ボストン現地レポート 教育に関連した話題を現地から

アメリカのサマーキャンプ、サマースクールの短期留学専門のコーディネーターが、現地の情報を様々な角度からお届けします。

アメリカのサマーキャンプ参加後のご感想

2014年02月18日 | アメリカのサマーキャンプ
今日も、ボストンでは雪が降っています。東海岸周辺では、今年は平年より雪が多く、この地域のボーディングスクールに留学中の日本人生徒さんたちもさすがにうんざりしているようです。日本でも、大雪の被害があったそうで、1日も早く復旧されることを、願っています。

今回も、昨年の夏に、日本からアメリカのサマーキャンプに初めて参加された、小学生5年生の生徒さん、そして保護者の方のご感想をご紹介いたします。日本語、英語、フランス語を自由に操るイラン出身のお父さま、そして学習塾の先生の強いお勧めで、初めてのサマーキャンプ参加が実現しました。はにかんだ笑顔がとても印象的なお子さんですが、一人っ子で、シャイなところもある生徒さんです。

質問:サマーキャンプに参加して、一番印象的だったこと(楽しかったこと、困ったこと、なんでも)
答:クラス(アクティビティ)が楽しかった。クレイドラムで作ったドラムが良い形で良い色でよかった。親に会えなくて悲しかった。キャビンのカウンセラーのAワーク(カウンセラーの助手を務めます元キャンパーの高校生)が、あまり優しくなかった。

質問:サマーキャンプに参加する前後で、何か自分で変わったこと、気付いたこと、そして考えたこと。
答:たくましくがまん強くなった。

質問:来年のサマーキャンプに参加したいと思いますか?理由は?
答:参加したいです。なぜなら、すごく楽しくて心がらくになるからです。

保護者の方のご感想

質問:お子さんからお聞きになられたプログラムの話の中で、特に印象的であったことをお知らせ下さい。
答:数カ国のお友達とキャビンやアクティビティでコミュニケーションをお互いに取ることが出来たようで、とても楽しかったそうです。同じキャビンの韓国人とも仲良くなり、その子の家族が親日家らしく、キャンプの間に日本を訪問していると聞き、嬉しかったそうです。また、中国人のお友達には、”中国と日本は国同士でいろいろともめているけれど、僕たちはそんなことは関係なく、日本のことが大好きだよ”と言っていただいたことは、息子もとても良かったと嬉しそうに話しておりました。このような気持をいつまでも持ち続けて欲しいですね。そして、平和や地球環境などを、グローバルに考えられる大人になって欲しいと思います。

質問:お子さんをサマーキャンプに参加させてみて、プラスになったこと。また、その他お気付きになったことがありましたら、お知らせ下さい。
答:英語がとても好きになったこと。日本の学校生活とは全く違い、のびのびとできた様子。アクティビティは、前半は主にスポーツ中心で、特に乗馬は楽しく気に入ったようです。フルセッションで参加できなかったことが悔やまれます。もう少し、配慮していただけたら、と思いました。後半のアートのアクティビティのクラスは、どれも素晴らしいです。作品を持ち帰って来たので、とても感動しました。(いくつかの作品は紛失してしまったようですが。。)先生方が、子どもの発想を尊重してくださっているようで、自由にのびのびとした、今までにない色使いがみられ、子どもが心の底から楽しんで取り組み、完成させる達成感まで味わうことができたようです。満喫できていたことがよく分かり、心が晴れ晴れしているようです。

質問:何かプログラムにご要望(改善できる点)がありましたら、お知らせ下さい。
答:キャビンのカウンセラーがあまり親切でなかったようです。言葉の問題もあるとは思いますが、話をしっかりと聞いて下さると良いと思います。古いキャビンではシャワー等が使いにくいようでした。ショップでライトを購入したようですが、すぐに壊れてしまったそうです。

質問:コーディネーションを担当しました、American Summer Opportunitiesについて、ご意見をお寄せ下さい。
答:どんなに小さな事にも、きちんと説明くださり、不安を取り除いてくださった事、とても感謝しております。また、遠路、キャンプまで訪ねてくださり、写真付きのレポートは様子が分かり安心できました。帰りのボストン空港では、Tammyさんを待つ時間が長く、何も出来なかったことが残念!と申しておりました(笑)。出発時の成田空港では、元キャンパーである先輩方に大変御世話になりました。子どもにとっても親近感があり、良い刺激になったと思います。皆様のおかげで初めてのサマーキャンプがとても良い経験、良い思い出となりました。ありがとうございました。

この生徒さんは、今年の夏も、同じサマーキャンプに4週間参加されます。乗馬も、今年はフルセッションで参加できますよう、私どもも事前にプログラム側に確認したいと思います。プログラム滞在中、アクティビティのことについて、希望や質問があった際には、コーディネーターである私どもへお子さんから連絡できますよう、予めファックス送信用紙をお子さんへお渡ししています。この用紙に、走り書きでも良いので、質問や困ったことについて書いて、キャンプのオフィスへ持っていきますと、自動的にコーディネーターである私どもへ送信されるよう、アレンジしております。すぐに知らせてくれれば、解決できることがほとんどです。

キャンプを訪問した際は、朝のミーティングの後、最初のアクティビティに子どもたちが移動する様子を見ておりました。この生徒さんは、自分の陶芸の作品がまっている陶芸のスタジオに向かって、とても元気に走っていきました。アート関連のクラスでは、子どもたちが自由に、そして真剣に、自分の作品に取り組む姿が印象的でした。今年は、どんな作品を、どんな思い出といっしょに、持って帰ってくれるのか、とても楽しみです。