昨日は、奈良県橿原市にある藤原宮跡へ花蓮を見に行きました。
大和三山に囲まれた広大な敷地の藤原宮跡の中にあり、のどかな風景でした。
大和三山の絶好の眺望スポットとなっています。
平成23年6月には、藤原宮跡からの大和三山の稜線の眺めが、「重要眺望景観」に指定されました。
藤原宮跡の周辺には、橿原市藤原京資料室や奈良文化財研究所藤原宮跡資料室などもあります。
畝傍山を背景にして
耳成山を背景に
天の香具山を背景に
動画も作成しました。
わが国最初の都、藤原京。その16年の栄華は、日本の歴史上に大きな役割を果たしました。
藤原京は、中国の都城制を模して造られた日本初の本格的な都城でした。持統天皇が飛鳥から
藤原の地に都を遷したのは694年のこと。新たな都の造営は、亡き夫・天武天皇の意志を受け
継いだ中央集権国家の確立には欠かせない一代事業でした。
その大きさは、東西方向約5.3km、南北方向4.8kmで、平城京、平安京をしのぐ古代最大の都です。
藤原京時代には大宝律令が制定され、貨幣も発行されました。初めて「日本」という国号を使用したのも
藤原京を発した遣唐使でした。
藤原宮跡(ふじわらきゅうせき)は、藤原京の中心施設である藤原宮のあったところです。
大極殿や朝堂院といった国をあげての儀式や政治を行う施設や天皇の住まいである内裏
などがあり、現在の皇居と国会議事堂、霞ヶ関の官庁街を合わせた性格を持っていました。
藤原京は16年間の都でしたが、藤原宮の構造はその後の都にも引き継がれていきます。