* * * 魅惑のモロッコ・サハラ砂漠感動紀行 * * *
【Ⅴ】世界遺産ヴォルビリス古代遺跡
モロッコ王国中北部・メクネス州の北部にある平原地帯にあり
紀元前40年頃に、ローマ帝国の属州となった都市
全長約2.3kmの城壁に囲まれ、40haの広大な敷地に8つの門と40の塔を持つ・・・
当時は2万人の人が住んでいたといわれ
バジリカ、ユピテル神殿(ゼウス神殿)、カラカラ帝の凱旋門
公共広場、大通り、浴場、オリーブ油の製油所などが修復されている。
床や壁に残るモザイクは、ほぼ当時の状態そのままに保存されている。
「ヴォルビリス」の名は、ベルベル語のAlili(キョウチクトウ)に因むという・・・
この花、今でも一帯でよく咲いていました。
「カラカラ帝の凱旋門」は212年にはアントニヌス勅令を発してくれた
カラカラ帝(本名・アントニヌス)への感謝を捧げた凱旋門・・・
(アントニヌス勅令:帝国全域に住むすべての自由民にローマ市民権を与る。)
バジリカとは裁判所・文書局・元老院や取引所に用いられた集会施設のことで、
このバジリカは紀元2世紀初めの建造という
華やかなモザイクが施された貴族たちの邸宅・・・
肘かけスタイルの公衆浴場跡・・・
オリーブオイルの油絞り器が残り・・・
2000年前の当時の街並みが想像できるような遺跡でした。
画像クリックでスライドショーへ。BGMの音量にご注意ください。
世界遺産ヴォルビリス古代遺跡のユピテル(ゼウス)神殿・・・
世界遺産ヴォルビリス古代遺跡の「カラカラ帝の凱旋門」・・・
カラカラ帝の凱旋門広場からバシリカなど一望・・・
世界遺産ヴォルビリス古代遺跡、邸宅のモザイクタイル・・・
世界遺産ヴォルビリス古代遺跡の公衆浴場、ソファにかけるように入る・・・