大庭和昭 陶展が、はじまりました。
2000年に初展示をしてから、隔年開催で7回目の展示です。
作品も、作家も、心地良く 進化しています。
数種類の釉薬を使い、焼成の違いや 土の配合を変えて
今回も、新しい顔(うつわ)を見せてくれています。
桜の木灰の釉。
2種類の釉薬を重ねかけた、独特の色味が魅力的。
うつわの中にある、大庭さんらしい「空間」が好きです。
定番になっている「ムカシハナイレ」も、届いています。
風合いが生きる、シャープなラインと、いくつかに施された、控えめな金彩は
主張しながらも、主役の花や緑を惹きたててくれます。
普段使いと違う、オブジェや大きな陶は、
見たモノや記憶を、一旦 心の中にしまい込み、
引出しの奥から引っ張り出すように、カタチにする。
ちいさな蓋物に、確かな存在感。
大庭さんの心の中では、こんな蓋物に「記憶」が しまい込んであるのだろう。
ムカシシリーズの風合いを纏った うつわ達は初登場です。
縁取られた金彩の かすれ具合に 惹かれます。
板皿は、料理を盛り込みたくなります。
数は少ないのですが、このシリーズも見入られます。
うつわは、つながりと変化を楽しめる方に。
他にも大庭さんらしい陶が並んでます。
コチラは在庫ですが・・・。
春らしくなって来ました。
お花見も、もう少しですが、兵庫県から届いた、陶を楽しみに来ませんか。
大庭 和昭 陶展
2012年3月29日(木)~4月9日(月)
11:00-18:00 4/3(火)休み
作家在廊日・3/29・30・4/1・7・8・9
顔出しNGと言われましたが
作品共々、魅力的なので・・・・
ご来店、お待ちしています。