不埒な天国 ~Il paradiso irragionevole

道理だけでは進めない世界で、じたばたした生き様を晒すのも一興

Mostra a Cuculia

2011-10-07 23:20:00 | インポート
私の友人の個展のオープニング。

彼女の作品の大ファンでもあるので
いそいそ出かけてきました。
思ったよりも仕事が押したので、
仕事場から直接向かう途中、
橋の上からのアルノ川の眺め。
Dscf1380
ちょうど橋の上でであった会場に向かう別の友人に
なんかいつもと違うと言われて気づいた
St.Regisホテルの輝き具合。
何か特別なことでもあったのでしょうか、
というくらい過剰に光ってます。

個展の会場はこれまた私の大好きなCuculia。
本当ならレイラも連れて行く予定だったのに、残念。
カフェの入り口に手書きのこんな素朴な案内が。
Dscf1383

Cuculiaにも随分久しぶりに足を踏み入れたので
せっかくだからと思って
Aperitivoをいただきました。
パイナップルのノンアルコールカクテルと
ワンプレートの食事。
Dscf1385
パルミジャーノリゾットと
オムレツがめちゃくちゃおいしかった。
Dscf1387

Dscf1386

久しぶりに行ったCuculiaは
中途半端だった中庭のスペースが綺麗に手入れされて
こんないい雰囲気に仕上がってました。
Dscf1382

展覧会は11月3日まで。
時間のある方は
是非可愛い作品たちに会いにいってください。
Dscf1381




Hard Rock Caffe

2011-10-06 23:04:00 | Squisito!
あんまり固執しないようにしてはいるけど、
好んで肉魚を食べない私が、
先週珍しく2日間お肉を食べ続けました。

二日目は友人に誘われて
フィレンツェに7月にオープンした
ハードロックカフェで
もりもりお肉を食べて
結局翌日も消化できず大変な目に遭いました。

その時の一品。
もうなんだったのかも忘れたけれど、
ブタさんです、ブタさん。
Dscf1376
バーベキューソースまみれになってます。
コースローはおいしかったよ。

丸テーブルに8人だったけれど、
隣でこれを食べていた友人の声しか聞こえないくらい
さすがHRCのフルボリュームでした。
Dscf1378
たまにはいいけど、私には向いていないかもね、やっぱり。
ビデオでエルヴィスが流れていて
思わず見入っちゃったけど。
Dscf1377

木曜日の20:30過ぎでしたが、
かなり待たされたくらい混んでいました。
結構HRC好きなんだね、イタリア人。



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2011-10-06 19:07:12 | Tweet Log



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2011-10-04 19:07:15 | Tweet Log



Villa Torlonia

2011-10-04 19:04:00 | アート・文化

ローマのVia Nomentanaにある広大な敷地は
その昔1700年代にはPamphilj(パンフィーリ)家の所有で
農園として利用されていました。
その後1760年にColonna(コロンナ)家が買い取り
同じように農園利用をしていました。

フランスのオーヴェルニュ地方の貧しい農家出身の
Marin Tourloniasは
名前をMarino Torlonia(マリーノ・トルロニア)とイタリア人化して
Trinita' di Monti(トリニタ・ディ・モンティ)に生地屋さんを開店し、
一代で富を築き、1785年に裕福なままに人生を閉じました。
その息子であるGiovanni Torlonia(ジョヴァンニ・トルロニア)は
父親の残した生地屋の他に高利貸し業に着手し、
やがてコンドッティ通りにマリーノ・トルロニア銀行を創立し
貸し付けをメイン事業として更なる富を築き上げました。
1797年には多額の寄付金によってPio VI(ピオ6世)から
ローマ・ヴェッキアの侯爵タイトルを受けています。
勢いに乗ったGiovanniは1814年には
今度はCivitella Cesiの支配権を買収し、
新たな肩書きを手に入れます。
そして貧困に陥っている貴族たちの所有地を端から買い漁り
徐々に領土を拡大していきます。
この中に先のColonna家所有の
Via Nomentanaの領地も含まれていました。
1797年に購入したこの土地に、
1806年からGiuseppe Valadier
(ジュゼッペ・ヴァラディエール)に依頼して
ネオクラシックの別荘を建設。
Giovanniの息子であるAlessandro(アレッサンドロ)は
父が手にした肩書きを受け継ぎ
このNomentanaの別荘を完成させ、
更に改装&改築を続けました。
1840年Alessandroは
Teresa Colonna(テレザ・コロンナ)との婚姻を記念して
Giuseppe Jappelli(ジュゼッペ・イアッペッリ)に
Capanna Svizzera(現Casina di Civetta)と
アルハンブラ宮殿をイメージした
Serra Moresca(温室)の建設を依頼し
Quintiano Raimondi(クゥインティアーノ・ライモンディ)には
Teatro(劇場)の建設を依頼しました。

劇場内は
Costantino Brumidi(コスタンティーノ・ブルーミディ)による
フレスコ画で飾られています。
4000平方メートルを覆う絵画の主題は様々ですが、
中にはAlessandroがフリーメーソンのメンバーであったことを
ほのめかすものも含まれています。

ここには1925年から1943年まで
Mussolini(ムッソリーニ)が居住したことでもよく知られています。
当時、劇場ではディズニーやチャップリンの映画が
上映されていたと伝えられています。

1944年6月4日にムッソリーニは捕らえられ、
1978年になってようやくローマ市の所有となって現在に至ります。

Villa Torloniaは既に一部美術館化されて一般公開されていますが、
新たに修復の完了した2つの建物も
年内中に一般公開となる見通しです。
修復作業が完了したのはIl Teatro(劇場)と
Serra Moresca(ムーア人の温室)の二つ。
長い間放置されていたものがようやく修復されました。
劇場の修復には7年、800万ユーロを費やし
温室の修復には4年、500万ユーロが費やされています。

Musei di Villa Torlonia
Via Nomentana 70  Roma
開館時間: 9:00-19:00 *12月24・31日 9:00-14:00
休館日: 毎週月曜日、1月1日、5月1日、12月25日
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