ボストン現地レポート 教育に関連した話題を現地から

アメリカのサマーキャンプ、サマースクールの短期留学専門のコーディネーターが、現地の情報を様々な角度からお届けします。

アメリカのサマーキャンプ参加後のご感想

2017年02月09日 | アメリカのサマーキャンプ
おはようございます! 昨晩遅くからスノーストームがやってきて、学校もSnowdayで休校のところがほとんどです。ボストン近郊でも、30㎝ほど雪が積もりそうです。
雪景色を眺めながら、本日も昨年の夏にアメリカのサマーキャンプに参加した生徒さん、保護者の方のご感想をご紹介いたします。一昨年、初めてアメリカのサマーキャンプに4週間参加された中学1年生の男の子さんです。2年継続し同じキャンプに参加したい、という希望を持っていらしたのですが、あいにく学校のスケジュールが分かったときは1年目に参加したサマーキャンプの定員がいっぱいとなっていました。説明会で、そのことをお伝えするのも辛かったのですが、思わず涙を流して悔しがっていた表情が忘れられません。しかし、心機一転、新しいサマーキャンプに参加してみよう、と思ってくれたのでした。ケープコッドの海に近いサマーキャンプに3週間半参加しました。

質問:サマーキャンプに参加して、一番印象的だったこと(楽しかったこと、困ったこと、なんでも)
答: 他の国の人やカウンセラー達がとてもフレンドリーなところが、印象深かったです。そんな中、特に楽しかったことは、授業でスポーツをやっている時です。あっちの人から独特なやり方を教えてもらったり、日本じゃ考えられないようなバスケットボールなども教えてもらいました。困ったことは特にありませんでしたが、ご飯をもっとおいしくして欲しいです。さすがに、まだ炊き切れてないタイ米や粉っぽすぎるヌードルは食べれません。けど、全てにおいて楽しかったです。

質問:サマーキャンプに参加する前後で、何か自分の中で変わったこと、気付いたこと、そして考えたこと。
答: 日本に帰ってきてから、みんなに「自由になったね」と言われて驚きました。まったく自由になったおぼえはないのに。。。でもなんとなく人の悪口を言わなくなって、なんとなく心が広くなった気がします。やっぱりアメリカと日本じゃ、どこか違うような気がしました。例えば、日本は全体責任と言われるけど、アメリカだと1人の責任にさせられるので、その分自由度が高いとでもいったところでしょうか?でも、僕はアメリカ文化の方が好きです。

質問:来年のアメリカでのサマーキャンプに参加したいと思いますか? その理由は?
答: 思います。理由は、せっかくできた友達なので、もう1年行きたいし、まだやり残したこともあるので、また行きたいです。

質問:今年参加したプログラムに何かリクエストはありますか?
答: ご飯をおいしくして欲しいです。

(保護者)
質問:お子さんからお聞きになられたサマーキャンプの話の中で、特に印象的であったことをお知らせ下さい。
答: キャンプ外に出て行う、奉仕プログラムが良かったです。中でも教会での結婚式の手伝い、皿洗い、庭の手入れ。日本にいたら、まず経験できないことを経験させていただき、とても素晴らしいと思いました。

質問:お子さんをサマーキャンプに参加させてみて、プラスになったこと。また、その他お気付きになったことがありましたら、お知らせ下さい。
答: 自主性、自立性がより向上したと思います。英語の勉強に対するモチベーションも、とても上がりました。日本だけでなく、世界のことを自分の肌で感じ取り、色々なものを見る視野が広がったと思います。

質問:何かプログラムに対してご要望(改善できる点)がありましたら、お知らせ下さい。
答: 上記に書いたような奉仕活動、キャンプ外活動が多いと良いな、と思いました。

質問:コーディネーションを担当致しました、American Summer Opportunitiesについて、ご意見をお寄せ下さい。
答: とても安心して子供を任せられます。成田での見送り、ボストンでの見送り及びその時の写真を送ってくること。キャンプの途中経過を、現地まで出向いて確認いただけること。たくさんのキャンプを熟知しており、子供のレベルに合ったキャンプを見つけていただけること。

2年継続して、顔見知りになった日本人の仲間たちと同じキャンプに参加できなかったことは、とても残念でしたが、2年目に参加したキャンプでは、キャンプ外に出かけるトリップや奉仕活動の機会も提供されていたので、年齢に合った楽しみ方を見つけてくれたようです。英語力も、1年目に参加したときと比べますと非常に向上していて、一緒に参加した日本人の生徒さんたちから頼りにされていたこともあったようです。1年目に参加したキャンプと2年目に参加したキャンプは、比べようが無いのだそうですが、ボストン空港でお別れする前に、「ごはんは1年目のほうがおいしかった。。。」、と耳打ちしてくれました。
今年の夏は、学校での部活が忙しくアメリカでのサマープログラムへの参加が難しいようですが、このようにアメリカのサマーキャンプを体験したお子さんにこそ、近い将来は中高向けのボランティア活動プログラムにもチャレンジして欲しいと願っています。人望もあり、チャレンジ精神もある、この生徒さんの活躍をこれからも応援していけたら、嬉しいです。

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