前回のレポートに続いて、現在ボーディングスクールに在学中の日本人生徒さんたちの、大学選びについてお話します。
アメリカ人の同級生たちと同様、大学で具体的に勉強したい専攻が決められないのは、よくあることです。私どもがケアしています日本人生徒さんたちも、アートや心理学など、興味のある分野はあっても、それを大学4年間の専攻科目にしたいとは、まだ決められないようです。
そんな場合に、各学校のカレッジカウンセラー、特に私立高校のカウンセラーから勧められるのは、小規模なリベラルアーツカレッジです。リベラルアーツカレッジに入学する場合は、大学3年生になる時点で、自分の専攻科目を決めれば良い、というケースが多いようです。アメリカ人家庭も、子どもが専攻をなかなか決められない場合は、まずはリベラルアーツカレッジに進学して、色々な分野の勉強をしつつ、3年生になる時点で、何かひとつ見極めてくれれば、と思うところが多いようです。これは、リベラルアーツカレッジに進学する生徒たちの経済的バックグランドが、比較的裕福である家庭が多いこともあります。優秀なりベラルアーツの大学ほど、4年生を卒業した後に、大学院に進学するケースが多いことも、このような経済的バックグランドに関連しているように見えます。
アメリカ全国にある大学の中から、進学先をしぼっていく上で、まずは、ロケーション、大学の規模(リベラルアーツカレッジ、ユニバーシティー、私立、州立などの選択があります)、そして現在のTOEFLとSATのスコア、成績の平均値などを材料として、5校から10校ほどの学校がリストにあがります。リストの中には、ドリームスクール(少し高望みだけど、もしかして合格するかも?)、本命の学校、そして滑り止めの学校があります。
アメリカ人の生徒や家庭にはなじみの薄いものですが、留学生、特にアジア系の留学生は、大学世界ランキングというものを、かなり気にしてしまうようです。たとえば、日本の慶応、早稲田よりは世界ランキングで上の大学へ進学したい、とこだわりを持つ生徒もいます。日本の保護者の方も、どうしても気になってしまうようです。
先に書きましたように、アメリカ現地では、4年生大学は自分探しのようなプロセスとして、親自身がアイビーリーグの有名大学を卒業しているケースでも、子どもの大学選びには、かなりリラックスした、言い方を変えれば、息子や娘が気に入った学校に行くのが一番、それが知る人ぞ知る学校であればベスト、と思う保護者が多いのです。そんな考え方なので、大学の世界ランキングなんてものがあることすら、知らないようです。
一方で、アジア系アメリカ人家庭は、親が一世の場合は特に、アメリカに住んでいても、ネームバリュー、ランキングというしがらみが強く、子どもをより有名大学、よりランキングの高い大学へ入れたい、という気持が強く、留学生の親御さんに通じるメンタリティーがあるようです。
ちなみに、ボストン周辺の有名大学、ハーバード、MITなどは、学部(4年生の大学)から、そのままハーバードやMITの大学院へ進学する生徒は意外に少ないそうです。
ボストン郊外には、非常に教育熱心な市があり、親も学歴が高いのですが、現地で見聞きするアメリカ人家庭の子育て、教育に対しての考え方と、日本の親御さんの考え方の違いは、常に感じるところであり、留学ーディネーターとして大変興味深い点でもあります。
アメリカ人の同級生たちと同様、大学で具体的に勉強したい専攻が決められないのは、よくあることです。私どもがケアしています日本人生徒さんたちも、アートや心理学など、興味のある分野はあっても、それを大学4年間の専攻科目にしたいとは、まだ決められないようです。
そんな場合に、各学校のカレッジカウンセラー、特に私立高校のカウンセラーから勧められるのは、小規模なリベラルアーツカレッジです。リベラルアーツカレッジに入学する場合は、大学3年生になる時点で、自分の専攻科目を決めれば良い、というケースが多いようです。アメリカ人家庭も、子どもが専攻をなかなか決められない場合は、まずはリベラルアーツカレッジに進学して、色々な分野の勉強をしつつ、3年生になる時点で、何かひとつ見極めてくれれば、と思うところが多いようです。これは、リベラルアーツカレッジに進学する生徒たちの経済的バックグランドが、比較的裕福である家庭が多いこともあります。優秀なりベラルアーツの大学ほど、4年生を卒業した後に、大学院に進学するケースが多いことも、このような経済的バックグランドに関連しているように見えます。
アメリカ全国にある大学の中から、進学先をしぼっていく上で、まずは、ロケーション、大学の規模(リベラルアーツカレッジ、ユニバーシティー、私立、州立などの選択があります)、そして現在のTOEFLとSATのスコア、成績の平均値などを材料として、5校から10校ほどの学校がリストにあがります。リストの中には、ドリームスクール(少し高望みだけど、もしかして合格するかも?)、本命の学校、そして滑り止めの学校があります。
アメリカ人の生徒や家庭にはなじみの薄いものですが、留学生、特にアジア系の留学生は、大学世界ランキングというものを、かなり気にしてしまうようです。たとえば、日本の慶応、早稲田よりは世界ランキングで上の大学へ進学したい、とこだわりを持つ生徒もいます。日本の保護者の方も、どうしても気になってしまうようです。
先に書きましたように、アメリカ現地では、4年生大学は自分探しのようなプロセスとして、親自身がアイビーリーグの有名大学を卒業しているケースでも、子どもの大学選びには、かなりリラックスした、言い方を変えれば、息子や娘が気に入った学校に行くのが一番、それが知る人ぞ知る学校であればベスト、と思う保護者が多いのです。そんな考え方なので、大学の世界ランキングなんてものがあることすら、知らないようです。
一方で、アジア系アメリカ人家庭は、親が一世の場合は特に、アメリカに住んでいても、ネームバリュー、ランキングというしがらみが強く、子どもをより有名大学、よりランキングの高い大学へ入れたい、という気持が強く、留学生の親御さんに通じるメンタリティーがあるようです。
ちなみに、ボストン周辺の有名大学、ハーバード、MITなどは、学部(4年生の大学)から、そのままハーバードやMITの大学院へ進学する生徒は意外に少ないそうです。
ボストン郊外には、非常に教育熱心な市があり、親も学歴が高いのですが、現地で見聞きするアメリカ人家庭の子育て、教育に対しての考え方と、日本の親御さんの考え方の違いは、常に感じるところであり、留学ーディネーターとして大変興味深い点でもあります。