はぴの自作カフェ 2nd

子育てと仕事に勤しみながら自作PCを模索する漢の日常

Ryzen with Vega搭載の超小型PC UDOO BOLT着弾!!!(Ryzen Embedded V1605B搭載)

2019-09-27 17:55:08 | 低消費電力APU

みなさんこんにちは、はぴです。
日中は汗かく暑さと陽射しですが、吹く風は涼しく心地よく、朝晩の寒さが今年の暮れを感じさせます。

9月に出るはずだったRyzen 3950Xも11月に延期となりましたがそれもそれ。
前々より目をつけて動向を追っていたブツがようやく届きました。

ACアダプタや、S-ATAケーブルや、WiFiパーツと一緒に届いたそれは・・・





Udoo Boltと呼ばれるNANO-ITXサイズのマザー、CPU付き。





丁寧に梱包されて届きました。





12cm角の大きさに、ZenコアとVegaコアが載っかっちゃってます!!!
Ryzen Embedded V1605Bと呼ばれる、4コア8スレッドのZENコア(2GHz/最大3.6GHz)にRadeon Vega 8(1100MHz)コアが搭載されています。
CPUコアだけ見ればRyzen 5 2400Gのクロックを下げたもの。GPUコアだけ見ればRyzen 5 2200GのGPU相当となっています。

それでいてTDPを12W~25Wになるように調整したAMD低消費電力CPUの集大成と言えるのではないでしょうか。





ボードの大きさはNANO-ITXサイズ!!!
普通のMINI-ITXサイズよりもとても小さいサイズになっております。




INTEL製品では、NUCや、MINI-STXサイズなど充実したラインナップを展開しています。
AMD製品ではほとんど見当たらなく、最近になりMINI-STXサイズのDeskmini A300が発売されたのが記憶に新しい話題でした。

AMDのAPUはどうしても発熱が多く消費電力もちょっと高めな傾向にあり、コンパクトにPCを組んでも冷却にも気を使いながら自作PCしていました。
Athlon 200GEは低消費電力なAPUとして使いやすくなり私もオーディオPCとして一日中動きっぱなししていても元気に動作しております。
筐体はほんのりと温かくなっておりますが、大丈夫そう・・・^^;

このUdoo Boltに搭載されているRyzen Embedded V1605BはTDP12~35Wと、Athlon 200GEのさらに下のTDPとなっていて、省電力と性能がとても楽しみでした。






こちらは、背面にあたる部分です。左から、オーディオ関連のヘッドフォン/SPDIFコネクタ、HDMI 2.0aポート×2(4096x2160/60Hz)
USB Type-Cポート×2 こちらのType-CはDisplayport Alternate Modeに対応していて4096x2160/60Hz出力に対応しています。
Type-Cの規格はUSB 3.1 Gen2に対応していると思われます(要検証)。Power Deliveryは20V/3A(60W)に対応。
次にRealtek RTL811G Gigabit Ethernet LANコネクタ。
最後に電源コネクタ(ACアダプタ DC19V-3.15A 60W)となっています。





上面に白く見える3個のコネクタはGroveコネクタ、Seeed社のGrove規格のセンサー類を接続出来ます。
ラズパイやArduinoで使えるセンサー類がこのマザーでも使えるわけですね(よくわかっていません)。
そのコネクタの基板下側にはS-ATA電源コネクタと、S-ATAポートが1個。
その隣に、上下黒いコネクタが基板半分ほど占有していますが、Arudino Leonardo互換のI/Oピンヘッダとなっています。
こちらは、ATMEL社製のATmega32u4コントローラーを介して制御できるようになっています。
Arduinoやラズパイみたいに遊べますよ~とのことです。





こちらが、正面側になります。一番左側の白いピンは電源やLED等の内部ピンヘッダ、その隣に小さな電源スイッチがあります。
その隣の小さな黒い部品がありますが、赤外線センサー。
さらにUSB 3.1 Type-Aポートが2個、オーディオコネクタとなります。





中ほどの2個の白いコネクタは、内蔵用左右スピーカーの接続コネクタ。






ボード裏面です。
左上には、Socket 3 Key MのNVMe PCI-e x4 Gen 3対応スロット。
下側には、Socket 2 Key Bの(S-ATA SSDもしくは、PCI-e x2対応)スロット。
さらに、Socket 1 Key EのWiFi + Bluetooth用のスロットとなります。





メモリは、SO-DIMMが2スロット。DDR4 2400MHz最大32GBまでの対応です。ECCメモリにも対応。
OCにはBIOS設定にて「Advanced」ー「AMD CBS」ー「UMC Common Options」ー「DDR4 Common Options」と辿ることで設定は出来るみたいです。
しかし、「OCするとシステムにダメージを与えて壊れるかもしれないけどいいの?」的なメッセージが出てYES/NOの選択を選ばされます。

この大きさのマザーで無理するんじゃないぞ?ってな意思表示がされています。




ACアダプタも一緒に依頼しました。
19V 3.15A 65W仕様の物。
PSEマークもありますので国内仕様OKのようです。

USB Type-Cコネクタを使用してPowerDeliveryによる電源供給も可能です(試しました。)60Wの給電が出来れば起動します。
究極のところUSB Type-Cコネクタにハブをつなげてそちらにキーボードやマウス、ディスプレイも接続しておけばこのUdoo BoltとはUSB Cケーブル一本を繋ぐことでシステムを構築することも出来そうです。




電源ボタンはこちらの(ドライバーの先)小さなスイッチです。
専用のケースも入手したのでこちらのボタンも合うように作られています。




特に派手な騒音はせず、ファンは回転せずに起動。
とても静かに起動します。




最初はいきなりBIOS画面に・・・(OSも何も入っていないので当然?)
こちらが「Main」




こちらが「Advanced」項目
ずらずらずら~と項目が並べてあります。
先ほどのメモリOC関連は一番上の「AMD CBS」から入っていきます。




「Chipset」項目





「Security」項目




「Boot」項目
内蔵するeMMCからも起動可能。





「Save & Exit」
一般的なAM4マザーボードと同じようなことができます。





PCI-e x4 Gen3のスロットは、NVMe専用となっています。





こちらにOS用のSSDを搭載。
取り付けるネジが今までの物よりも大きくてドライバーが合わせやすいです。




ちなみに、USB Type-C専用のハブがプレゼントされて来ました。
Gigabit LANとUSB 3.1ポートが3個、普通にOSをインストールしようとするとマウス・キーボードでUSB Type-Aコネクタが埋まってしまうため便利です。





サクサクっとWindowsをインストール中です。
ザックリですが検証を行っていきます。





Ryzen Embedded V1000シリーズをオンボードにしたMini-ITXマザーとか市販されないかなぁ?とか考えながらこのUdoo Boltで遊んでみたいと思います。


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