日本はなぜ秋を一生懸命プロモーションするのだろう。
「食欲の秋」
「スポーツの秋」
「読書の秋」
「芸術の秋」などなど。
過ごしやすいけれど、気づけば終わってしまうような季節を
なんとか一生懸命楽しむために
毎年、プロモーションしているみたいな感じ。
イタリアにはそういう感覚がない。
食欲は一年中盛大にプロモーションしているし、
そのほかの分野は個人の勝手で
適当に気が向いたら楽しんでいるよみたいな・・・。
みんなで秋を堪能する気配はあまりない。
でも日本人としてはどうしても
秋となるとむずむずしてなんか精一杯楽しみたいと思う。
そんなのは私だけかもしれないけれど。
ということでフィレンツェにいるからには
手っ取り早いのが「芸術」を堪能する秋。
Donatelloの作品が5年に亘る修復を終えて
一般公開になったばかり。
いずれはMuseo Bargello(バルジェッロ博物館)の
ドナテッロの間に常設されることになるのですが
10月1日から2006年1月8日までは
同美術館の地階部分で特別展示。
「Amore-Attis」。
ドナテッロの作品の中でも
最もミステリアスといわれるブロンズ像。
ヴァザーリの著した「列伝」でも触れられています。
上半身は無邪気な天使のような表情をもち
下半身は森の神ファウヌス(Fauno)に似て
そして、両足のくるぶし辺りに
マーキュリー(Mercurio)のような羽が生えている。
その上、当時の習慣からは外れた奇抜な服装。
見ておかない手はない。
フィレンツェは観光都市なのに、
ここ数年、観光業があまり振るわない。
というのも、フィレンツェの物価が高いせいもあって
観光客が滞在日数を減らしてきているから。
そんな「食い逃げ」状態の観光客を繋ぎ止める方策として
この秋から一年に亘って、
様々な展覧会が開催される予定。
「Firenze 2006, un anno ad arte」
このプロジェクトには1100万ユーロをかけたフィレンツェ。
意気込みはすごいみたいです。
2005年10月2日から2006年5月15日:
ピッティ宮殿内銀器博物館
「Mythologica et Erotica」
神話とエロスをテーマにした展覧会
2006年3月1日から:バルジェッロ美術館にて
ジャンボローニャ展
なんと、ジャンボローニャのアンソロジー展は
これがイタリアで初めてだとか
2006年3月:ウフィツィ美術館にて
「La mente di Leonardo」
レオナルド・ダ・ヴィンチにスポットを当てた展覧会
ウィンザーコレクションから素描
ヴァチカン美術館から「サン・ジローラモ」も出展予定
2006年5月9日から:アカデミア美術館にて
ロレンツォ・モナコ展
後期ゴシック派画家の展覧会
2006年5月から:ピッティ宮殿にて
フィレンツェの宮廷で繰り広げられた
芸術と手工芸をテーマにした展覧会
2006年11月から:ピッティ宮殿内銀器博物館にて
フリーニ(Furini)展
フィレンツェには珍しいバロック絵画の展覧会
2006年12月22日から:ピッティ宮殿内パラティーな美術館にて
「Anna Maria Luisa de' Medici, Elettrice Palatina」
メディチ家の最後の継承者となった
アンア・マリア・ルイザをテーマにした展覧会
芸術の秋を堪能するからといって
一年も先の秋のことまで心配することはないんですけど。
「食欲の秋」
「スポーツの秋」
「読書の秋」
「芸術の秋」などなど。
過ごしやすいけれど、気づけば終わってしまうような季節を
なんとか一生懸命楽しむために
毎年、プロモーションしているみたいな感じ。
イタリアにはそういう感覚がない。
食欲は一年中盛大にプロモーションしているし、
そのほかの分野は個人の勝手で
適当に気が向いたら楽しんでいるよみたいな・・・。
みんなで秋を堪能する気配はあまりない。
でも日本人としてはどうしても
秋となるとむずむずしてなんか精一杯楽しみたいと思う。
そんなのは私だけかもしれないけれど。
ということでフィレンツェにいるからには
手っ取り早いのが「芸術」を堪能する秋。
Donatelloの作品が5年に亘る修復を終えて
一般公開になったばかり。
いずれはMuseo Bargello(バルジェッロ博物館)の
ドナテッロの間に常設されることになるのですが
10月1日から2006年1月8日までは
同美術館の地階部分で特別展示。
「Amore-Attis」。
ドナテッロの作品の中でも
最もミステリアスといわれるブロンズ像。
ヴァザーリの著した「列伝」でも触れられています。
上半身は無邪気な天使のような表情をもち
下半身は森の神ファウヌス(Fauno)に似て
そして、両足のくるぶし辺りに
マーキュリー(Mercurio)のような羽が生えている。
その上、当時の習慣からは外れた奇抜な服装。
見ておかない手はない。
フィレンツェは観光都市なのに、
ここ数年、観光業があまり振るわない。
というのも、フィレンツェの物価が高いせいもあって
観光客が滞在日数を減らしてきているから。
そんな「食い逃げ」状態の観光客を繋ぎ止める方策として
この秋から一年に亘って、
様々な展覧会が開催される予定。
「Firenze 2006, un anno ad arte」
このプロジェクトには1100万ユーロをかけたフィレンツェ。
意気込みはすごいみたいです。
2005年10月2日から2006年5月15日:
ピッティ宮殿内銀器博物館
「Mythologica et Erotica」
神話とエロスをテーマにした展覧会
2006年3月1日から:バルジェッロ美術館にて
ジャンボローニャ展
なんと、ジャンボローニャのアンソロジー展は
これがイタリアで初めてだとか
2006年3月:ウフィツィ美術館にて
「La mente di Leonardo」
レオナルド・ダ・ヴィンチにスポットを当てた展覧会
ウィンザーコレクションから素描
ヴァチカン美術館から「サン・ジローラモ」も出展予定
2006年5月9日から:アカデミア美術館にて
ロレンツォ・モナコ展
後期ゴシック派画家の展覧会
2006年5月から:ピッティ宮殿にて
フィレンツェの宮廷で繰り広げられた
芸術と手工芸をテーマにした展覧会
2006年11月から:ピッティ宮殿内銀器博物館にて
フリーニ(Furini)展
フィレンツェには珍しいバロック絵画の展覧会
2006年12月22日から:ピッティ宮殿内パラティーな美術館にて
「Anna Maria Luisa de' Medici, Elettrice Palatina」
メディチ家の最後の継承者となった
アンア・マリア・ルイザをテーマにした展覧会
芸術の秋を堪能するからといって
一年も先の秋のことまで心配することはないんですけど。