―――――――――20日に書いた文
先月にニコラス・ウィンディング・レフン監督の映画「Drive(ドライヴ)」を観たことからきっかけで、
この映画に深く影響を受けているという2012年のインディービデオゲーム「Hotline Miami(ホットライン・マイアミ)」というゲームにすごく興味を持ち、Steamというソフトウェアでダウンロードして、2月2日からプレイし始めて、今日の20日の午前3時半前にやっとこさ、パズルをすべて揃えエンディングまでクリアできました。
ストーリー
1989年4月3日、フロリダ州マイアミで物語は始まる。
プレイヤーは、本名その他が一切不明な青年「Jacket」として夢を見る。
夢の中では三人のマスクを被った人物が謎めいた言葉をJacketに投げかけるのであった。
夢から覚めると自宅のアパートの留守番電話に伝言が入っており、それに従って荷物を開くと、そこには夢で見たニワトリのマスクが入っていた。
Jacketは伝言が命じた通りに人を殺害してゆく。
初回のプレイではパズルを全て揃えられなかったのでまた一から何度もスタートしてプレイしていました。
2月2日の夜からプレイしだして、総プレイ時間は84時間。
章(チャプター)のところから一からスタートして何故セーブできないのかと嘆きながら3日間ほど何度も最初からプレイしていましたが、チャプターのところで矢印(ゲームパッドの)を横に押すと次のチャプターからプレイ出来るとクリアし終わった後に知りました…
でも結果、多くの時間を掛けて、何度も挑戦してこのゲームをクリアできたことがかえって良かったと感じています。
無事にパソコンを二日付けっぱなしにして、昨日と今日でパズルを揃えて最後までクリアできました。
昨日の夕方から寝て、また一からスタートしなくてはならなくなってたらどうしようと心配しながら寝たので夢の中でもプレイしていた気がします。
今まではBeta版でwindowedモードでやっていたので全画面になりませんでしたが、モードを変えたので全画面になり、台詞の翻訳も違います。
(写真のはBeta版ですが、ビデオはほとんどBeta版ではないものです。翻訳は大体はBeta版じゃないほうが良く出来ているのですが、いくつかはBeta版のほうが良いと感じるものがありました)
総プレイ時間84時間プレイでやっとこさ、クリアできました。
こんなに夢中になったゲームは16年前の20歳の頃に夢中になったクロノクロス以来です。
それ以来、こういった先へ進んでゆくゲームはまったくしていませんでした。
なかなか、ここまで興味を持てるゲームがなかったんですよね。(サイレントヒル〔特にサイレントヒル2〕に至っては興味が深いもののプレステを購入したり繋げられる液晶を買ったりなどの資金の問題と怖すぎてトラウマになりそうな心配の為、まだプレイできていません)
このゲームを遣り始めたのは、映画「Drive」を観て、それに影響されているゲームということで興味を持ち(あの映画もかなりの残虐な映画でしたから監督に対する興味を深く持ちました)、youtubeにUPされているプレイ動画を観てみて、音楽やレトロな感じやキャラクターや謎めいた内容など全てのセンスが素晴らしいと感じたからだけではなく、人を簡単に殺してゆくという残虐なゲームを何故人は作ったり、プレイしたりするのだろう?ということを理解したい、知りたい気持ちからも実際にプレイしてみたい想いが強くありました。
実際、人を次々と殺して進んでゆくビデオゲームを36歳というこの歳で生れて初めてプレイしてみて、様々な感覚や感情を覚えました。
最初は大きな銃声を立てて銃で撃ち殺すことに解放感を感じたり、素手で殴り殺すことに痛みを感じたりしていましたが、その感覚もプレイを重ねると麻痺してきました。
残酷に殺してゆく罪悪感よりも、自分が殺されないことのほうに必死になってしまう感覚。
罪悪感以上に殺せたときに達成感を深く感じる感覚や、
人生の課題と同じにクリアするのが難しければ難しいほどに達成感も深く、嬉しい感覚もやっぱり深まるんだなとか、
人を殺した後に嘔吐する場面のあるゲームって他にもあるんだろうかとか、
何故、人を殺していかなくてはならないか、はっきりとした理由がわからないのにプレイヤー(主人公)が人を殺しながらも進んでゆくことにも面白さを感じることや、
単純な2Dゲームだったとしても、あんまり続けてプレイし続けると、”もう今日は殺したくない”という苦しい感覚に襲われることや、
最後まで無事にクリアできても、人をたくさん殺してしまったことに対しては喜びっていうものはないんだなとか、
すごくイライラしたときほど、まるで相手(敵)が自分のように想えて、残虐に殺せば殺すほど快楽を感じてすっきりしている自分がいたりとか、
まだ少年(10代)っぽいBikerを殺したとき、ほかのおっさんたちとかを殺したときよりずっと胸が痛くなって罪悪感に苛まれたこととか、
何度も同じステージをプレイしましたが、この84時間をずっとこのゲームに費やして、それ以外でもこのゲームを基に小説や日記を書いていたり、夢の中でも続きを生きていたり、先月の26日頃からこのゲームのことばかり考えて生活し続けてきたのもあり、想いだすと涙が浮かんできます。
このゲームのテーマは政治的な内容ではなく、もっと、すごく深いものだと感じました。
人間、生命、存在や空間や世界、時間、自己と他者、人間の罪、存在というものの永遠のテーマを扱っていると感じたのです。
2D(2次元)ゲームの中に、これほど切ない想いや深い悲しみや、人を殺してしまったんだという感覚を感じられて感情移入できることもすごく素晴らしくて、ゲームに興味の無い人も一度プレイしてみてもらいたい気持ちです。
最後まで遣り終えて、言いようのない深い感動を覚えています。
今でもサントラをずっと聴いていますが涙が出そうになります。
今、このゲームを基に、1月27日から小説を書いています。
かなり、苦しいです。ゲームを基に小説を書く事自体初めてですが、それ以前に人を次々と殺してゆく主人公の小説は書いたことがありません。
まだまだこのゲームに関しても、”この現実世界”の暴力、残虐さ、殺人、殺戮というものに関しても、言い表せないものを、小説で表現して行けたならと想います。
わたしのプレイしたHotline Miami動画を最初からyoutubeに幾つもUPしましたんで、良かったら観てみてください。
大体どういう感じのゲームかがこれでわかると想います。
まだエンディングまで少しあるのですが、WIMAXの制限を越えてしまったのかアップロードにすごく時間がかかってネットが使えなくなるので残りのものは少しずつアップして行こうと想います。
しろにじのホットライン マイアミ Part1
しろにじのホットライン マイアミ Part2(撮り直し)
しろにじのホットライン マイアミ Part3(撮り直し)
しろにじのホットライン マイアミ Part3
今のところ、Chapter 12の-TRAUMA-のところまで続けてUPできています。
YouTube sironijiチャンネル
次のステージはChapter 13 -ASSAULT-で個別に1階部分と3階部分(クリア)を載せてしまったので、また撮り直して載せるか考えます。
初回のプレイではキーボード操作でプレイして、敵を倒す以前に行きたい方向に行くことからあまりに難しくて、最初のステージをクリアするのに二時間弱かかりました。
それがゲームパッドというパソコンにUSBで繋げるコントローラーがあることを知り、早速買ってそれで何度かプレイを重ねると1と2ステージ、10分ほどでクリアできるほどにまで上達しました。
相手に”ロックオン”という照準を合わせてロックするボタンを押してから攻撃することによって、合わさないよりもずっと倒しやすくなります。
なんとか不器用でしかたないわたしでもこの超絶難易度と言われるホットラインマイアミをエンディングまでクリアできたのでゲーム操作に慣れていない方でも時間をかけるとコツを掴めてクリアできると想います。
初回プレイ日の2月2日から2月10日の夜までで5ステージクリアできました。
一番、印象深いステージは『Chapter 12 -TRAUMA-』です。
このステージは人を殺さないステージなんですが、一番わたしにはまさにトラウマになりそうなほど印象的なステージでした。
「病院」という場所に、わたしの深いトラウマが関係しているからだと想います。
この記事の下書きを書いて、少し横になると、急にそのトラウマのステージの光景が浮かんで、泣いてしまいました。
ちょうど、わたしのいる部屋の西日が強く当たる黄色い部屋の中と、あのステージの黄色く眩しい世界が重なります。
まるで自分があの世界にいるかのような感覚になり、突然悲しくてたまらなくなりました。
きっと主人公は何週間と昏睡して目が覚めても酷く朦朧とした状態であの病院内を一人で歩いて、家に帰ったんだろなと想いました。
自分が人を殺しまくったこともはっきりと記憶になかったかもしれません。
わたしはこのゲームをひとつの現実として感じるのでとてつもなく苦しくなります。
自分も長年、離人症状があるのでこのゲームの主人公と自分はとても似ているように感じます。
現実感覚を喪った人間であるから、殺人を依頼され、その依頼を受け続けたとも考えられます。
彼が現実感覚を喪った原因は、愛する存在を自分のせいで死なせてしまったという深い絶望が過去にあるからではないか。
自分の人生とまったく同じに想えてくる。
このゲームの主人公と自分がどこまでも重なる。
自分の最も愛する者を、自分の行いによって死なせてしまうというこのゲームを始めたのは、おれなのだから。
謎の人物Beard(ビアード、髭)
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 21日今日の追記文↓
昨日に最後までクリアしてからというもの、寝ようにも寝れずに胸が締め付けられるような苦しさを感じていたのですが、21日の今朝に目が覚めたときから深い喪失感がありました。
ああそうか、ゲームをクリアしてしまうことって、喪失でもあるんだなと、16年前にクロノクロスをクリアしたときも14歳のときにクロノトリガーをクリアしたときにもきっと味わったであろう感覚を想いだそうとしていました。
でもここまでの深い喪失感ってあったのかなと感じています。
このゲームはすごく現実的だし、人を殺してゆくゲームっていうのは、モンスターや人まがいの敵を殺してゆくゲームとは一線を画している感覚に陥ることを知りました。
このゲームはまだ続編があるのでわくわくする感覚もあるのですが、でもクリアしてしまうことで終ってしまって戻れない世界があるように感じました。
一つのゲームのクリアってそういうことなんだろなと感じたのです。
だからすごく寂しい……もっとエンディングに辿り着くまで時間を掛けてたくさんプレイしていたかったなと想いました。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――22日今日の文
今朝の、22日の目覚めも、まだ喪失感が続いています。
本当は動画をアップロードできてたら20日にこの記事を投稿したかったのですが、アップロードするプレイ動画を撮り直したり、アップロードするのに時間が掛かりすぎてしまい、22日になってしまいました。
続編をプレイする前に、できればこのゲームだけを基に一つの小説を完結させたいです。 このゲームが何故、これほど現実的なものに感じているのか、洗練されたものほど現実感があるのでしょうか。
フィクションのものは溢れていますが、現実感を深く感じられる作品はとても少ないです。
もっとも、わたしにとってこの世界は現実感がすごく薄いです。
わたしにとって小説こそが、わたしの本当の生きる世界なので、このホットライン マイアミをもっと生きる世界にしたいです。