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あいづわくわく学園 喜多方・熱塩加納方面【4-1】願成寺・赤崎三十三観音・示現寺

2013年07月15日 | 郷土史・史跡・施設
あいづわくわく学園 喜多方・熱塩加納方面【4-1】
願成寺・赤崎三十三観音・示現寺(慶徳寺・新宮熊野神社と長床)


25年度、地域の歴史・史跡などの現地学習第4回目は喜多方・熱塩加納方面を2回に分けてアップします・・・
はじめに願成寺の会津大仏、赤崎三十三観音、示現寺・・・

画像クリックでスライドショーへ。BGMの音量にご注意ください。
願成寺の会津大仏・・・
画像クリックでスライドショーへ

会津大仏で知られる願成寺は、浄土宗の開祖法然の高弟隆寛が開基したと伝えられる
多念義派の本山となっている。大仏殿の木造阿弥陀如来三尊像は鎌倉時代の作で、
阿弥陀像の高さは2.41mあり、木造寄木つくり玉眼で、来迎相をとり、千体仏舟形光背・・・
脇侍の左は勢至菩薩、右は観音菩薩でめずらしい大和座りで、三尊とも国指定重要文化財。

山門は和様と唐様の折衷様式で、柱間に施された色々な彫り物が珍しい
本堂・旧阿弥陀堂・山門は福島県指定重要文化財・・・


赤崎三十三観音


赤崎長者と言われた瓜生出雲なる人物が四国から運ばせた石材を刻ませて街道に並べ
四国の霊場めぐりにかえたといういい伝えもある赤崎三十三観音・・・
喜多方市熱塩加納にある曹洞宗示現寺から、浄土宗願成寺までの道に、
以前は三十三観音が祀られていたという・・・
圃場整備で移動されてしまい、三十三体のうち、何体かは現在でも道路脇に残っているというが
それ以外のものは赤崎の集会所の敷地に集められている・・・
石仏自体はかなり風化しているものもありますが車窓からの見学・・・


示現寺 総門


示現寺 鐘楼付山門


示現寺は喜多方郊外、熱塩温泉の狭い坂をのぼった奥まったところにあります。

創建は平安時代の初期、空海の開山といい伝えられている・・・
荒廃した寺を天授元年(1375年)に玄翁(源翁)心昭和尚が示現寺として中興し、曹洞宗に改宗、開山・・・
奥州一帯に教えを広め三十七ケ寺の末寺を有する名刹として地位を確立したという・・・

階段の先に総門が見え、その先の山門は鐘楼にもなっていて、会津では他にみないものです。
正面の総門は寛保元年(1741年)、唐様のみごとな彫刻でかざられて観音堂は天明8年(1788年)に建てられ
喜多方市指定有形文化財に指定されている・・・

境内には戊辰戦争のさい敵味方区別なく介抱した社会福祉事業の先駆者、瓜生岩子刀自の座像が建つ・・・
女性としては初めて藍綬褒章を受賞・・・

史跡めぐり第四回の1は、喜多方・熱塩加納方面から願成寺の会津大仏、赤崎三十三観音、示現寺でした・・・

コメント
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