今朝のボストンの気温は3℃ほど。零下の寒い日が続いた後は、暖かく感じられます。まだまだ冬景色のボストンですが、サマーキャンプ現地では今年のプログラムの準備が着々と進んでいるようです。
本日は、昨年の夏Teenのみを対象としたサマーキャンプに参加した高校2年生の男子生徒さんと保護者の方のご感想をご紹介します。この生徒さんは、小学生のころから数回、同じサマーキャンプに継続して参加した経験があります。コロナ禍の影響でサマープログラムへの参加が中断してしまいましたが、5年ぶりに異なるキャンプへの参加を果たしてくれました!
(参加者)
質問:サマーキャンプに参加して、一番印象的だったこと(楽しかったこと、困ったこと、なんでも)
回答:様々な国の友達(アメリカ、フランス、イタリア、イスラエル、オランダ等)ができ、英語で色々なことを話したことと、発表するE.P. (Evening Program)やバンドで100人以上いるキャンパーの前でギターを弾いたのが一番印象的でした。ギターに限らず”You can do hard things"のスローガンの下、発表や今までやったことのないアクティビティーをするのにも、カウンセラーや友達が背中を押してくれたことが、このキャンプにいて嬉しいと思ったことです。アクティビティーはどれも楽しく、(自分はWaterskiやRopes等がとくにオススメしたいです。)カウンセラーも皆Openmindで明るく接してくれ、E.P.も日替わりでキャビンの結束も深まり、自分史上最高の夏になったと思います。達成感や満足感も非常に多く得られました。
質問:サマーキャンプに参加する前後で、何か自分の中で変わったこと、気付いたこと、そして考えたこと。
回答:新しいことや難しいことに挑戦するということに対しての不安が、大分薄れたと思います。また、今まで以上に英語でのコミュニケーションするときに積極的になれた、と感じています。キャンプの最後の週では、苦手な高いところへ登るアクティビティー(Ropes)をしましたが、恐怖心よりも達成感が大きく、自分から困難なことをする勇気が少しついたと思います。自分で成長したいと思った点は、フランス人でもイスラエル人でもすごくFluentに喋れる子は、アメリカ人と遜色ない英語を話していたので自分もある程度は上手に喋れるけど精進していきたい、と思った。
質問:来年もアメリカのサマーキャンプに参加したいと思いますか? その理由は?
回答:すごく行きたいけれど、高3になるので厳しいと思います。
質問:参加したプログラムに何かリクエストはありますか?
回答:特にないです。最高でした。
(保護者)
質問:お子さんからお聞きになられたサマーキャンプの話の中で、特に印象的であったことをお知らせ下さい。
回答:今回一番楽しみにしていたエレキギターのレッスンとバンドの練習を3週間通してできたこと。計3回発表する機会があったことが、最高だったそうです。ギターボーカルにも挑戦し、「自分はギタリストで歌はあまりうまくないから、皆一緒に歌ってくれる?」と言ったら、すごく盛り上がってくれて嬉しかったそうです。2週目から始めた水上スキーが新しい経験でとても楽しかった。最後の週に取ったジップラインも指を切ってしまったのでギターが弾きにくくなったけれど、勇気を出して挑戦して良かった、と話していました。大好きなサッカーは3週間ずっと選んでいたようです。休み時間もギターの練習ができて良かったそうです。Water Frontは、水上スポーツをするのかと思ったら、Chill outだったと笑っていました。度付きのゴーグルを忘れてしまったのでSwimクラスが取れず、休み時間に少し湖に入って泳いだり浮き輪で浮かんだり楽しんだそうです。
質問:お子さんをサマーキャンプに参加させてみて、プラスになったこと。また、その他お気付きになったことがありましたら、お知らせ下さい。
回答:Tammyさんにこのキャンプをご紹介いただいたとき、私はこの子にはこれしかない!とガットフィーリングを感じたのですが、思春期の本人は日本でやりたいこともいろいろあったようで、即決はできませんでした。ZOOMでTammyさんのお顔を見てボストンでの素晴らしかった夏の感覚を思い出したようで、背中を押していただく形での参加となりました。5年前と比べては成長と変化に驚くばかりでしたが、一度もネガティブな気持にならず、かと言って浮かれた様子も見せず、まるで日常の延長線上のように飛び立っていったことが印象的でした。予想外に5回程電話をかけてきてくれて、その内容もこちらを気遣う内容ばかりで成長を感じました。(海外組が無料で電話を使えるありがたい仕組みがあったそうです。初日のミーティングで使用方法・時間の説明があったとのこと。)途中から「帰りたくない」となり、帰国後は「アメリカに帰りたい。」と毎日申しております。「最高の夏」になったそうです。
質問:何か、プログラムに対してご要望(改善できる点)がありましたら、お知らせ下さい。
回答:キャビンの水回りが清潔で、お食事も前のキャンプよりおいしかった。何も困ったことはなかったそうです。ブランケットが無く寝袋に枕だったそうですので、寒がりの方はあたたかいパジャマが必要かもしれません。最後の空港でTammyさんとの時間がゆっくり取れなかったことだけが残念!、とのことです。
質問:コーディネーションを担当致しました、American Summer Oppotunitiesについて、ご意見をお寄せ下さい。
回答:今回久しぶりに連絡を取らせていただき、緊張してしまったのですが、Tammyさんが喜んでくださり、温かいお言葉をいただけて、正直涙が出てしまいました。様々な問題が次々に起こる世界で、心を開いてお話ができ、受け止めていただけるTammyさんの存在が本当に今回も大きかったです。迷っていたお友達に相談されたときも、Tammyさんなら、信じて子供を預けて大丈夫、とお伝えしました。日々、予想外のトラブルも多い夏となり、心身共に大変なご負担だったことと存じます。子供達それぞれに、素晴らしい夏をプレゼントしてくださったことに心より感謝申し上げます。P.S.フランス人の双子君たちと一番の仲良しになれたようです。
5年ぶりにご連絡をいただき、とても嬉しかったです!そして、ZOOMでこの生徒さんと再会した時は、当たり前のことですが別人のように成長していて、まぶしいくらいでした。もう小学生でなく、高校2年生の男子生徒さんですから口数も少なく、でもお話ししているうちに小学生のころの面影もちらほら感じられて、懐かしい温かい気持ちになりました。本人が参加を決めるまで少し時間はかかりましたが、高校2年生の夏休みをどのように過ごすのか?自問自答しつつ、自分で決断した結果のサマーキャンプ参加が、”自分史上最高の夏”となったと感じてくれたことが、コーディネーターとして何よりも嬉しいことでした。
Boston空港でお見送りする際にハプニングが発生し、バタバタと送り出すことになってしまったことは、私もとても残念でした。年下のキャンパーたちのケアを快く引き受けてくれたことも、5年前にボストン空港から送り出した時の思い出と重なり、感無量でした!
昨年の秋に日本でお会いした時は、大学受験などの進路について少しお話しを聞くことができました。高校の成績が良いから医学部を狙う、という学校の風潮には違和感を感じている点、この生徒さんらしいな、と感じました。小学生の時から日本を飛び出して、日本の枠組みにとらわれないOpenmindな視野を自らの経験から養ってきた生徒さんが、今後どんなふうに人生を切り開いていってくれるのか?楽しみで仕方ありません!ボストンから応援しています!