勧められました。


肝臓は、正常なときはごちゃごちゃ言うことがありません。余分な細胞分裂もしないで、静止状態でいます。黙って働いているのです。血中を流れているたんぱくの80パーセントは、肝臓でつくられていると言われます。 


ところが、いったん事が起こると抜群の再生能力を見せます。 手術で3分の2を切除しても、ほぼ数週間で再生します。遺物に対しては実に肝要です。解毒、代謝作用もあります。 


美徳ともいえる不言実行と寛容性、肝臓は両者を兼ね備えています。 


人間も、このような人になれば、きっと人格者として敬われるでしょう。 

「みなさん、肝臓になりましょう。」 

「日本も肝臓のような国になったら、世界中の尊敬を集めますよ。」 


興味深いことに、人間の臓器は約200あると言われていますが、世界の国もほぼ200です。 


肝臓のように要となる役割を黙々とこなして、たとえ部分的にしなくなったとしてもすぐに再生する、そして、ことなる文化や社会を寛容に受け入れるような国に日本がなることに意義があると思うのですがいかがでしょう。 


しかし、現在の日本社会は、本来の役割を確実に果たす「正常細胞」が減少し、使命を見失った「がん化した細胞」が増殖する傾向あるように感じています。 


社会のがん化を防ぐには、ひとりひとりが人として生きる真の使命を自覚することから始め、役割を全うすることです。 


まさに、社会も個人も「いい覚悟」で生きるヒントを肝臓に学び。がん細胞に学ぶ必要があるのではないでしょうか。 


ここまで。


肝に関する慣用句が多いのも上記の話から理解できるような気がします。


肝臓のように人もやるべきことを黙々とできれば良いですね。実は、物言わぬ臓器のようではありますが、異常をきたすと本当に即命取りになるのも肝臓かもしれないです。


まるで肝臓の働きは、もの言わぬ神様のような恵みを肉体にもたらしてくれていますが、厳しくもある臓器です。大切にしないとです。


見えないもの、聴こえないもの、黙々と身体を働かせて整えてくれている非常に大切な存在が身体の中にある事をに銘じようと思いました。


身体の健康は心の健康に繋がります。良く食べて、良く動き、良く笑い、良く出す、笑、魂と身体両方大切に、身魂磨きしたいです!


黒曜石

2021-06-22 05:34:00 | アニメ
昨日の黒曜石に引き続きます。ジブリの「もののけ姫」でエミシの長、アシタカが助けた村の娘カヤから旅の安全を願って「玉の小刀」を渡されます。この「玉の小刀」は黒曜石のようです。




黒曜石は、旧石器時代に人々が使っていた魔除けなどの効果もあるといわれている石です。この黒曜石を、アシタカはもののけ姫サンに渡します。




太古の黒曜石が人から人へ渡る流れを映画は表しているのかな?女性からもらったプレゼントを別の女性に渡すとはけしからんとの声もあるようですが。笑。


声優の石田ゆりこさんも、監督にこの行為は酷いって怒ったようです。その際、男とはそういうものだと答えた監督。笑。男女の心理の違いも永遠のテーマですね。


物も流れ、人の心も流れる。同じとこにはとどまらない、カヤも、アシタカも、自分より大切な誰かを守りたいから黒曜石を渡したのかもしれません。石田ゆりこさんの気持ちに共感しつつ、監督は深い!と私は思いました。笑


私は宝石には興味がなく、パワーストーンも持っていません。母からもらったもの少しと、結婚指輪と婚約指輪くらいかな、持ってるのは。指輪も保管は大切にしていますが、身につけません。皮膚が弱くどうも痒くなる。苦笑。


ただこの黒曜石には、翡翠同様なんだか惹かれて調べてみました。


石器時代において、その切れ味の良さから石器素材として広く使われており、金属器を持たない人々にとって重要な鉱物だったようです。


黒曜石(オブシディアン)は酸性の溶岩が急激に冷えてできた天然ガラスで、黒や灰色をしているのが多いようですが、黒地に白色の斑紋模様が見られるもの、赤茶色、微小な気泡群によって光の反射が生じ、ピンクやゴールド、グリーン、イエローなど、様々な色のものもあるようです。


漆黒になる前の黒といえば、玄。奥深くて明かりの及ばない所の色。黒。赤黒い色。天の色とも言われています。




黒曜石(オブシディアン)には、すべての本質や未来を見通す力があると信じられており、心眼の象徴、神秘的な存在の石ようです。


鏡のない時代、黒い石の表面に映る光景に人々は魅了されたのかもしれません。勾玉の翡翠も霊的な石とされていましたが、石には生成の過程に地球の力がやどるように思います。黒曜石は、未知なる物として魔除けや占いなどの儀式に使われたようです。


イースター島のモアイ像にも本来は眼球が嵌め込まれており、白目には白サンゴが、黒目には黒曜石などが使われていたようです。

モアイ像は謎が多いみたいですが、祭祀のものだと言われています。日本から遠い地でも黒曜石を目、心眼のように感じていたということだとすると、黒曜石にはやはり霊的な力があるのかなと思いました。





この黒曜石ですが、取れる場所はかなり限られているようです。


つまり、共通の黒曜石が発見されるところは人々の流れが交易、交流があったことがわかり、縄文時代や旧石器時代にも、歩きや舟しかないのに人々は遠く離れた地に黒曜石を運んでいるようです。




また、黒曜石が取れない朝鮮やウラジオストクにまで日本の黒曜石が発見されているのです。


稲作が伝わった、〇〇が伝わった、太古の日本は未開で、大陸から文化が伝わったみたいに言われていますし、歴史でも、ちょっとしか習わなかった長い長い縄文時代。


しかし、その時代は神と繋がり、心を大切にした時代だったように思います。黒曜石や翡翠なんかの霊的な石を大切にし、祈りを行い、祈りに対象物があるとしたら、それは人が作った物ではなく、自然が生成した自然物に対して行っていたのかなと思いました。海を超えて黒曜石を伝えた太古の日本人の姿を想像してしまいます。


高知県で発見された縄文時代の遺跡があります。大分県姫島産の黒曜石で作られた石器が中国、四国の縄文時代遺跡からも発見されているみたいです。姫島からは真名の長者の般若姫を思います。姫島は黒曜石の産地みたいです。





いずれも姫島画像検索より


また、八ヶ岳の北麓にも本州最大の黒曜石原産地遺跡があります。ここは、星がつく地名が多いみたいです。星糞峠、星ヶ塔 、星ヶ台など、あかりのない時代、太陽の光や月の光だけで生活していた太古の人にとって、足元でキラキラ光る黒曜石のかけらをみつけたら、それは、空から降ってきた天のものと思ったことでしょう。黒曜石を星のかけらと信じたことからこうした地名が生まれたと伝えられています。


太古、衣食住がままならない時代、常に命の危険と隣り合わせの生活の中、太古の人が純粋に石に霊的な力を感じ祭祀に使ったり、獣を射止める矢に使ったりした黒曜石。生きることと祭祀が結びついていた時代の石。


今、お金をだしてパワー下さい!恋愛叶えてください!お金持ちにして下さい!と買えるパワーストーンは同じ石でも違う気がしています。


【画像は黒曜石、もののけ姫、モアイ像、姫島検索画像より】





文明の利器

2021-06-21 06:16:00 | アニメ

良いものを手にしたら、人は太古から共有してきたように思います。神様は人に沢山の利器を与えてくれていますが、この時代には、この利器を与えようとまるで決めているみたい。


歴史をみても必要な利器が時代時代に与えられています。良くなって欲しいという思いが利器となり人から人へ伝えられたんだなぁと思います。


平和な時代と言われた縄文時代や旧石器時代。魔除けに使われたり、狩猟の矢の先や刃物に使われたり、鏡に使われたりした黒曜石。




もののけ姫でも、エミシの村を離れる一族の長になるはずのアシタカに村の娘カヤは黒曜石を御守りに渡します。アシタカは、後にもののけ姫サンにそれを渡します。



黒曜石は取れる場所が限定されていますので黒曜石の日本での分布を調べただけでも、人々はその時代に、海を超えて遥か遠くへ文明の利器を伝えながら共有していました。


縄文時代の黒曜石を大切に大陸へも運んでいた時代には、命の危険をおかしてでも運んで行きたいと思うほど、黒曜石は大切だったんだろうなと思いました。


そして、石器から金属器の時代。石から青銅器へ。青銅器も祭祀と結びついてはいましたが、貧富とも結びつきました。


石器より更によく切れる刃物で、木を切り住まう場所を作ったり、裁断し衣服を作ったり、狩猟でえた食糧を食べられるものに加工したり。


良いものは人々にどんどん伝わり、用途も広がります。だんだんと、利器に功罪が生まれます。人は文明の利器を武器にも変え支配にも使いました。


便利なものから、危ないものへ揺れながら、文明の利器は使う側の自由意思により功罪合わせもちます。


生きるには燃料が必要で、燃料は火や水や風、地熱などの自然エネルギーでは足りず、原子力を生み出しました。原子力理論は世界を、何回でも破滅させる原爆を生みだしました。


アインシュタインは原爆の仕組みを考えました。製造には携わっていなかったけれど、原子力がいかに大きなエネルギーであるかを示す公式、理論を考えだしました。

アインシュタインは日本人の友人に対し、「わたしは日本に対する原爆の使用を常に非難してきたが、わたしはあの運命の決断を阻止するために何もできなかった」と書いています。


アインシュタインはエネルギーが必要な社会において生まれた天才だと思います。理論を生み出したときに、それが人をあんなに苦しめる、地球すら破滅させる可能性のあるものに変化するとは想像していなかったのかもしれません。原子力発電所の安全神話もファンタジーだったと日本は東日本大震災で見せられました。


今の時代、情報の共有を可能にするスマホはまさに文明の利器だと思います。スティーブジョブズは今世紀のスーパーマン、神様が遣わした偉人だと思います。


パソコンが無かった時代に生まれ、この世界を繋ぐ利器がどんどん小型化し進化してさらには殆ど老若男女がスマホを持つ時代になりました。


この利器が、多くの人、国境さえこえ、時間差もこえて瞬時に人を繋げました。しかし、ネット社会により死にまで追いやるニュースもありました。ネット炎上、ネットいじめ、リベンジポルノといった指先ひとつで、誰かをとことん追い詰める怖さも内包した利器でもあります。

 

与えられた文明の利器をストレスの吐口のようにみず知らない他者を傷つける。それも、自由の中で泳がされた人が選択します。神様を信じなければ信じないほど、利器を利己的に残酷なものに変える気もしました。匿名のもと人の内面が露わになる。


どんな素晴らしい物を手にしても、それを手にした人の心が利器を悪いものにも変えてしまう。これも歴史が利器の形を変えて証明している気がします。


自分の意思で利器をどのように使うかも常に選択する自由がある一方、そこには匿名であろうがなかろうが責任が与えられていると思います。有難い物を使える時代、この利器に感謝し、より良く使い善を共有したいです。