実はとうとう、このわしにも、失敬、このわいにも、いやはや、ぼくにも、
恋人ができたの。
え、そうなの?なんでまた。なんでまたっておかしいな。誰なの?早速訊くけれども。
相変わらず意味のわからない返しだね。
別に普通やろ。
相手は・・・・・・ウォレン、君の友人の、ジョシュアだよ。
えっ、あいつ・・・?あいつが・・・おまえの恋人だって?
そうだよ。
あいつ、オレに恋しているのだと、想ってた・・・
ばっ、ばかじゃないのか、君。
だってあいつ、最近オレの家によく来るし、オレが家に行ってもいつも「フットバッグをしませんか」って言うんだぜ。おかしくねえか?
別におかしくなんかないさ、おかしいのは君のほうだ。
オレの何がおかしいんだ。
いつも独り言ばっかり言ってるし、シンクの前で裸になってスポンジで身体拭いてるじゃないか。
えっ、おまえ・・・覗いてたのか・・・そんな趣味がおまえにあるとはな。喜べ。
また意味不明な返しを。別に覗いてないよっ。ふと窓を見たら、カーテンもナシで裸になってたのを見ちゃったんだよっ。
またまたぁ、そんな必死に抵抗しなくても。
抵抗じゃなくて、反抗だろ。
余計外れて行ってるやん。
もういい・・・どっちでも。話を戻すけど、ぼくちんにもついに恋人ができたんだ、おめでとう!
自分で祝ってるのか。
そうだよ。
・・・・・・まぁ、お、オメデトウ。良かったな、あいつ、良いヤツそうじゃないか。
良い奴だけどさ、最近ちょっと、ドキドキするんだよ。
恋愛なんだから、ドキドキしていいだろ、何を悩んどるねん。
そのドキドキじゃないんだよ、そのドキドキもするけど、同時に恐怖のドキドキもするんだよ。
実に、愉快な恋愛で楽しそうだな。
愉快じゃねえよ。怖えーんだよ。
何がそんなに怖いんだ。あいつはどこからどう見ても、変態性癖偏愛男じゃないか。
酷いことゆうなっ。彼は、誠実で、優しくて、ぼ、ぼくだけを愛し尽くしてくれる男なんだよ。
それが恐ろしいんだろ?解ってるぜ、おまえのことはすべて。
ウォレン、君って奴は・・・ありがとう。わかってくれて。
それで、どうしたらいいのか、わっかんないのか、も。
うーん、いや、ただ訊いて欲しかったんだよ。ぼくの恐怖を、君に想像の次元において、描いてみて欲しかったんだよ。
あいつは確かに何考えてるかわからない。気をつけろよ。オレはそんな恋愛、想像しても恐怖は感じないよ。むしろ羨ましいくらいだ。まぁ、実際、そんだけ好かれたらどうなるかわからない話だが。
彼、まえぼくに、はっきりとこう言ったんだ。「わたしは、あなたにわたしだけを愛するという愛で愛されないというのならば、もはや生きている意味などありません。わたしは消滅してしまって構いません。そしてあなたにわたしだけを愛する愛で愛されるというのならば、わたしは永遠を己れに対して赦すことができます」って。
めんどくさい奴だな。
そんな一言で片付けるなよっ。彼は真剣に本気で、それが彼の真心なんだから。
よし、今度会ったらあいつに言ってやるよ。
なんて?
こないだ、御前の彼女、オレの裸を覗き見してたぜって。ちんぽ洗ってるところをガン見してたぜって。
なんでそんなこと言うんだよ!してないよ!ほんとに!
前は凝視してたくせに。
してないよ!(恥辱)
ピンポーン。
あっ、ジョシュアだ、どうせあいつだよまた。なんでおまえんちじゃなくて、オレんちに来んだ?あいつ。やっぱオレのことが好きなんじゃないのか。
ぼくが今日はいまから寝るから会えないってっさっきメールしたんだよ。
可哀想に、おまえあいつを騙したのか。ひでえ女だ。
寝たかったけど、眠れなくって、君に相談してたんじゃないか。
オレが言ってやるよ。あいつはおまえのせいで恐怖に陥れられて今日も眠れないようだぜって。
そんなこと言うなっ。(憤激)
とにかく、おまえいい加減にしておけとだけ言っておいてやるよ。
それじゃ何のことかわかんないじゃないかっ。(激昂)
んじゃそうだな、独占は大概にしろ。とだけ言っとくよ。
やめろっ。
うるさいな、これじゃオレはおまえとあいつの間で蟹挟み状態じゃねえか。
なんで?板挟み・・・?
おまえ、オレ、あいつに殺されるじゃねえかよ。
なんでだよ?
あいつはそのうちオレをも恐怖に陥れるよ。近いうちに。
彼が君に嫉妬して、ってこと?
そうだよ、あいつはキラー、ジェラシィーキラーになるぞ。Jealous killer、Jealousy Murderでもいいな。
うーん、彼はそんなことはしないよ。
なんでそんなことわかるんだよ。っていつまであいつドアの外で待たせるんだよ。
家に入れてあげてよ。
それじゃチャットは堕ちるぞ。またあとでな。
ちょっと待って!
なんだ。
執筆の途中だったとかなんとか言って、彼には本でも読ませておいて、相談の続きを頼むよ。。。
おまえ、そんなことしたら、オレ、あいつに後ろから鈍器で殴られて一撃で天使になるぞ。
天使になってから善きアドバイスを頼むよ。
厭だわっ。
彼は君以上に鋭敏だから、きっと気づくと想うけど、たぶん何もしないよ。
そこ、たぶん気づくと想うけど、きっと何もしないよ。か、きっと気づくと想うけど、きっと何もしないよ。に変えてくれへんか?
細かいことに拘るね・・・
オレの命が懸かっておますねんで。
わかった。では、絶対気づいて、絶対殺意を抱くほどの嫉妬に燃え盛ると想うけど、きっと絶対何もしないと想うよ。
余計不安になったわっ。
とにかく、出てきてあげてよ。ずっと待ってるよ彼。不安そうな顔でさ。
わかった、んじゃあいつを家に入れるからな。
うん。ありがとう。
5分後・・・・・・
たまお。間違えた。またお。また間違えたお。おまた。
おか。かお。
おまえ、あいつ泣いてたぞ。
なんで?!
突風で砂が猛烈に目に入ったらしい。
紛らわしい言い方するなよっ。先に理由を言ってくれよ。
あいつ今、下痢が突如来たらしくてトイレに入ってるよ。紙がないんだが・・・
用意してあげてよ!
まあいいじゃないか。紙がないから当分あいつトイレから出られないぞ。そないだに決着をつけようぜ。
酷い妙案を出すなっ。
最高の妙案だろ。ほら早くどういう言葉をオレに言って欲しいか言え。
なんだって?ぼくが君の言う答えをぼくに考えろだって?
そうだ。何故なら、おまえの求める答えは、おまえのなかにしかありまへんからやんけ。
た、確かに・・・・・・
ほんとに早く頼むぞ。実はオレは執筆しながらこれ返事してるんだ。締め切りが明日のAM4時23分23秒なんだよ。
そ、それは悪かったね・・・でも変に時間にうるさい子会社だね。
かぶに社っていう出版社だよ。
何か深い意味のある名前なの?カブニって。
いや、社長が蕪を煮て食うのが大好物で毎日食べて死にたいって言ってる人間だからだよ。
文学と何も関係ないんだね・・・
意味が解らないだろ。
解らないね・・・
咎(とが)を入れたらかぶとがに社だよなってみんなでいつも言ってるんだよ。
意味の無い指摘だね・・・
いや、意味はあるよ。何故ならかぶとがにからとがを抜くとかぶにになるからだよ。
かぶとがにに、どんな意味があるの?
兜 咎 に だよ。兜と言えば、覆面だろう。
そうだね。
覆面の咎に。という意味から、咎を抜いた会社名というわけだよ。
今考えたんだね。
そうだ。
・・・・・・。
面白いけど、今話すべきことじゃないよね?
今話さなければ、いつ話す?
・・・・・・彼を便器の上に座らせたまま、話すべきことなのかな?
彼はすこし、困らせあげたほうが良い。彼の為に。
(笑)可哀想だろっ。紙は持ってってあげてよ、衛生に悪いからさ。
そうだな、ではトイレットペッパーなる神を差し上げてこよう。
胡椒なのか・・・・・・ホワイトペッパーだね。
そう、白い神だ。ホワイトペッパーでケツを拭くと・・・
ケツがヒリヒリするだろっ。
その通り。御仕置きだ。
5分経過・・・・・・
戻ったぞ。シロイルカ。間違えた、いるか、シロ。
それ3分間は考えてから言ったんだろ。
いや、三日前からずっと考えてた。
ほんとは三年前から考えてたんだろ?
いや、本当は三千年前と三億年前から考えていた。
やっぱし・・・・・・
ところであいつ、また泣いてたぞ。
白い胡椒で涙を拭いてたの?
そうだよ、白い神であいつは涙を拭いて、痛い痛いっつって泣いてたよ。
なぜ彼ばっかりがそんな目に・・・
罰が当たったんだ。おまえを独占しようとした罰がな。神罰だ。
ぼくだって彼を・・・独占しようとしてるもの。そのぼくの愛が、彼に映っちゃったんだよ。
そうだな、でもそうやって、おまえらは、強いアレで結ばれてんだから、ええやない。
アレってなんだよ。
紐だよ紐、ロープだ。
そう、ロープで彼をぐるぐる巻きにして、深い穴の底まで落としたんだ。
で、どうなった?
彼は、「まだ底はありませんよ」って微笑んで言ってた。
クレイジーだな。
そう、彼はぼく以上にクレイジーだ。でも・・・・・・
でもなんだ。
そういうところが・・・愛してるんだっ。
・・・・・・・・・・・・。
15分経過・・・・・・
あれ・・・返事がないけど、どうしたの?
あいつを今、
なんだ、いるじゃん。なに?
殺してきた。
悪い冗談やめろよ!本気で怒るぞ!
嘘じゃない、あいつは今、トイレットのなかでトイレットペッパーなる白い胡椒神に巻かれて、ぶっ倒れて死んでるよ。
なんでそんな酷い嘘を言うの?ぼくに恨みでもあるのか?言いたいことを言えよ。
シロ、なんでおまえは、嘘(冗談)と本当の見分けを、簡単に付けられないんだ。
なんか、君ならやりかねなさそうだと一瞬想ってしまうんだよ。
オレはそこまで正気でないこともないこともないと言わんといかんのか?
もう少しわかりやすく言って欲しい。
オレはあいつほどクレイジーと言えないこともないこともないとおまえ本気で想ってへんやろな?
わからない、直裁に言って欲しい。てか本気で怒ってるの?
なんでこないなことでオレが本気で怒らないとあきまへんですねん。
なんかわっかんないとき多いんだよ、君さァ。
オレも俺が、も、わっかんなあい。
やっぱり怒ってるね?すこし。
オレは自分に対して今、激憤してるんだよ。
なんで。
それは今、気づいてしまったからなんだ。
何に?
オレいま気づいてんけども、
うん。
オレ、影が無いわ。
いや、あるでしょ。
いや、今見たら、ない。
でもほら、こないだあったよ、確か。
可笑しいじゃないか。
何が可笑しいの?
オレは今、君の部屋でこれを打っている。
まさか、ぼくはぼくの部屋で、今文字を打ってるよ。
いやオレもだよ。君の部屋のパソコンの前にオレは座ってるよ。
なんで、ぼくだってぼくの部屋に今いるもん!
夢でも見ているんじゃないか。
君こそ、夢を見ているんだろ?
だったらおまえがチャットで話しているオレは一体誰なんだよ。
それは、夢の世界の君・・・・・・?
あれ、なんか後ろでゴトゴト音がしてる。
気絶していた彼が起き上がったんだよ。
彼って、一体だれのことだ。
何言ってんの、ぼくの愛する恋人のことさ。
おい、オレはいったい誰なんだ。彼ってどこにいるんだ。
君は、こことは違う次元かもしれないけど、存在しているんだよ。
どこに?
ぼくの部屋に・・・・・・。
ありがとう。影が、見える気がするよ。
ウォレン。
なんや。
君のことも、愛してるよ。
知ってるよ、あいつの正体は、死神なんだろう?
そうだよ。
オレ、死神に狙われ続けますやんけ。
彼は影を奪ったりしない。
何故だ?
彼自身が、影だからさ。
そして君の影は、ぼくだ。
ありがとう。我が創造主。
おめでとう。我が創造物。
しろにじのThe Sims3 パート37
music by
Breakbot - Man Without Shadow
Breakbot - Man Without Shadow
恋人ができたの。
え、そうなの?なんでまた。なんでまたっておかしいな。誰なの?早速訊くけれども。
相変わらず意味のわからない返しだね。
別に普通やろ。
相手は・・・・・・ウォレン、君の友人の、ジョシュアだよ。
えっ、あいつ・・・?あいつが・・・おまえの恋人だって?
そうだよ。
あいつ、オレに恋しているのだと、想ってた・・・
ばっ、ばかじゃないのか、君。
だってあいつ、最近オレの家によく来るし、オレが家に行ってもいつも「フットバッグをしませんか」って言うんだぜ。おかしくねえか?
別におかしくなんかないさ、おかしいのは君のほうだ。
オレの何がおかしいんだ。
いつも独り言ばっかり言ってるし、シンクの前で裸になってスポンジで身体拭いてるじゃないか。
えっ、おまえ・・・覗いてたのか・・・そんな趣味がおまえにあるとはな。喜べ。
また意味不明な返しを。別に覗いてないよっ。ふと窓を見たら、カーテンもナシで裸になってたのを見ちゃったんだよっ。
またまたぁ、そんな必死に抵抗しなくても。
抵抗じゃなくて、反抗だろ。
余計外れて行ってるやん。
もういい・・・どっちでも。話を戻すけど、ぼくちんにもついに恋人ができたんだ、おめでとう!
自分で祝ってるのか。
そうだよ。
・・・・・・まぁ、お、オメデトウ。良かったな、あいつ、良いヤツそうじゃないか。
良い奴だけどさ、最近ちょっと、ドキドキするんだよ。
恋愛なんだから、ドキドキしていいだろ、何を悩んどるねん。
そのドキドキじゃないんだよ、そのドキドキもするけど、同時に恐怖のドキドキもするんだよ。
実に、愉快な恋愛で楽しそうだな。
愉快じゃねえよ。怖えーんだよ。
何がそんなに怖いんだ。あいつはどこからどう見ても、変態性癖偏愛男じゃないか。
酷いことゆうなっ。彼は、誠実で、優しくて、ぼ、ぼくだけを愛し尽くしてくれる男なんだよ。
それが恐ろしいんだろ?解ってるぜ、おまえのことはすべて。
ウォレン、君って奴は・・・ありがとう。わかってくれて。
それで、どうしたらいいのか、わっかんないのか、も。
うーん、いや、ただ訊いて欲しかったんだよ。ぼくの恐怖を、君に想像の次元において、描いてみて欲しかったんだよ。
あいつは確かに何考えてるかわからない。気をつけろよ。オレはそんな恋愛、想像しても恐怖は感じないよ。むしろ羨ましいくらいだ。まぁ、実際、そんだけ好かれたらどうなるかわからない話だが。
彼、まえぼくに、はっきりとこう言ったんだ。「わたしは、あなたにわたしだけを愛するという愛で愛されないというのならば、もはや生きている意味などありません。わたしは消滅してしまって構いません。そしてあなたにわたしだけを愛する愛で愛されるというのならば、わたしは永遠を己れに対して赦すことができます」って。
めんどくさい奴だな。
そんな一言で片付けるなよっ。彼は真剣に本気で、それが彼の真心なんだから。
よし、今度会ったらあいつに言ってやるよ。
なんて?
こないだ、御前の彼女、オレの裸を覗き見してたぜって。ちんぽ洗ってるところをガン見してたぜって。
なんでそんなこと言うんだよ!してないよ!ほんとに!
前は凝視してたくせに。
してないよ!(恥辱)
ピンポーン。
あっ、ジョシュアだ、どうせあいつだよまた。なんでおまえんちじゃなくて、オレんちに来んだ?あいつ。やっぱオレのことが好きなんじゃないのか。
ぼくが今日はいまから寝るから会えないってっさっきメールしたんだよ。
可哀想に、おまえあいつを騙したのか。ひでえ女だ。
寝たかったけど、眠れなくって、君に相談してたんじゃないか。
オレが言ってやるよ。あいつはおまえのせいで恐怖に陥れられて今日も眠れないようだぜって。
そんなこと言うなっ。(憤激)
とにかく、おまえいい加減にしておけとだけ言っておいてやるよ。
それじゃ何のことかわかんないじゃないかっ。(激昂)
んじゃそうだな、独占は大概にしろ。とだけ言っとくよ。
やめろっ。
うるさいな、これじゃオレはおまえとあいつの間で蟹挟み状態じゃねえか。
なんで?板挟み・・・?
おまえ、オレ、あいつに殺されるじゃねえかよ。
なんでだよ?
あいつはそのうちオレをも恐怖に陥れるよ。近いうちに。
彼が君に嫉妬して、ってこと?
そうだよ、あいつはキラー、ジェラシィーキラーになるぞ。Jealous killer、Jealousy Murderでもいいな。
うーん、彼はそんなことはしないよ。
なんでそんなことわかるんだよ。っていつまであいつドアの外で待たせるんだよ。
家に入れてあげてよ。
それじゃチャットは堕ちるぞ。またあとでな。
ちょっと待って!
なんだ。
執筆の途中だったとかなんとか言って、彼には本でも読ませておいて、相談の続きを頼むよ。。。
おまえ、そんなことしたら、オレ、あいつに後ろから鈍器で殴られて一撃で天使になるぞ。
天使になってから善きアドバイスを頼むよ。
厭だわっ。
彼は君以上に鋭敏だから、きっと気づくと想うけど、たぶん何もしないよ。
そこ、たぶん気づくと想うけど、きっと何もしないよ。か、きっと気づくと想うけど、きっと何もしないよ。に変えてくれへんか?
細かいことに拘るね・・・
オレの命が懸かっておますねんで。
わかった。では、絶対気づいて、絶対殺意を抱くほどの嫉妬に燃え盛ると想うけど、きっと絶対何もしないと想うよ。
余計不安になったわっ。
とにかく、出てきてあげてよ。ずっと待ってるよ彼。不安そうな顔でさ。
わかった、んじゃあいつを家に入れるからな。
うん。ありがとう。
5分後・・・・・・
たまお。間違えた。またお。また間違えたお。おまた。
おか。かお。
おまえ、あいつ泣いてたぞ。
なんで?!
突風で砂が猛烈に目に入ったらしい。
紛らわしい言い方するなよっ。先に理由を言ってくれよ。
あいつ今、下痢が突如来たらしくてトイレに入ってるよ。紙がないんだが・・・
用意してあげてよ!
まあいいじゃないか。紙がないから当分あいつトイレから出られないぞ。そないだに決着をつけようぜ。
酷い妙案を出すなっ。
最高の妙案だろ。ほら早くどういう言葉をオレに言って欲しいか言え。
なんだって?ぼくが君の言う答えをぼくに考えろだって?
そうだ。何故なら、おまえの求める答えは、おまえのなかにしかありまへんからやんけ。
た、確かに・・・・・・
ほんとに早く頼むぞ。実はオレは執筆しながらこれ返事してるんだ。締め切りが明日のAM4時23分23秒なんだよ。
そ、それは悪かったね・・・でも変に時間にうるさい子会社だね。
かぶに社っていう出版社だよ。
何か深い意味のある名前なの?カブニって。
いや、社長が蕪を煮て食うのが大好物で毎日食べて死にたいって言ってる人間だからだよ。
文学と何も関係ないんだね・・・
意味が解らないだろ。
解らないね・・・
咎(とが)を入れたらかぶとがに社だよなってみんなでいつも言ってるんだよ。
意味の無い指摘だね・・・
いや、意味はあるよ。何故ならかぶとがにからとがを抜くとかぶにになるからだよ。
かぶとがにに、どんな意味があるの?
兜 咎 に だよ。兜と言えば、覆面だろう。
そうだね。
覆面の咎に。という意味から、咎を抜いた会社名というわけだよ。
今考えたんだね。
そうだ。
・・・・・・。
面白いけど、今話すべきことじゃないよね?
今話さなければ、いつ話す?
・・・・・・彼を便器の上に座らせたまま、話すべきことなのかな?
彼はすこし、困らせあげたほうが良い。彼の為に。
(笑)可哀想だろっ。紙は持ってってあげてよ、衛生に悪いからさ。
そうだな、ではトイレットペッパーなる神を差し上げてこよう。
胡椒なのか・・・・・・ホワイトペッパーだね。
そう、白い神だ。ホワイトペッパーでケツを拭くと・・・
ケツがヒリヒリするだろっ。
その通り。御仕置きだ。
5分経過・・・・・・
戻ったぞ。シロイルカ。間違えた、いるか、シロ。
それ3分間は考えてから言ったんだろ。
いや、三日前からずっと考えてた。
ほんとは三年前から考えてたんだろ?
いや、本当は三千年前と三億年前から考えていた。
やっぱし・・・・・・
ところであいつ、また泣いてたぞ。
白い胡椒で涙を拭いてたの?
そうだよ、白い神であいつは涙を拭いて、痛い痛いっつって泣いてたよ。
なぜ彼ばっかりがそんな目に・・・
罰が当たったんだ。おまえを独占しようとした罰がな。神罰だ。
ぼくだって彼を・・・独占しようとしてるもの。そのぼくの愛が、彼に映っちゃったんだよ。
そうだな、でもそうやって、おまえらは、強いアレで結ばれてんだから、ええやない。
アレってなんだよ。
紐だよ紐、ロープだ。
そう、ロープで彼をぐるぐる巻きにして、深い穴の底まで落としたんだ。
で、どうなった?
彼は、「まだ底はありませんよ」って微笑んで言ってた。
クレイジーだな。
そう、彼はぼく以上にクレイジーだ。でも・・・・・・
でもなんだ。
そういうところが・・・愛してるんだっ。
・・・・・・・・・・・・。
15分経過・・・・・・
あれ・・・返事がないけど、どうしたの?
あいつを今、
なんだ、いるじゃん。なに?
殺してきた。
悪い冗談やめろよ!本気で怒るぞ!
嘘じゃない、あいつは今、トイレットのなかでトイレットペッパーなる白い胡椒神に巻かれて、ぶっ倒れて死んでるよ。
なんでそんな酷い嘘を言うの?ぼくに恨みでもあるのか?言いたいことを言えよ。
シロ、なんでおまえは、嘘(冗談)と本当の見分けを、簡単に付けられないんだ。
なんか、君ならやりかねなさそうだと一瞬想ってしまうんだよ。
オレはそこまで正気でないこともないこともないと言わんといかんのか?
もう少しわかりやすく言って欲しい。
オレはあいつほどクレイジーと言えないこともないこともないとおまえ本気で想ってへんやろな?
わからない、直裁に言って欲しい。てか本気で怒ってるの?
なんでこないなことでオレが本気で怒らないとあきまへんですねん。
なんかわっかんないとき多いんだよ、君さァ。
オレも俺が、も、わっかんなあい。
やっぱり怒ってるね?すこし。
オレは自分に対して今、激憤してるんだよ。
なんで。
それは今、気づいてしまったからなんだ。
何に?
オレいま気づいてんけども、
うん。
オレ、影が無いわ。
いや、あるでしょ。
いや、今見たら、ない。
でもほら、こないだあったよ、確か。
可笑しいじゃないか。
何が可笑しいの?
オレは今、君の部屋でこれを打っている。
まさか、ぼくはぼくの部屋で、今文字を打ってるよ。
いやオレもだよ。君の部屋のパソコンの前にオレは座ってるよ。
なんで、ぼくだってぼくの部屋に今いるもん!
夢でも見ているんじゃないか。
君こそ、夢を見ているんだろ?
だったらおまえがチャットで話しているオレは一体誰なんだよ。
それは、夢の世界の君・・・・・・?
あれ、なんか後ろでゴトゴト音がしてる。
気絶していた彼が起き上がったんだよ。
彼って、一体だれのことだ。
何言ってんの、ぼくの愛する恋人のことさ。
おい、オレはいったい誰なんだ。彼ってどこにいるんだ。
君は、こことは違う次元かもしれないけど、存在しているんだよ。
どこに?
ぼくの部屋に・・・・・・。
ありがとう。影が、見える気がするよ。
ウォレン。
なんや。
君のことも、愛してるよ。
知ってるよ、あいつの正体は、死神なんだろう?
そうだよ。
オレ、死神に狙われ続けますやんけ。
彼は影を奪ったりしない。
何故だ?
彼自身が、影だからさ。
そして君の影は、ぼくだ。
ありがとう。我が創造主。
おめでとう。我が創造物。
しろにじのThe Sims3 パート37
music by
Breakbot - Man Without Shadow
Breakbot - Man Without Shadow