ボストン現地レポート 教育に関連した話題を現地から

アメリカのサマーキャンプ、サマースクールの短期留学専門のコーディネーターが、現地の情報を様々な角度からお届けします。

アメリカのサマーキャンプ参加後のご感想

2016年11月03日 | アメリカのサマーキャンプ
今日は、雨がしとしとと降っています。今週は、11月だというのに春のようなお天気になったり、目まぐるしいです。ボーディングスクールに留学中の生徒さんたちは、アメリカならではのお祭りHalloweenを、それぞれ楽しんだようです。着ぐるみのまま授業を受けたり、寮でお化け屋敷をやってみたり、色々と楽しい報告もありました。

本日も、今年の夏にアメリカのサマーキャンプに参加された生徒さん、そして保護者の方のご感想をご紹介いたします。公立中学に通う2年生の男子生徒さんです。ご両親のお勧めで、初めてアメリカのサマーキャンプに3週間参加しました。出発の前日まで、夏休みの宿題を片付ける様子のお写真を、お母さまが送って下さったこともありました。

質問:アメリカのサマーキャンプに参加して、一番印象的だったこと(楽しかったこと、困ったこと、なんでも)
答: このキャンプに参加して楽しかったことは、日本ではできないウォータースキーやロープコースなどで、あとカヌーやカヤックも楽しかった。とにかく、毎日のように水に入れたことや、1週間同じアクティビティを続けられたことがすごくよかったです。最初は英語が通じなくて本当に困ったけど、だんだん何をすれば良いのかわかるようになって、キャンプを楽しく過ごすことができました。夜になると、毎日イブニングプログラムをできて、毎日すごく楽しみでした。アメリカの人たちは、皆本当にやさしくて、同じキャビンの子たちもいつも何かする時や、困っている時に、声をかけてくれて、すごく助けられました。だから、キャンプでの生活をすごく楽しめました。

質問:アメリカのサマーキャンプに参加する前後で、何か自分の中で変わったこと、気付いたこと、そして考えたこと。
答: このキャンプに行く時は、すごく不安で緊張しましたが、参加する前と参加した後で、自分は変わったと思います。本当に、最初はアメリカについた時、これから何が起きるかわからなくて不安でしたが、毎日キャンプ生活をしていくと、自分で積極的に相手に話しかけることができて、あまり緊張しないで生活できました。キャンプ生活を続けて2週間ぐらいになると、緊張なんかまったくしなくなり、いつも友達といるのが楽しくなりました。だから、残りの毎日を1日1日大切に過ごすようにしました。英語がしゃべれなくても、YesかNoかで答えれば、ぜんぜん平気と思いました。次は、英語をしゃべれるようになって挑戦しようと思いました。

質問:来年もアメリカでのサマープログラムに参加したいと思いますか? その理由は?
答: 来年は、受験があるから参加できるかどうかわからないけど、例えば来年だめでも、その次の年なら参加できるから参加してみたいです。理由は、今回キャンプに行ってすごく楽しかったし、英語を勉強してまた挑戦してみたいからです。そして、もう1度参加してみて、またキャンプの人達に会いたいからです。

質問:今年参加したプログラムに何かリクエストはありますか?
答: 今年は同じアクティビティに続けて参加してたから、野球とかクッキングとか今度はしてみたいです。でも、またウォータースキーややってみたいです。今回一番楽しかったウォータースキーをもっと上手になってみたいです。

(保護者)
質問:お子さんからお聞きになられたプログラムの話の中で、特に印象的であったことをお知らせ下さい。
答: 特に何かのプログラムということではなく、キャビンの仲間のことやキャビンの中でのことを楽しく話してくれるのが、驚きであり、印象的でした。それぞれの話はたわいもない話ばかりで、キャビンでクモが出てきたら、みんなでののしってつぶしたり、カエルをいじめたり、牛乳をバカ飲みしたり、と言った、うーん何とも幼稚な男だらけのキャビンの話というか、バカバカしい話でした。しかし、写真を見ながら、それぞれの名前を教えてくれ、それぞれのエピソードを教えてくれる時は笑顔で、本当に楽しかったんだな、と感じています。
スポーツに、Lip Syncに、ナイトイベントに、3週間フルにイベントだらけで、こんなに思い切りエンジョイできることは無いと思います。今しかできない良い経験ができたと思います。

質問:お子さんをサマープログラムに参加させてみて、プラスになったこと。また、その他お気付きになったことがありましたら、お知らせ下さい。
答: キャンプに行かせる前、また行かせていた間も、日本では心配で一杯でした。しかしながら、帰ってから聞いてみると、本当にエンジョイしていたようで、異文化、多種多様な国からの仲間と溶け込める力が、こんなにあったのかと驚きました。(実際は、私の知らないことがあったのかもしれませんが) また、アメリカのサマーキャンプの素晴らしさにも感動しています。日本のキャンプでしたら、少し教条的で、軍隊的なものであったかもしれません。しかし、アメリカのとにかくエンジョイしよう、仲間と楽しもう、という姿勢は素晴らしいと思います。このような明るさを学んでくれたらいいな、と思います。

質問:何か、プログラムに対してご要望(改善できる点)がありましたら、お知らせ下さい。
答: 特に、改善点、要望は思い当たりません。

質問:コーディネーションを担当いたしました、American Summer Opportunitiesについて、ご意見をお寄せ下さい。
答: キャンプに行かせる前、行かせている間も心配だらけでしたが、現地でのフォローをいただき、また、適宜、状況を教えていただき、不安を解消することができました。また、本当にわからないことだらけで、質問ばかりだったのですが、全て対応いただき、どうもありがとうございました。

全体で、参加者は百数十名の比較的小規模なサマーキャンプに、日本人は3人のみ、そして男子は一人きりという環境で、この生徒さんは3週間元気に楽しく過ごしてくれました。ご感想を改めて拝読しますと、親御さんもご本人も、不安でいっぱいだったようですが、ボストン空港に到着したときは、とてもさわやかな笑顔が印象的な生徒さんでした。スポーツが大好き!と、伺っていましたが、現地では水上スポーツを中心に、初めてのことに果敢にチャレンジしてくれました。この持ち前のチャレンジ精神と笑顔で、言葉にはハンディがあっても、すぐにお友達を作ってくれました。現地を訪問した際も、「困ったことはありません!英語もなんとかなっています!」と、言ってくれて、嬉しかったです。

感想にもありますように、高校受験の後は英語をもっと勉強して、同じキャンプに里帰りし、アメリカ人やその他の国からやってきた仲間たちと再会し、もっともっとコミュニケーションが取れたら、また違った体験となることでしょう。今後、日本を飛び出したいな、、と思ったときに、里帰りできる場所=心の拠り所を見つけた夏であり、この体験はきっとこの生徒さんの将来につながっていく、持続性のある有意義な体験となったサマーキャンプ参加であったことと思います。

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