乳母、行方不明？

　トレーニングルームで双子女の子役のエリカが海の中のシーン、ディープを練習していました。いつもと違うことをしていて、その動きがいつも乳母がしているような動きでしたので、今日は彼女が乳母役をするのかと思いました。
「どうなることやら。」
　そう言いながら彼女はトレーニングルームを出て行きました。

　今日からカメラや携帯電話などが投げられるシーンが４５秒短くなりました。私はそのときは舞台の中に入って待機しているので、どう変わったのかはわかりませんが、物が間を置かずにどんどん投げられているようでした。
　ちなみに２００４年にショーが始まった頃、９０分に収めなくてはいけないショーが１００分近くあり、ショーの時間を短くするのに相当必死になっていました。０．５秒のことでも注意されたものです。これは、ホテルとの契約で９０分と決められているからで、ショーが長引けばそれだけカジノに人が行くのが遅くなり、カジノの儲けが減ってしまう…という事のようです。
　ようやく最近は時間のことを言わなくなったので、９０分で終わっているのかと思っていましたが、４５秒もカットしているということはまだ少し長いのでしょう。
　これまたちなみに、ショーの時間はカウンセラーの息子が金槌を花道に置いたところから計っているそうです。

　さてさてディープ。今日は一本のケーブルに異常が見つかり、安全が確保されないということで、乳母役が使うケーブルがなく、双子の女の子一人が海に落ちていくことになりました。海に落ち、溺れそうになり、一度は力尽き、それでも気を取り直し生きようと再び泳ぎ始める、きれいなシーンになっていました。