のんのん太陽の下で

初めての一人暮らしが「住民がいるんだ・・・」と思ったラスベガス。
初めての会社勤めが「夢を売る」ショービジネス。

客になる

2010-07-23 | KA
 バレエにいらしていた方、お話したことのない方が「あなたバトントワラー?」と尋ねました。そして、「テレビ観たわよ。」と。
 バレエの時はお化粧をせずに行き、仕事の時はキャラクターのお化粧ですから素顔など分からないでしょうし、さらに、バトントワラーなんてたくさんいるのに、なぜ私と判ったのでしょう。驚きました。今日は、バックステージテクニシャンの一番上の方からも、テレビのことを言われました。みなさんに喜んで頂けて、本当に良かったです。
 仕事場に行くとすぐ、デュエットの練習中にファイアフライ・ボーイ役が舞台に落下するという事故があったことが分かりました。大事故です。それでもショーをしなければならないことが、残酷でした。
 私はショーに出ない日で、さらに久しぶりに客席から、本当に久しぶりに客となってショーを観る日でした。私に出来ることは、みなさんがいつものようにショーを行えるよう、祈りながらエネルギーを送ることだけでした。
 頂いた席がとても良く、隣りに座った“お客様”と、お話しながらショーの始まりを待っていました。そして、ショーが始まると、撮影は禁止なのに、彼は写真を撮るものですから、注意を受けることになりました。あらら…。彼が消されてしまった後には、左隣のお客様に「彼は、あなたの友達なの?」と心配そうに訊かれて、「はい…。」と答えることになりました。
 今日の私のお気に入りは、クライム。観る席によってそれぞれの場面の印象が変わることでしょうが、その席からは、クライムが一番良かったです。