先日、久しぶりに山王美術館で、ゆっくりと素晴しい絵画の
数々を鑑賞しました。
「フローラ —花々と美の饗宴—」とタイトルされた展覧会には、
山王美術館が所蔵する名画がたくさん展示されていました。
私は、数年前から この美術館が開催する展覧会に足を運んで
いますが、今回初めて観覧する絵画がたくさんあり興奮しました。
この美術館は、所蔵する絵画や彫刻、陶器などを他の美術館に
貸出しはしていません。山王美術館でしか鑑賞できない名画が
たくさんあります。
今回の展覧会で、私にとって ひときわ印象に残ったのは、
モイーズ・キスリングの「ふたりの少女」でした。
目が釘付けになってしまいました。
不安そうな目で私を見つめており、何とも云えない不思議な感覚におちいりました。
解説では、キスリングがこの絵を描いたのは、ナチスのユダヤ人迫害の時局にあり、
不安からくる平和への祈りが感じられるとの事でしたが、何かを無言で訴えている
少女に思え、怖い感じさえしました。
その他、ルノワール、マリー・ローランサン、モーリス・ド・ヴラマンク、そして、
日本人画家では、藤田嗣治、佐伯祐三、荻須高徳、小磯良平、林武、金山平三、
梅原龍三郎、中川一政、前田青邨、上村松園、伊藤深水、川端龍子、加山又造、
杉山寧、上村淳之、堂本印象の各作品が展示されていました。
モイーズ・キスリングの「ミモザとパンジー」
ピエール=オーギュスト・ルノワールの「裸婦と花の習作」
何処が良いのかお聞きしましたら
自分がこれがと思う所が良いですし
眺めるだけでなれます 度々みて下さいです ですって 相変わらず解りません
調度品がきれいで、混雑してなくて・・・
ゆっくりと見て周れますから。
ルノワールの柔らかい絵や、キスリングの個性的な絵など、どれも素敵です。
こんな素敵な絵を見ていたら、現実を忘れてしまいそうです。
自分が、感じた想いが大切ではないでしょうか。
芸術は、人により好き嫌いもあるので、評価が
異なりますから。
いるような感覚になりますね。
しかも、そんな作品の多くを瀟洒な美術館で
観覧したら、現実から離れた時間を過ごせますね。