1945年1月27日、
旧ソヴィエト軍によって
アウシュビッツの鉄門が開けられ
収容されていたユダヤ人が解放されました。
ユダヤ人の解放を記念するとともに
自らの命を危険に晒しながらも
彼らを助ける努力を惜しまなかった人々を讃えるために
ヨーロッパではこの日を記念日としており
イタリアでも2000年から記念日となっています。
イタリアは三国同盟でドイツと足並みを揃えていた間は
国内のユダヤ人に対する迫害も
それほどひどくはなかったものの
イタリアが同盟解消したあとは
イタリア国内からもドイツ・ナチス軍によって
多くのイタリア系ユダヤ人が
アウシュビッツをはじめとする収容所に連行されました。
フィレンツェにも古くからユダヤ人コミュニティがあり
現在のコミュニティの拠点ともなっているシナゴーグは
1882年に建てられたものです。
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寒い1月の日曜日、ランチのあとに
友人たちとシナゴーグ&ユダヤ美術館に足を運びました。
これまでも何度か足を運んだことがあり、
友人にもユダヤ教徒がいることもあって、
少しばかり知識はあったけれど、
今日はたまたまガイドの説明を聞く機会があって、
今まで知らなかったことを知り、
そして改めて人間の残酷さや愚かさを実感。
2011年の作品だけれど、
イタリアではこれまで公開されていなかった映画
「In Darkness」がようやくイタリアでも公開になるようで、
フィレンツェでも上映されるのを待っているのだけど、
先週公開にならなかったので、
残念ながら本日鑑賞できず。
近いうちに鑑賞できるといいのだけど。
作品紹介(イタリア語)
ポーランド人の女性監督 Agnieszka Holladによる、
実話をもとに製作された作品。
第二次世界大戦下のユダヤ人迫害から逃れるために
下水道に逃げて暮らしたユダヤ人グループと
それを助けた男の話。
イタリア語版はこちら。
昨日観た映画「Django」では、
奴隷制の問題を取り上げていたけれど、
このユダヤ人迫害にしても奴隷制にしても
人類って長い歴史の中でも
自分と異なるものを受け入れる準備のできていない
弱い動物なんだなと、ふと思ったり。
それは現代社会でも同じなんじゃないかと。
我々人類とは、
時に命に対する尊厳もなく、
命をモノのように扱える非情で残酷な生き物でもありうる、
ということを改めて思い知らされたというか。
人類が人類である以上、
残念だけれど、きっとこの世から差別や迫害はなくならない。
それを知った上で、
自分と違うものをも受け入れられる強さを
死ぬまでに身につけられたらいいのにと思う、
アウシュビッツ解放記念日でした。
旧ソヴィエト軍によって
アウシュビッツの鉄門が開けられ
収容されていたユダヤ人が解放されました。
ユダヤ人の解放を記念するとともに
自らの命を危険に晒しながらも
彼らを助ける努力を惜しまなかった人々を讃えるために
ヨーロッパではこの日を記念日としており
イタリアでも2000年から記念日となっています。
イタリアは三国同盟でドイツと足並みを揃えていた間は
国内のユダヤ人に対する迫害も
それほどひどくはなかったものの
イタリアが同盟解消したあとは
イタリア国内からもドイツ・ナチス軍によって
多くのイタリア系ユダヤ人が
アウシュビッツをはじめとする収容所に連行されました。
フィレンツェにも古くからユダヤ人コミュニティがあり
現在のコミュニティの拠点ともなっているシナゴーグは
1882年に建てられたものです。

寒い1月の日曜日、ランチのあとに
友人たちとシナゴーグ&ユダヤ美術館に足を運びました。
これまでも何度か足を運んだことがあり、
友人にもユダヤ教徒がいることもあって、
少しばかり知識はあったけれど、
今日はたまたまガイドの説明を聞く機会があって、
今まで知らなかったことを知り、
そして改めて人間の残酷さや愚かさを実感。
2011年の作品だけれど、
イタリアではこれまで公開されていなかった映画
「In Darkness」がようやくイタリアでも公開になるようで、
フィレンツェでも上映されるのを待っているのだけど、
先週公開にならなかったので、
残念ながら本日鑑賞できず。
近いうちに鑑賞できるといいのだけど。
作品紹介(イタリア語)
ポーランド人の女性監督 Agnieszka Holladによる、
実話をもとに製作された作品。
第二次世界大戦下のユダヤ人迫害から逃れるために
下水道に逃げて暮らしたユダヤ人グループと
それを助けた男の話。
</object>
YouTube: IN DARKNESS official trailer in HD!
イタリア語版はこちら。
昨日観た映画「Django」では、
奴隷制の問題を取り上げていたけれど、
このユダヤ人迫害にしても奴隷制にしても
人類って長い歴史の中でも
自分と異なるものを受け入れる準備のできていない
弱い動物なんだなと、ふと思ったり。
それは現代社会でも同じなんじゃないかと。
我々人類とは、
時に命に対する尊厳もなく、
命をモノのように扱える非情で残酷な生き物でもありうる、
ということを改めて思い知らされたというか。
</object>
YouTube: Django Unchained - Trailer italiano in HD
人類が人類である以上、
残念だけれど、きっとこの世から差別や迫害はなくならない。
それを知った上で、
自分と違うものをも受け入れられる強さを
死ぬまでに身につけられたらいいのにと思う、
アウシュビッツ解放記念日でした。