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アメリカのサマーキャンプ、サマースクールの短期留学専門のコーディネーターが、現地の情報を様々な角度からお届けします。

アメリカのサマーキャンプ参加後のご感想

2014年10月01日 | アメリカのサマーキャンプ
今日で、9月も終わりです。毎日忙しく過ごしていた夏のことが、遠くに感じられます。本日も引き続き、この夏、日本からアメリカのサマーキャンプにされたお子さんと保護者の方から寄せられました、ご感想をご紹介いたします。
この生徒さんは、私立中学に通う13才の男の子さんです。保護者の方には、今年の3月にご縁があって東京でお目にかかり、渋谷で開催いたしました説明会にもご出席いただき、初めてのサマーキャンプへの参加が実現しました。英語のお勉強は、学校のお勉強以外に、週に1回3時間ほど塾で学習中です。保護者の方からは、シャイで慎重派、素直であり、飄々としています、と性格について伺っていました。8歳から15才までの200名弱の子供たちが参加しています4週間のキャンプに参加しました。日本人参加者は、この生徒さんと、やはり初めて参加された10才の男の子さんの二人きりでした。

質問:このサマーキャンプに参加して、一番印象的だったこと(楽しかったこと、困ったこと、なんでも)
答:キャンプの中に大きな湖があって、そこで遊べます。特に、小型ヨットやカヌー、釣りなどは最高です。こんなに広い湖で遊ぶのは、日本ではそんなにないでしょう。さらに、水から上がるときは、1人1人チェックしたり、ライフジャケットなどの設備もしっかりとしています。
キャンプファイアーも楽しかった!?というよりも、やすらぎの時間でした。ふつうのCampfireとは違って、静かなときが流れていくのもすばらしいです。ちなみに、今でもGmailで連絡をとっているような友達もいるんですよ。

質問:サマーキャンプに参加する前後で、何か自分の中で変わったこと、気付いたこと、そして考えたこと。
答:プログラムに参加する前ーとても心配だった。名前をおぼえてもらえるのか、コミュニケーションはとれるか、などなど。。
  プログラムへ参加後ー心配しすぎたことがばかばかしくなった。行ってみれば楽しいもんです。アメリカンムードにも少しなれて、Englishも自信を持ってしゃべれるようになった。

質問:来年もアメリカでのサマープログラムに参加したいと思いますか? その理由は?
答:参加したいです。理由ーこのキャンプでは、みなのつながりあいが強く、帰りぎわに、「来年も来いよ!」と言ってくれたりするから。

質問:今年参加したプログラムに何かリクエストはありますか?
答:

(保護者)
質問:お子さんからお聞きになられたサマーキャンプの話の中で、特に印象的であったことをお知らせ下さい。
答:すべて日本のCampでは経験できないような貴重な体験をさせて頂いたと感じていますが、特にステキだなあと思ったのは、一週間に一度、キャンプファイアーを囲んで、特に何もせず、2~3時間ゆっくりと過ごしたということが印象的でした。時間に追われて暮らすことに慣れてしまっていて、ゆったりとした時間の中で考えたり、語ったりする機会をもてたことを嬉しく思いました。

質問:お子さんをサマーキャンプに参加させてみて、プラスになったこと。また、その他お気付きになったことがありましたら、お知らせ下さい。
答:親も子供も未知の世界で、何を期待するか以前の問題でしたが、外国人や、外国の文化に壁が無かったことに驚きました。個人差はあると思いますが、食に関しても問題が無かったようです。息子に意外な適性があることを知り、今後の進路を決める上でも、分岐点になったように思います。規則正しい生活と運動、ストレスフリーな生活で、Camp中はいつにも増して健康で体調が良かったようです。

質問:何か、プログラムに対してご要望(改善できる点)がありましたら、お知らせ下さい。
答:

質問:コーディネーションを担当致しました、American Summer Opportunitiesについて、ご要望をお寄せ下さい。
答:本当にお世話になりました。初めてのことで、どうなるのか不安でしたがまったく困ったことが無く、Bostonとの距離を感じさせず手続をして下さり、子供もKimさんがいるから安心してCampにのぞめたのだと思います。このような機会をもてたこと、Kimさんとの出会いに感謝しています。

この生徒さんは中学受験をし、有名な進学校に入学し楽しく学校生活を送っているのですが、この夏アメリカのキャンプに参加し、高校留学にも興味を持つようになりました。キャンプ終了後、ご両親とボーディングスクール見学・訪問をされましたが、各学校でのツアーでは、ツアーガイドである在学生や学校スタッフに積極的に英語で質問をしたり、学校側の説明もしっかりと理解している点に、同行しておりました私も驚きました。学校訪問の合間に寄りましたカフェやレストランでも、物怖じすることなく英語で言いたいことを伝えるという積極性にも、感心いたしました。
4週間、雄大な自然に囲まれた環境で、ほとんど日本語を話すことなく、英語漬けの日々を、毎日楽しく過ごしてこれた!という自らの実体験に基ずく自信が大きかったことでしょう。帰国後は、高校留学に向けて、TOEFLのお勉強にも力を入れています。日本のエリートコースの道を一歩一歩歩んでいくほかにも、自分の選択肢は色々とあるのだ!、と実感してくれた夏だったことと思います。一貫して飄々としている生徒さんでしたが、学校訪問ツアーでもたくさん時間を共有し、1対1で色々とお話しながら、この生徒さんのことをよりよく理解できたことも、コーディネーターとしては大きな収穫でした。これからも、この生徒さんの成長を見守っていく機会をいただければ、心から嬉しく思います。