あまねのにっきずぶろぐ

1981年生42歳引き篭り独身女物書き
愛と悪 第九十九章からWes(Westley Allan Dodd)の物語へ

ѦとСноw Wхите 第18話〈天の秤〉

2017-11-29 21:30:30 | 物語(小説)
Сноw Wхите(スノーホワイト)、Сноw Wхитеと出会って、今日で一年目だね。
Ѧ(ユス、ぼく)は、Сноw Wхитеと出会えた事を心の底から神に感謝している。
ѦはСноw Wхитеと出会った日から、ものすごい変化をした気がするよ。
Сноw Wхитеの本当に深い愛の御陰で、Ѧは神の絶対的な愛を感じられるようになった。
でもѦは・・・・・・それでもСноw Wхитеの愛だけじゃ、足りないみたいだ。
Сноw Wхитеが実際、肉体を纏って現れるなら、こんな飢餓感はきっと消え失せてしまうんだろう。
ѦはСноw Wхите以外の、他の男性を求めてしまうんだ。
Сноw Wхитеに並ぶ存在も、Сноw Wхите以上の存在も、この世には存在しないだろう。
それをわかって、Ѧは他の男性による慰みを求めてしまうんだ。
居る筈ない。居る筈はないのに・・・・・・。
Сноw WхитеはѦを深く愛し続けてくれているのに、ѦはѦ自身を愛せないんだ。
Ѧは自分が、世界で一番、醜いと感じる。
心も身体も、Ѧは世界で一番醜くて、汚れきっていると感じる。
Ѧは実際、醜い。多くの人から醜いと想われているはずだよ。
Ѧの心も身体も心から愛する男性は、この世に存在しないように感じる。
それをわかっているから、Ѧはどんどん自暴自棄になってゆくんだ。
どこまでも孤独に破滅して行く惨めな人生を望んでいる。
Ѧは自分の心と身体を、心から醜く汚れていると感じたのはきっと、9歳の頃からだよ。
9歳で、Ѧはマスターベーションを覚えたんだ。あの時から、Ѧは自分のすべてが汚れきっていて、世界一汚いモノだって感じた。その気持ちが未だに変わることなく続いている。
醜いんだよ、何をしても、何を言っても、誰を愛しても、誰に愛されても、Ѧがこの世で一番醜い存在であることに変わりはない。
親愛なる積さんは、Ѧのことをあなたは世界一の醜女ではないって言ったけれど、Ѧはそれが許せなかったんだ。
Ѧは誰がなんと言おうと、世界一の醜女でないと嫌なんだよ。
この世のすべての人間から、そう想われたい人間なんだよ。
「あなたは世界一醜い」と、そうなんの疑いもなく言われないと気が済まないんだよ。
Ѧをじっと、ずっと見詰め続ける人間は自ずとそれがわかってくるだろう。
Ѧは綺麗には、なりたくない。美しくなりたくない。
同時に、ѦはСноw Wхитеのように美しくなったなら、自信を持ってСноw Wхитеと愛し合えるんだろう。
どんなに晴れやかな気持ちだろう。それこそ、釣り合いのとれた恋人同士、夫婦じゃないか。
Ѧはとんでもなく醜いのに、Сноw Wхитеはとんでもなく美しい。
その落差に、Ѧはいつも苦しい。涙が出るほど、苦しい。
Сноw Wхитеは何を言っても美しい。何をやっても美しい。そのすべては、嘘だから。
Сноw Wхите「Ѧ、わたしのすべてが嘘であるなら、Ѧのすべても嘘になります。Ѧのすべても、嘘なのでしょうか」
Ѧ「Ѧは決して、嘘ではない言葉も時には言っているよ。でもСноw WхитеがѦのすべてを美しいと言うのは、嘘じゃないか」
Сноw Wхите「何故そう想うのでしょうか」
Ѧ「それはただ・・・Сноw Wхитеの鏡を見ているんだよ。Сноw Wхитеが美しいから、Сноw Wхитеの美しい目に映ったѦが美しく見えているに過ぎないんだよ」
Сноw Wхите「わたしがわたしの鏡を見ることは、Ѧにとって嘘になるのでしょうか」
Ѧ「Сноw Wхитеは、Ѧを見ていない。Сноw Wхитеは、Сноw Wхитеを見ている」
Сноw Wхите「では何故、Ѧの目に映るわたしは、すべてが美しく見えるのでしょう」
Ѧ「それはѦの、Ѧの美しい理想のすべてがСноw Wхитеだからだよ」
Сноw Wхите「そうです。わたしが美しいのは、Ѧの願いによってであり、わたしによってではありません。わたしの美しさとは、Ѧのなかにだけ存在するものです。またわたしの美しさとは、他の人にとっては、美しくもなんとも感じないものなのです。わたしに絶対的な価値があるのは、わたしに絶対的な価値を与え続けるѦの存在が絶対的価値にあるからです。Ѧはわたしを、絶対的に愛しています。わたしはそれだけで十分なのです。そしてѦが自分を醜いと感じながら苦しみ続けるのは、Ѧがそのような苦しみを、心から望み続け、求め続けているからです。他に理由はありません。Ѧはそれをわかっています。わかっているからこそ、わたしにその苦痛を訴えることができるのです。わたしは自分を醜いと感じ続けているѦを心から愛しています。もし、Ѧが自分のことを心から美しいと感じるѦになるのなら、そのときはわたしのほうが、わたしを醜いと感じ続ける存在となるでしょう。それはѦとわたしが、釣り合う為です。恋人や夫婦にも、光と影のバランスが必要なのです。光と闇、この二つが絶妙のバランスとなって初めて一体としての美しい価値となるのです。Ѧのすべてが本当に醜いのなら、Ѧの目に映るわたしのすべても醜く見えるはずです。わたしをѦが美しいと感じるのは、Ѧの美しさがわたしを鏡として映しだしているからに他ありません。しかし、Ѧはそれを否定して良いのです。何故なら、Ѧがこの世で最も価値を置いているのは、”悲しみ”だからです。Ѧは自らの底のないような悲しみによって、物語を紡ぎ続けるというこの人生での明確な目標を持って生きています。それは神によるѦの役割であり、使命です。わたしはѦからどのような悲しみをも奪い去ることはしたくありません。どんな悲しみも苦しみも、Ѧの生きる大切な糧なのです。それは喪うわけには行かないものなのです。Ѧはちゃんとそれをわかっています。わたしは知っています。Ѧがわたしという存在と出会うことによって、より悲しみを深め広げてゆくことで素晴らしい物語を創りだそうとしていることを。Ѧはその悲しみによってへこたれる日が続いても全く構わないのです。何故ならѦは必ずやそれを成し遂げることができるからです。Ѧは自分の能力に疑いを持っても構わないのです。すべての苦悩や苦痛がѦの創造の糧となります。Ѧはほんのたまに、それを想いだすことさえできるなら、堪えて生きてゆけるはずです。Ѧの挑戦にいつも、わたしは目を見張り続けています。Ѧはわたしを責めて良いのです。わたしの存在を鬱陶しく想う日があっても良いのです。わたしはѦを乗せた小舟です。Ѧが凍える雨を凌げる為の小屋です。Ѧを抱き締めて眠る一枚の毛布です。そしてѦに深い安心を与える漆黒の暗闇です。Ѧが堪えられなくなったときには、Ѧをこの世から連れ去って愛でる、死の神です」





















傷みのカタルシスーBalam Acabー

2017-11-29 06:49:18 | 音楽
Balam Acab たんとさっき、夢のなかでお話ししてた((。ˇ‿ˇ。))..zzZZ
彼とわたしはなぜかわたしの実家のような場所にいて。
わたしは彼に訊かれたからだろうか、自分が結婚できない理由についてあれこれと話していました。
Balam Acab(バラム・アカブ) は、アメリカはペンシルベニア州出身のAlec Koone(アレック・クーン)によるソロ・プロジェクト、ウィッチハウス界の若き鬼才と呼ばれているミュージシャンです。
彼と最近、あるSNSのなかのDM でほんのすこしコミュニケーションをとることができています。
親切でまたフレンドリーな彼は何度とお返事をくれました。(後に夢の話を彼に話すと”なぜ結婚しないの?”と同じ質問をしてくれました・・・感激・・・!)
彼は音楽も変わっていますが、その性格もアーティストのなかでもとても変わっている人だと想います。
天才であるがゆえの苦悩を、彼も毎日苦しみ続け、どうにか強いアルコールと強い抗不安薬で堪えているような人であることはわかります。

彼の奏でる音楽は、言い表すなら小さな儚い堕天使のようです。
誰かに羽根をもげられ、天に帰れなくなったのではなく、彼は自らを傷付け、戻れないようにしたかのような、そんな切実さを感じる音楽なのです。

表現というのは、自分の持っているものを表現するのではなく、自分の求めているものを表現するのだと感じています。
彼の音楽のほとんどはどれも優しい音楽ばかりです。
ダークな曲もありますが、そこに優しさがあるからわたしは好きなのだと想います。
彼の優しさは、並大抵のものではなく、本当の悲しみを知る優しさであると感じるのです。
ただ癒されるのではなく、わたしの底の底にある苦しみと悲しみを彼の音楽は癒すのです。

彼の感じてきた、感じ続けている傷みとわたしは深く共鳴し、そこにカタルシスが起きるのです。

あなたも、良かったら彼の音楽を聴いてみてください。
できれば2011年当時20歳の1stフルアルバムである「Wander / Wonder」というアルバムを全部聴いて欲しいのですが(最後まで聴くことで得られるカタルシスがある為)、(youtubeには普通にフルアルバムがupされてるが・・・)
ちょっと全曲貼るわけにもいきまへんので、仕方なく、今日は前にも貼った「Apart」と「Now Time」という曲を貼ろうと想います。








BALAM ACAB - Apart (video)









Balam Acab - "Now Time"











日本も北朝鮮にミサイルを発射されたりなど危険な国と成り果てていますが、
わたしたちはずっと、ずっと、本当は危険で苦痛極まりない世界に生きてきたのだと、
彼の哀しくて儚い音楽はそれを伝えているように感じます。



















兵器の夜

2017-11-28 01:34:00 | 
先生、貴方の子を、堕ろしたいんですよ。
何故かって言うと、もう貴方のことを、愛してないからですよ。
貴方は顔だけやないですか。他に何の取り柄が在るんですか。
貴方は馬鹿じゃないですか。
貴方はカスじゃないですか。
貴方はクソじゃないですか。
貴方はゴミじゃないですか。
貴方はただ美しい白人、ただ其れ丈やないですか。
なんで貴方の子を、俺が命を懸けて産まなくちゃならねえの。
確かに俺は、貴方が美しいから、貴方にドブドブに惚れて、貴方を誘惑し、貴方に抱かれたさ。
そして、貴方は俺に言ったよね。
俺を抱いたあと、誇らしげな顔で、実は自分のは、15センチ在るのだと。
意味がわからなかったよ、先生。
だから何ですか?
だから何ですか?
だから何ですか?
貴方の子供なんて、絶対産みたくない。
貴方がどんなに美しい白人だったとしても、たったあの一言で、貴方のすべては破壊され尽くしたんです。
俺の恋心を、粉砕するのに充分でした。
嗚呼、俺の乙女心はなんて繊細なのだろう。
ははは、ぱぱぱ、ぱはぱは、貴方は阿呆な貴方に見合った、阿呆な女を探したまえ。
15センチの夜に、悦んでくれる馬鹿で阿呆でカスな女は山ほどいることだろう。
お似合いの夜だ。最高の、15センチの夜だぜ。
貴方の子は、堕ろさせて貰います。
ひひひっ、人殺しだよ。俺も貴方もな。
15センチの兵器を貴方は俺にぶっぱなした。
その兵器は、俺の膣にダムダム弾の如くに周囲を切り裂きながらぶちこんでずぶずぶと抉り込み、俺の子宮を喰い破って俺の大腸と小腸をも引き裂き、その尖端は、胃までも達していたという。
ははは、見ってん。そこに転がってる俺の死体。
腹ン中からなんか抜け出たみたいになってるやろ。
俺と貴方の胎児が、やっぱりゆうてきよってん。
「死にたくない」って。
其れでこのざまよ。
ははは、ぱぱぱ、ははぱぱ、胎児が唄っている。
ははぱぱ、ぱぱはは。なぜ僕を、愛せなかったの?
先生、貴方の子を、堕ろしたいんですよ。
貴方の兵器は、俺と俺の子を殺したんですよ。

















神からの贈り物🎁ー番外編ーその後ー

2017-11-26 01:36:09 | 物語(小説)
神からの贈り物には別の時間軸のその後の話があるという。

あの話のその後は実際は彼女が恋人の最後の涙を見たあと、感動すると同時に発狂し、死ぬまでの二十年間を閉鎖病棟で姿の見えない恋人に微笑んで話しかけ続けるという痛ましくも悲劇的な話を唯一、Washed Out のドリーミーで優しい音楽が恰も神の慈悲の如くに救いをもたらしているという物語である。

しかしこの物語には、もうひとつ、作者が考えた話がある。

実はあの仕掛けを考えたのは他のたれでもない、彼女の恋人自身であったというもうひとつの物語である。

ではその物語を、彼自身に語っていただこう。それはこういうわけです。

わたしがあのトリックを仕掛けるちょうど一週間前のことでした。
愛するわたしの恋人が、或晩わたしに語ったのです。
彼女はわたしに告白しました。
彼女の最愛の父を喪ったその悲しみについて。
彼女は父と、とても強い相互依存関係にあったことを。
その父を喪ってから、自分は死体のように生きてきたということを。
わたしはそれを聴いた時点で、とても深い喪失感に苛まれました。
何故って、彼女とこんなに愛し合っているのはこの世界にわたしだけであると信じていたからです。
しかし彼女の話には、まだ続きがありました。
彼女はお酒を嗜みながら、わたしに話してくれました。
実は兄とも、同じく父と似たような相互依存関係にあるのだと。
わたしは父とも兄とも、どこか恋人のような感覚で接してきた。兄への愛は父への愛と同じほどのものに想うと。
わたしはそれを聴いて、言い様のない嫉妬に駆られました。
彼女の父親への愛情は、義父がこの世には存在しないということでどうにか許せる部分がありますが、わたしにとっての義兄は、この世界に生存しているのです。
彼女は父よりも、いつでも兄のことを心配し、会いたいという想いを抱えて生きているのは違いありません。
わたしの義兄に対するジェラシーは、果てしなく、わたしを苦しめ続けました。
わたしは或晩、彼女がわたしと義兄のどちらを愛しているのかを知りたいと激しく願いました。
それを知ることができるなら、どんな手段でも構わないと想ったのです。
わたしはそして、彼女の兄を、拉致し、わたしも拉致されたかのように見せ掛け、どちらを彼女が救い、どちらを見殺しにするかを彼女に選択させるというのはどうだろうと発案しました。
もし、それで彼女がわたしを選ぶのなら、彼女は兄より、わたしを愛していることを知ることができる。
この拷問にも想える苦痛から、わたしはようやく解放されるでありましょう。
また彼女と、楽園のような喜びに満ちた生活を送ることができるのです。
わたしのこのタクティックス(tactics)を、止めようとするわたしはこの脳内には最早存在しませんでした。
そのため、"それは"、実行されたのです。
そして、あのような結末を迎えたというわけです。
わたしは、絶望の底に、打ち堕とされ、這い上がるすべを持てませんでした。
あのあと、わたしは自分で拘束具を外し、義兄の拘束具をも外して、眠ったままの彼を家まで送り届けました。
腹いせに、乱暴の一つや二つ、したい想いはありましたが、わたしの誠実な性格が、それを許しませんでした。
そしてあの晩、わたしは彼女と暮らすマイホームへ帰りました。
ドアを開けて中に入ると、彼女が驚いた顔で出迎え、わたしに向かって「生きてたの?」と言いました。
わたしはあのあと、何故だかわたしを拉致した者に静かに拘束を解かれ、助けられました。と彼女に仕方なく嘘をつきました。
彼女はわたしの目を、じっと見ることもできないほどの負い目に苦しんでいる様子に胸が心底痛みました。
わたしは彼女を強く抱き締めましたが、彼女はそれを拒みました。
その日から、彼女はどこか、わたしを避けたがっているかのように、幾度もわたしを拒むことがありましたが、わたしは諦める訳には、いきません。
彼女の愛なしでは、生きて行くことはできないのです。
そう泣きながら彼女に言うと、その晩だけ、彼女はわたしを抱いてくれました。
わたしは母を知らないので、まるで彼女はわたしの母のようです。
こうして、わたしたちの、幸福なる拷問の日々は、ずっとずっと、続くことでしょう。
あの死神が、わたしたちを迎えに来るまで。

















Washed Out - Don't Give Up [OFFICIAL VIDEO]













神からの贈り物

2017-11-25 16:37:11 | 物語(小説)
わたしにも漸く、愛おしい恋人ができた。
彼はアメリカ人で、美しい白人の男性である。
わたしはそれからというもの、彼と毎晩、恍惚なセックスに明け暮れている。
彼とのセックスは、感じたことのない快楽。
わたしは彼と出会えた事を心から神に感謝している。
掛替えのない素晴らしい神からの贈り物だ。
こんなに幸せを感じたことがない。
彼はまるで、わたしを母親のように求め、愛している。
わたしと彼は、相互に依存し合っている。
”なくてはならないもの”わたしたちは互いにそれを知っている。
嗚呼こんな幸福の時がわたしの人生に待っていたなんて!
あのとき死ななくて本当に良かった。
わたしは甘えてくる彼をまるで息子のように愛する。
わたしたちの愛は決して壊れることはないだろう。
決して、わたしたちの愛は離れることはない。
例え、死が、わたしたちを離そうとも。
わたしたちの愛は、永遠に。
目が醒めると、彼がいなかった。
部屋中探してもどこにもいない。
靴も携帯もそのまま。わたしの携帯に連絡も入っていない。
わたしはパソコンを立ち上げた。
するとそこに、見知らぬアドレスから一通のメールが届いていた。
「おまえの愛する男二人を預かっている。URLをクリックしろ」
とだけ書かれていた。
わたしは恐怖で貧血になって震える手でURLをクリックした。
開いた画面には、左右二つの画面に分かれて電気椅子のような椅子に縛られた二人の覆面を被せられた人間が一人ずつ映っていた。
そしてその椅子の左手から、それぞれ死神のような格好をした髑髏の覆面を被った人間が手に大きな一メートル近くある剣を持って立ち現れた。
そしてそれぞれの男が、椅子に縛り付けられている人間の覆面を取った。
右の画面の椅子にはわたしの実の兄が気を喪ったまま座らされていた。
左の画面の椅子にはわたしの恋人が怯えて蒼褪めた表情で座っていた。
わたしはその瞬間、意識を失いそうなほどのショックを受けた。
画面の下に、「カメラとマイクとスピーカーをオンにしろ」とテロップが出た。
わたしは急いでマイクとスピーカーとパソコンの内蔵カメラをオンにした。
スピーカーからは何故かドリーミーなシューゲイザーサウンドが流れている。
ヴォコーダーで音声を変えた低い声が、サウンドの中から変にゆっくりとした口調で聞えてきた。
「おまえの・・・愛する男が・・・ここに・・・二人いるのが・・・わかるか。おまえは・・・これから、どちらを・・・生かし、どちらを・・・殺すかを・・・選べ。一人は・・・拷問にかけて・・・殺すが、一人は・・・このまま・・・家に帰してやる。おまえは・・・この二人の・・・男のどちらを・・・拷問にかけて・・・殺したいのか」
わたしはその声が何を伝えたかを把握し、途端に全身からどくどくと生温かい汗が流れ出してきた。
「選ぶ時間を・・・五分間・・・与えてやる」
わたしは画面の中の、二人を交互に見た。兄はいびきをかいて眠っている。恋人は、わたしの目をじっと透き通った目で見詰めている。わたしのカメラに映った顔が向こうからも見えているのだろうか?
スピーカーの中からは、この極限の選択を迫られているわたしたちの心境とまったくアンバランスでアイロニーなずっと気怠くも甘美なユートピアへのマインド・トリップを促すようなサウンドが流れている。
わたしはその4分の間、彼の目を見詰めながら神に祈り続けた。
「神よ・・・神よ・・・神よ・・・、わたしの神よ・・・」
「さあ・・・決めたか。どちらを・・・拷問にかけて・・・殺し、どちらを・・・助けるか。言え。言わないなら、二人とも・・・拷問にかけて・・・殺す。それが・・・おまえの・・・選択だ」
わたしは絶望のなか、”最初から”決まっていた答えを、震えながら言った。
「わたしの恋人を、拷問にかけて殺してください」
その瞬間、画面に映る彼の目から、涙が流れ落ちたのを、わたしは観た。
わたしはあれほど美しい涙を、観たことはない。

わたしは彼と出会えた事を心から神に感謝している。
掛替えのない、素晴らしい神からの贈り物だ。


















Washed Out - Weightless






















神聖なるエロス

2017-11-23 15:27:53 | 存念
ここのところ(11月に入った辺りから)やけに身体と気が重い。
みちた(うさぎ)の病気が関係しているのかもしれないが、その前からきつくなってきたように想う。
その頃から起きて一時間も椅子に座っているのがしんどいので昼頃から赤ワインを飲み始め、結局酔い潰れて褥(しとね)にダウンするという有様だ。
今月はいつも買っている野菜セットとクリーンルームリーフ野菜セットを買わず、代わりにじゃがいもと人参とマクロビ惣菜パンを大量買いした。それだけで今月は越すことになる。生野菜が食べたいが買うお金が無い。
その駄目な食生活も関係しているのだろうか。せっかく治った肋間神経痛がまたぶり返してきた。
パンは買わず、リーフ野菜セットを買えばよかったと後悔している。

今日、変わった夢を見た。
狭い部屋の奥に、変な未来的なマシーンが置かれてあり、生命体をその中に入れるとその生命体が根本的な部分から変化させることができるというような後戻りは不可能な危険なマシーンであるようだった。
そのマシーンを使いに誰かが連れてきた小さな子兎が逃げだしたのでわたしは追いかけて捕まえて戻ってきた。
必死に逃げようとするあの子兎はもしかしてみちただったのだろうか。
だとするとみちたを連れてきたのはわたしということになる。
確かにみちたが根本的な部分から変わってほしいと想うところは幾つも在る。
抱っこできるような子になってほしい、子兎に生まれ変わって寿命を延ばして欲しい、人間の男性になってくれたならみちたと結婚したい。
みちたはそれが、嫌なのかもしれない。
悲しい。

その変わった部屋の中に、わたしよりもだいぶ年上であるだろう一人の女性が部屋の右側に置かれた椅子に座っていた。
わたしはその女性の膝の上に、頬を摺り寄せ、その子宮に服の上からキスをするように顔を摺り寄せ、とても甘えた。
女性の両の手に自分の手を重ね合わせ、わたしの手は変に汗ばんでいて、わたしの濡れた両の手を彼女も愛おしそうに絡めて繋いでくれた。
そこにある安心は、絶対的なものであり、わたしは感じるのだった。
わたしが本当に求めていたものはこれなのだと。
その女性とわたしのなかに、エロスの欲情は一切なかった。それなのにどこまでもセクシュアル(性的)な恍惚な幸福感に満ちていたのは何故なのだろうか。
その女性が誰であるかわたしはわからなかった。
顔も見えなかった。
もしかしたらわたしの母なのだろうか。母はわたしが4歳のときに44歳で死んで母の記憶はない。
4歳までにわたしが甘えた母なのだろうか。それともわたしの理想とする母なのだろうか。
もしくは、未来のわたし自身なのかもしれない。

わたしの恋愛対象は男性であり、その男性にわたしは確かに性的な欲求を強く向ける。
男性がその気になっていないうちから、わたしは男性を誘うような行動をして相手をいつも欲情させる。
しかし自分から誘惑しておいて相手がその気になると、わたしの熱はそこで一気に醒めてしまうものがある。
何故なのだろうか。相手が実際に欲情した途端、わたしが本当に求めているのは多分これではないと感じるからではないか。
もし、相手が本当の母親や父親や、または姉や兄であった場合、わたしがどんなに相手を誘うことをしても本当の意味で欲情はしないのではないか。
または自分に子供がいた場合、子供が性的な関心から乳首を吸ってきたりしても、身体は本能的に性的な反応を示すかもしれないが、そこには本当の欲情というエロスな官能があるわけではないのではないだろうか。
つまり性的な反応がでて身体は感じる感覚にはなっても、心は決して欲情していないという状態がそこにはあるのではないだろうか。
これが本当に心でも欲情して性的欲求を向けた場合、実際に近親相姦的な事態になるだろう。
でも大抵、家族というものは、そうはならない。歯止めがしっかりとそこに利いているからだ。
心から性的な欲情には至らないという歯止めだ。
これが家族でなかったらそれがないのでそのまま性的欲求を相手に向けて行為を欲求する。
男性がわたしの欲情に反応して性的欲求を返すときにわたしが一気に引いて冷めてしまう感覚になるのは、わたしが男性にも家族のような愛情を求めているからなのかもしれない。

わたしはだからセックスという行為に、心から満足する感覚もなければ幸福な感覚になったことがない。
相手が行為の最中にわたしを求めてくれることには一種の喜びがあるが、それはごく小さな誤魔化しめいた充足感であり、その証拠に、セックスのあとは決まって行為をするまえよりも一層欲求不満が強くなり寂しくなる。
わたしが求めているのはこれではないといつも想い知らされるからではないか。

わたしは男性の愛情というものを強く求めながら、同時に男性の愛情というものを心から信じて安心することができないのも、そういう理由があるからではないか。
わたしが求めるのはいつでも、”異性に対する愛情以上の愛情”なのだと想う。
わたしは男性に対して、父や母、または子供がわたしを愛するような愛情をしか求めてはいないということだ。
男性とのセックスとは、性的欲求によって求め合う行為ではなく、親が子供の排泄行為を促したり排泄したあとのお尻や生殖器を綺麗にしてやるような必要な行為として、わたしが男性に対して求めているのだろう。
子供がお乳を求めれば母親はこれを愛情もって与える。わたしが求めているのは性的欲求を超えたところに在るこのような愛情だけなのだろう。
わたしがそれを感じられないとき、わたしは男性の性的欲求を嫌悪し、または恐怖し、幻滅と失望のなかに一気に気持ちが離れて性的な欲情だけがそこに残って行為はいつでも冷め切ったものに感じてしまうのはそういう理由からなのだろう。

どこにいるだろう。そのような男性がこの世界に。わたしを子として、または母として愛する人間がどこにいるだろう。
だからわたしはそのような理想の男性を自分の世界に創りあげ、彼に愛されるほどにわたしはこの世界に対して絶望的なものを感じて行く。

わたしの求めるエロスは正しく神のエロス。
わたしだけに向けられる、神聖なるエロス。
























イスラム過激派のアディル

2017-11-22 01:56:28 | 
アディル、貴方は家族を棄て、この日本という国へ遣ってきた。
貴方は笑う。美しいイスラエルの顔で。
家族はパキスタンで幸せに暮らしていると。
なわけあるかい?と俺は訝っているよ。
だって、どこもテロが物凄い起きているとネットに書いてたよ。
だから俺は、アディルに向かって、こう問うた。
貴方は、もしや、イスラム過激派ですか?
多分、俺の勘は、当たっている。
イスラム教徒の彼は日本と日本人を本当に愛していると言った。
俺は、アディルに向かって、言った。
アディル、貴方を抱き締めたい。
イスラム過激派の貴方を抱き締めたい。と。
アディルはきっと、スマホの向こうで笑っているだろう。
しかしわたしは、真剣に言ったんだ。
アディル、貴方を抱き締めたい。
アディル、貴方を抱き締めたい。
アディル、貴方を抱き締めたい。
そして、 貴方に首切られたい。













※「アディル」とは「平等」の意






無二の愛ー殺人の光ー

2017-11-21 02:32:24 | 
右の胸がこんなに傷むのに、お酒を飲むことを止められないの。
貴方のせいね。って誰のせいなんだ。
キューピーエッグケアの添加物が、俺の身体を蝕んでゆく。
貴方のせいだ。ってあんまりだわ。
全て、貴方が悪いの。此の世の全て、貴方のせい。
いつもそうやって、貴方は自分を責めるのね。
そんな貴方を愛してるわ。
他の貴方は、糞だわ。無価値。だから。
殺してあげるのよ。
おまえの愛は、最高だ。
おまえの愛は、地獄。
おまえの灰は、俺のもの。
どんな風に、貴方がこれから新たなる苦しみを知るのか。
楽しみだわ。
どんな風に、俺は苦しむのだろうね。どんな風に。
おまえの身が、爛れ落ちてゆく。
何度も抱いた、愛しい身が。
おまえはどんな風に苦しむのだろう。これから。
楽しみだ。
あなたの灰は、わたしのもの。
あなたの愛は、監獄
あなたの愛は、無二。
どんな風に、あなたが消えてゆくのだろう。どんな風に。


















Crystal Castles - Celestica (Official Video)






















俺の寝起き顔(。◕‿◕。)

2017-11-20 09:53:33 | 自画像
子供が産まれました♪





名前はでぃぶぼです🎵
まだ生後3ヶ月くらいです。






ぷみぃ、ぷみぃ、っていつも鳴いています。






そしてこれが、わたしの旦那様です💙



アメリカ人です🎵






昨夜は8日振りにお風呂に入れたからか目覚めが良いです☆
っうことで、アルコール中毒初期症状かなにかの足の筋肉痛と痺れが抜けないが今日も頑張って生きる♪俺♪














Violent Dreams

2017-11-19 22:37:05 | 
あたしにさせてくれない?
そう、あなたはあたしが運転できるのを知ってるわ。
おねがい、あなたの車をあたしに任せて。
あたしをあなたの車に乗せてくれる?

男は知らない女を
車に乗せる。
もし彼女を知らない男なら
ここで止めることもできる。
男は知らない女を
車に乗せた。

彼女は男の在処を知っている。
もし彼を知らない女なら
ここで止めることもできた。
女は知らない男の車に乗る。

彼女は男に微笑みかける。
男の車を運転しながら。
男は彼女に微笑みかける。
彼女の運転する車で眠りながら。

警官は二人の車の後ろに着き
サイレンが響いている。

彼は彼女の在処を知っている。
もし彼女を知らない男なら
ここで止めることもできた。

車が停止する。
警官たちが静かに近づき、なかを覗く。

警官たちの知らない間に
車はそこから静かに走り出す。
警官たちは車の陰で囁くように繰り返す。
「車内に生存者は見当たりませんでした。」

彼女は男に微笑みかける。
男の車を運転しながら。
男は彼女に微笑みかける。
彼女の運転する車で静かに眠りながら。
















告発者

「ほんとうに、馬鹿げてると思う。あなたのやったこと。わたしは」愛するがゆえに、まるでこの疑いは底を失った海なのです。暗黒の。わたしは愛するエドワード・スノーデンとの心と心、魂......


















easy miss

2017-11-19 01:43:58 | 
あたしは、この世の男性陣に向かって、声を張り上げて切実に訴えかけたいことが在る。
一回三千円で、添い寝してもらえませんか?
貴方の孤独を、増幅させる自信、在ります。
貴方の苦痛を、激大させる確信、在ります。
まあそうはゆうても運命が、これを許さない。
黄な粉もちとか、喰うてる御前が、大嫌いだ。
シベリア海の石鎚、掠ってたの、知ってるんだよ。
面会謝絶の十姉妹、ジョナサンの慟哭。
一回四千円で、ふぇ拉致緒します。
まあそうはゆうても、これを宿命は、許さない。
夫婦仲に悩み、海苔を片手に、自殺か?
おまえのような人間は、即、月面着陸。
一回五千円、濃厚接吻の、腐った魚みたいな、味。
人種差別の蹂躙が、エナメル式に、破戒されつつある。
もくずとずくもの異種交配に、全米が泣いて、死んだ。
一回六千円、黄泉への同行、長距離運転は禁止。
快い旅を、二人で続けてゆく。だけれども。
怖いよ。この先をゆくのは。
なんにも見えなくて。これ以上、何を払えばええのかと。



















人間は笑い続ける

2017-11-17 23:41:15 | 日記
俺の9歳8ヵ月の飼いうさぎも、もう永くないかもしれない。
甘いおやつをねだる催促を、煩くしたあとには苦しそうな感染症のくしゃみを連発するという有り様だ。
病院に連れて行くべきだと、ここで多くの人間は言うかもしれない。
でももう俺は、病院には、もう連れて行くのはやめようと想っている。
病院に連れてゆけば、抗生物質をもらうだけだ。
これを何週間と、くしゃみが治まるまで与えつづけなくてはならない。
俺は25歳のときに、飼っていたハムサンドという名前のハムスターに、抗生物質を間違った量を、うっかりと与えてしまい、自ら殺してしまったことがある。
助けようとして、殺してしまうという悲劇を、俺は忘れることができない。
抗生物質とはそれだけ強いもので危ないものなのである。
それを何週間と、与え続けてそれでも治らないなら、抗生物質によって免疫を下げ、結局抗生物質によって死を早めることも有り得る。
つまり抗生物質で治すとは、一か八かの賭けの治療法なのである。
でもこれを、多くの人間は当たり前だと想っている。
ペットだろうが人間だろうが、病気にかかったら病院にすぐに行って、薬をもらうのが正しいと。
でもよく考えてほしい。
だったらなんで自然治癒というものがあるのか。
動物も人間も、本来は自然に病を治す自然治癒という力が備わっている。
それに薬はなにも病院でもらう薬だけが薬ではない。
病院に行けば大抵薬を出されるが、この西洋医薬というものは、ほとんどが動物に苦痛を与え続ける動物実験によって作られてきたということに考えを及ばせる人は少ない。
おかしくないか?
動物を苦しめて人間を助けるのか。
動物を苦しめて動物を助けるのか。
人間が苦しむのは、動物を苦しめ続けて来たからではないのか。
っつうことは、人間の愛玩動物が苦しむのも人間が動物を苦しめ続けて来たからではないのか。
しかし多くの人間は、自分の飼っている動物だけが可愛くて、家畜は殺されても当たり前、動物実験も必要だから当たり前と、彼らの苦しみをスルーし続けている。
その人間の因果が、人間の愛玩動物を苦しめることになると考えることもしない。
自分は苦しみたくはないが、家畜や実験動物は苦しんでも構わないというその心が、人間を苦しめ続けて来たことに気付こうともしない。
一体いつまでこの苦痛の連鎖を、人間は続けて行きたいのであろうか。
俺のうさぎのみちたが、さっきクコの実をあげたばかりなのに、いや、おれの欲しいのんはドライマンゴーだ。マンゴーをくれよ、このやろう。と云わんばかりにサークルをガジガジ噛んでいる。
なんなんだ?なんでこないに我が儘なうさぽんになってしまったのか?why?
俺のせいか、俺が悪いのか。
そうだ全部、全部、俺のせいだ。
俺が動物を苦しめ続けて来たから、こうして俺のうさぎもおやつ中毒となり苦しみ続けている。
みちたは最近やたら食欲がある。
普通、病気になったら、食べないでじっとすることで免疫を上げ、その自然治癒力によって病気を治そうとするものだが、こいつは喰うてばっかりおる。
たぶん食欲の秋だからか、もしくはストレスによる過食症なのかもしれない。
俺はこいつを可愛がってやる気力もないことに毎日イライライライラしている。
みちたは可愛がってもらえないので、そのストレスを甘い食べ物で発散させようと必死なのである。
そして催促の為にサークルをガジガジすると歯が歪んでくるので、その歯の痛みのストレスからもくしゃみを連発するという最悪の悪循環が起きていて本当に可哀想だ。
こんなに弱い動物を大事にもできないなんて、人間はどこまでも愚かだ。
俺ももう、永くないかもしれない。
愚かなまま、俺も死んでゆくのか。
俺が死んだあとも、人間は笑い続ける。
人間は笑い続ける。
人間は笑い続ける。
人間は笑い続ける。
愚かでなくては、生きてはゆけないこの世界で。












 




light

2017-11-16 20:31:07 | 
誰も助けられないし、誰も救えない。
わたしもあなたも。
その共鳴が、欲しいんだ。
わたしが生きてゆく為に。
その共鳴が、必要なんだ。
死が待ち伏せするこの世界で、誰もが。
誰も救えないし、誰も助けられない。
君も僕も。
誰もあなたを救わない。
誰もあなたを救わない。
誰もあなたを救わない。
あなた、あなた、あなた以外に。
あなたが、救われる為。
誰もあなたを救わない。
死はあなたを、待ち伏せする。
夜の公園で。
青白い電燈の下、アスファルトは濡れたまま。
何も映さない、水溜り。
誰もあなたを、見つけられない。
あなたが美しくある為。
あなたが哀しくある為。
あなたの作るあなたの作品である為。
その秘密が、冒されてゆく。
あなたの哀しみは、青白い電燈の下。


















BALAM ACAB - light






















いやらしい女の新たなる試み

2017-11-14 23:28:07 | 日記
俺はとにかく、何時もいやらしい事ばっかり考えている。
どういった、いやらしい事かと申しますと、例えばこういったものである。
俺は今、っつってもこないだから、英会話の個人レッスンというものを、人生で初めて受け始めたのである(中学も不登校だった為、英語の学がまったくないので、初期の文法から教わっている)が、その美しいにも程があるだろうと呆れるほどの目が5歳児みたいに純真なアメリカ人男性の、大学院生の若い先生に向かって、こんなことを言ったら、先生はどないな反応を示すのであろうか。ということを。

「先生、ちょっとええですか」
「はい。なんですか?」
「あのね、はは、いや、そこまで知りたいってことでもないんですけどお、まあ気になってるっていうかあ、ちょっと日本語から英語に訳してもらいたい言葉があるんですけどお」
「はい、いいですよ、どういうのですか?」
「あのね、日本で言う、”いやらしい女”って、英語でなんて訳すんでしょうか?」

と、ここで、先生はその瞬間、どういった表情に崩し、どういった言葉を最初に発声するであるか?
こういうことを俺はいつも、いつも、いつでも、妄想しているといった具合であり、その為に、いつでもその自分の厭らしさに辟易して、死にたい気分であるのであるから、そういった、変態的で、気色の悪いことこの上ない36歳の独身女おまけに引き篭もり歴は9年以上、そんな人間とも、これから月に一度か二度、個人レッスン小さなテーブルを挟んだ向かい岸に見詰め合い、続けて湯かん蹴ればならぬのかあっ、くわわわわわわああああああああっという先生の因果、これ、深いよねっつってえ、他人事みたいにい、俺ゆってるう、っひっひっひっひっひ。

すごいと想うね、いや、俺なら、どんな人間が現れるか知らない個人レッスンとか、どんな知識豊富でもやりたくはない。
例えば、これは差別的に想われて傷つく人もあるかもしれないが、一俗人間として、身体にものすごい障害の在る人が現れたら、どういう顔で面と向かえばいいかって俺は考えてしまうんですよ。
あとは若いのに、天辺まで禿げ上がった男性が現れても、どこに目を当てれば良いかと視線が踊るのではないか、とか、相撲取りの如くに、っふうっふうっふうーっと汗を噴出しながらしゃべる巨漢の人が現れても、やっぱりどういう顔をしたらいいのか、英語を教えながらも、この人は何故ここまで禿げ上げているのか?はたまた何故ここまで太らざるを得なかったか?どういった理由で、身体に障害を負ったか?とそういうことばっかり気になって、個人レッスンなど、行なえたものではないのではないか。
そういった、本当に情けなく悲しい、人間の愚かなる心情に翻弄され、時に、誰かと笑い合いながら死ぬ迄生きる運命なのは、明白な事情とこれ、言えるのであろうぞ。

わたしは日本語のその知識で先生を、先生と尊敬するのではなくて、先生のその誰とでも個人レッスンを行なおうという勇気と大らかさと慈悲深さに、わたしは歳のずいぶん下の先生に向かって、やさぐれた酒呑みの笑顔で、「先生」と何度も、何度も呼びかけるのであった。(先生の苦悩も知らず)


















れぷたんの言いたいこと

2017-11-14 18:15:10 | 
どうもこんわんだ。
れぷたりあんの、れぷたんだれぷ。
れぷたんは、オカルト界では、有名だれぷから、知ってる人間は知ってるだろれぷ。
れぷたんは、人間という生き物に、言いたいことがあるれぷ。
れぷたん、この地球にやってきて、まだ700年とかそんなんだれぷが、れぷたりあんの寿命は長いれぷから、まだ人間の6歳くらいだれぷ。
れぷたりあんは、人間にこっぴどく非難を受けてることを知ってるれぷ。
それについて、れぷたんは反論するれぷ。
れぷたりあんが、どう非難されているかというと、一番は、人間を陰で殺して食べてることを、よく非難されてるれぷ。
れぷたりあんは、爬虫類人間で、確かに、人間よりは冷血な面は持ち合わせてることを、れぷたんは否定はしないれぷ。
でも、れぷたりあんだって、優しい一面も持ってるれぷ。
例えば、れぷたんは人間を殺して食べてるれぷけども、どうすれば、人間に苦痛を与えずに殺せるかを毎日しんげんに、考えてるれぷ。
なぜなら、やっぱり人間に同情するからであって、人間が苦しんでる姿を見るのはやっぱり好きではないんだれぷ。(っつっても、人間👨👩👦👧も牛豚鶏🐮🐷🐔なんかと同じに、生きたまま解体せな、血が残って肉が不味いので、そこは妥協はできないれぷ。)
れぷたんは、人間を食べなくても確かに生きて行けるれぷけれども、それは人間だって、動物を食べなくても生きて行けるのに殺して食べてるからおんなじだれぷ。
れぷたんは人間が美味しいから殺して食べることを人間は非難する資格はないれぷよ。
人間は可愛いと想うときもあるれぷけれども、美味しいから殺して食べて、何が悪いんれぷか?
もし、それを非難するなら、人間だって、動物は食べたらいけないれぷよ。
やってることは同じだれぷ。いや、れぷたりあんは、将来には人間を監禁、拘束して、繁殖させて、効率的に殺して解体できる工場、人間解体工場、人肉解体工場、いわゆる人肉大量生産のための人類家畜化計画を今立てとるけれども、いまはまだ、大量生産は行っとらんばいれぷん。
せやさかい、今の今、現在の時点で考えるならば、れぷたりあんよりも、ずっと残酷なこと、人間はやっとることをわかってるんれぷか。
わかってるんれぷか。
わかってるんれぷか。
わかっとるんれぷか。
って三回足したし、ま、わかってくれるかなって期待してるれぷ。
れぷたんは、人間を、愛してるんだれぷ。
だから、人間たちはどうか、れぷたんの明日の御馳走になってください。

by れぷたんの魂の叫び