不埒な天国 ~Il paradiso irragionevole

道理だけでは進めない世界で、じたばたした生き様を晒すのも一興

Quando ha voglia di mangiare i pesci a Firenze

2007-04-28 17:13:26 | Squisito!

フィレンツェは元々魚介料理が得意ではありません。
しかし、最近では
おいしい魚介を食べさせるところも増えてきました。

魚介の苦手な私には特に嬉しい傾向ではないのですけど。
そんな私でも行きたいと思うトラットリア。
なぜならドルチェがおいしいから。(笑)

町の中心部からは離れた
オルトラルノにひっそりとあるトラットリア。
Il Guscio。
夏の間は土日休み、冬の間は日月休み。
ランチはなくてディナーのみ営業。
そんなこともあってか休み前はもちろん
平日でもなかなか予約が取れないほどの大盛況。

アンティパスト。
Guscio_01
ナスとスカモルツァチーズのスフォリア、
ストラッキーノチーズの包み物、
ポルチーニのスフレ。
いずれも絶品。
特に外側のスフォリアのさくさく感と
中のとろとろ感がなんともいえません。
手の込んだ丁寧な味。

Guscio_03
本当ならプリモもセコンドも魚介類を選んだほうが
ここに来る甲斐があるってもんですが
食べられないのでベジタリアン風に。
ラディッキオ・ロッソのニューディ。
水牛の乳を使ったリコッタリーズとラディッキオの
お団子にラディッキオのソース。
*普通はリコッタはヤギチチから作ります。
これは結構重いので、
こんなにお団子ごろごろいりません。
半分でノックダウン。

Guscio_04
どんなにおなかいっぱいでノックダウンでも
ここのデザートなしには帰れません。
ベリーベリーバスケット。
さくさくタルトに甘さ控えめのカスタードクリーム
そしてたっぷりのベリー。
これもかなり大きめサイズです。
フォトジェニックなデザートでもあります。

Il Guscio
Via dell'orto 29(たぶん)
アルノ川の向こう側、サン・フレディアーノの門の近く。

フィレンツェで魚介類が食べたいなら
ここに行くと絶対外れはありません。
個人的には魚介類食べたくなくても
頻繁に行きたくなるお店です(笑)。


Allarme di Siccita

2007-04-28 16:52:39 | 日記・エッセイ・コラム

全然雨が降りません。
そして日中はかなり暑い日々のフィレンツェ。
でも朝晩の冷え込みが厳しいので注意。

2003年の夏に匹敵する暑い夏になるといわれています。
そして、水不足が早くも予想されています。
フィレンツェは郊外のビランチーノ湖からの供給で
何とかひと夏もつであろうと推測されていますが、
グレーヴェ周辺にはまわす水がありませんと。

キアンティ地方のブドウはどうなるのかねぇ。

Duomo28042007
快晴の空に映えるレンガ色の丸屋根。
今日も美しいフィレンツェのドゥオーモ。
日常にこんな景色があるのは幸せだ。