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アメリカのサマーキャンプ、サマースクールの短期留学専門のコーディネーターが、現地の情報を様々な角度からお届けします。

アメリカのサマーキャンプ参加後のご感想

2016年02月03日 | アメリカのサマーキャンプ
こんにちは。今朝のボストンは、寒いスタートでした。ここ数日、まるで冬が去って春がやってきたような陽気でしたので、体調を崩す人も多く、風邪も流行っています。

2016年という新年を迎え、早2月に入りました。ボーディングスクールや大学の出願締め切りもあり、日々忙しくておりましたが、いまは来月の日本出張を控え、準備に追われております。

本日も、昨年の夏にアメリカのサマーキャンプに参加された生徒さん、保護者の方の参加後のご感想をご紹介いたします。
11歳のお兄さん、10歳の妹さん、それぞれ別々のサマーキャンプに参加されました。これまでは、イギリスのサマープログラムに参加されていたそうです。

質問:サマーキャンプに参加して、一番印象的だったこと(楽しかったこと、困ったこと、なんでも)
答:(兄)キャンプファイアーと水筒の水をかけあったこと。Catch a Flagなどのゲーム。
  (妹)気候が良く、スポーツをするにも何をするにも、気持ちが良かった。テニスがとても気持ち良く、楽しくできたことが一番楽しかった。

質問:サマーキャンプに参加する前後で、自分の中で変わったこと、気付いたこと、そして考えたこと。
答:(兄、保護者の方が代理で記入されました)以前にも増して、英語をコミュニケーションの手段としての大切さを実感している様子です。あまり好きでなかった英語に対する姿勢が、好き(得意)な分野の事として、とらえ始めています。キャンプに参加していた積極性のある同世代の子供たちから、沢山良い刺激を受けたようです。
  (妹、保護者お方が代理で記入されました)「話す」ことが、とても楽しくなったらしく、今でも時折英語で話しています。読む力もかなりついたと思います。勉強の合間の時間に、息抜きで英語の本を読んでいる事も増え、読解力も上がりました。

質問:来年もアメリカでのサマーキャンプに参加したいと思いますか? その理由は?
答:(保護者の方が代理で記入されました)二人とも、それぞれ同じキャンプにまた参加したいそうです。理由は、「友達と約束したから。そして何よりとても楽しいから!」と、口をそろえて話していました。

質問:今年参加したプログラムに何かリクエストはありますか?
  (保護者の方が代理で記入されました)特にありませんが、娘はアクティビティのリクエストを、年令の低い自分たちにも優先してくれる日を作って欲しい、との事でした。

(保護者)
質問:お子さんからお聞きになったプログラムの話の中で、特に印象的であったことをお知らせ下さい。
答:(息子)バンク・キャビンの中での生活の様子。10代の男の子達の興味のある遊びやファッションなど、言葉を超えて共有できた、楽しい時間だったようです。また、アクティビティの中で、特に楽しかった事は、野球とテニスの試合だったそうです。
  (娘)乗馬の指導が行き届いていた、と感じました。バンク・キャビンでも、面倒を見てくれるカウンセラーの人数が多く、とても安心いたしました。

質問:お子さんをサマーキャンプに参加させてみて、プラスになったこと。また、その他お気づきになったことがありましたら、お知らせ下さい。
答:(息子)日本人の少ない中で、とても楽しく毎日生活をしていたと思います。自分で行動を起こす重要性を学んだと思います。来年も絶対行きたいそうです。
  (娘) 4週間という長期は初めてだったので、少し心配しておりましたが、それなりに自分で対処するチャンスが沢山あったようです。良い思い出話しか出てこなく、思い出を書ききれないそうです。自分の意見を伝える事(わがままを通す、ということでなく)を、本当の意味で身に付いたと思います。

質問:何かプログラムに対してご要望(改善できる点)がありましたら、お知らせ下さい。
答:娘のプログラムでは、やりたいアクティビティがあっても、年上の人が優先されることが多々あったようです。しかしながら、オフィスに行って、フェアでないと伝えたようなので、これも勉強になって良かったと思います。

質問:コーディネーションを担当いたしました、American Summer Opportunitiesについて、ご意見をお寄せ下さい。
答: Faxの転送など、子供たちの日々の様子がよくわかり、親として大変楽しかったです。子供たちも、何かと頼りにしていたので、親子共々心強かったです。ありがとうございました。

それぞれのお子さんが参加されていたサマーキャンプ現地を訪れました際は、心からキャンプを楽しんでいる様子を見ることができました。妹さんは、年齢からも、最初はホームシック気味で、悲しい内容のお手紙が届くこともありましたが、生活指導にあたるキャンプのカウンセラー達や周囲のお友達たちに優しくされて、自分の主張もきちんとできる、自分の居場所をきちんと確保していた点には、感心いたしました。一方で、私が現地に赴いたときは、急に私が現れたこともあって、里心がついてしまったのか、私の手をぎゅっと握って、少し涙を浮かべていた表情が忘れられません。そんな色々な感情の起伏も乗り越えて、楽しい思い出をたくさん作って、また同じサマーキャンプに参加したい、とお二人そろって言ってくれたことが、本当に嬉しいです。今年も、ボストンで再会できることを、楽しみにしております。

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