不埒な天国 ~Il paradiso irragionevole

道理だけでは進めない世界で、じたばたした生き様を晒すのも一興

Ciccino in bagno

2006-03-19 18:33:38 | Billy,Layla e Ciccino

ローマのおうちのシャワーはバスタブ付。
でもシャワーだけの生活にすっかり慣れているし、
お湯が貯まるのを毎晩待っている余裕がないので
滅多に使わないのですが。

私の代わりになんだか満足気に
バスタブの使い心地を満喫しているのはチッチーノ。

Bagno_ciccino
おいらもチャプチャプするかニャぁ。

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Benedizione Pasquale

2006-03-17 09:01:29 | うんちく・小ネタ

Benedizione Pasquale

家の入り口の大扉に貼られたお知らせ。
復活祭の「祝福」のために、
近くの教会から司祭さんが一軒一軒まわって来るらしい。

宗教心の薄いフィレンツェではそんなこと一度もなかったので、ちょっと驚き。
興味あるけど、その時間は家にいないなぁ。
ビリーとチッチーノが祝福受けてくれるかな。

Dio ti benedica !

さすがヴァチカンのお膝元。


Granchio vive a Roma

2006-03-16 14:37:00 | うんちく・小ネタ

カニさん。

ローマの街中に暮らして
コロニーを作っているんだそうです。

淡水性のカニ。いわゆる沢蟹ってヤツでしょう。

なので海から離れたローマにいても
不思議はないんだけど。

彼らがコロニーを築いている場所が、
Foro di Traiano(トライアヌス帝の遺跡)」だから
ちょっと話題に(私の中だけで??)。

いつごろからそこに暮らしているのか
不明なんだそうですが、
遺跡管理の一番古株のおじさんの目撃談が
一番古いとしても
既に20年の月日が流れているそう。

遺跡発掘・保存の作業員によれば
毎日大量のカニさんを見かけるそうなので
相当数のカニさんが生息していると思われます。

遺跡の下には
古い時代の水路が走っているともいわれていて
テベレ川からか、
もしくは古い水路を伝って
やってきたのだろうという推測。

毎日相当数の交通量のあるヴェネツィア広場周辺。

バスや車による振動や排気ガスにもめげず
その環境で何年も繁殖を続けていることにも驚き。

トライアヌス帝の遺跡は現在一般公開されていないので
人間どもに邪魔されることもなく、
たいした天敵もいないので、
彼らにとっては実は天国なのかも。

その証拠に、
通常は体調3-4センチといわれるこのカニさんですが、
トライアヌス帝の遺跡のカニさんの中には
7センチにまで成長したものが存在するとか。

カニさんの種類としては
中・南部イタリアの清流に生息する種族で
「貧乏人のイセエビ」とまで呼ばれ
その昔はよくスープに入れて食べたのだそう。

ふむ。


今は食べちゃいけませんね、きっと。
近い将来「生態系保護公園」指定になりそうな予感。

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