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スタンダードやボサ・ノバなどを歌って録音したり、美しい景色などを撮影して動画を作っています。美術展にもよく行きます。

子供達に教育を 不屈の少女 マララ

2014-01-11 | 子供

    ※2013年12月以前の記事は、http://blog.goo.ne.jp/mgmjoni にあります。

 

現在16歳のマララ・ユサフザイ(以下、「マララさん」と書きます)に深く感銘を                                                 

受けましたので、調べた事を日記にしました。

 

 

 

2009年、イスラム過激派タリバンの勢力下にあるパキスタン北西部の

スワートという町で暮らしていたマララさんは、女性に対する教育を

否定し女の子が学校に行くことを禁じ、学校を爆破したりするタリバン

からの恐怖におびえながら生きる人々の惨状をブログで世界に知らせ

子供や女性への教育の必要性や平和を訴えました。

 

マララさんは、こう述べました。

「イスラム過激派が学校に鍵をかけても、私たちの心には鍵をかけることはできません。

『沈黙している時ではない。今こそ声を挙げる時だ』と思っていました。

私たちの地元で何が起きているのか、世界に伝えたかったのです」と。

教育を受けたいという強い思いから、イスラム過激派に襲われるかもしれないと                                              

いう恐怖を抱えながらも、地元の状況をインターネットを使って発信し続けました。 

 

マララさんの母国パキスタンは、初等教育を受けていない子どもたちの割合が、                                              

ナイジェリアに次いで世界で2番目に高い国なのです。 

 

「圧政や迫害に反対の声をあげましょう。権利を奪おうとする者を恐れないで」 

 

タリバンの脅威に屈せず、マララさんはブログなどで世界に厳しい現実を訴えてきました。                                        

勇気ある行動は世界中で反響を呼び、パキスタンの国民平和賞を受賞するなど、                                             

「タリバンへの抵抗のシンボル」となっていました。 

パキスタン政府はこのブログを書いているのは、マララさんだと表彰し、彼女の本名を                                           

公表したためタリバンから命を狙われる事となりました。 

 

マララさんが世界中の注目を集めるきっかけになったのは、2012年10月、                                                 

通学バスで下校中にタリバンの複数の男に頭を撃たれた事件でした。

子供や女性が平等に教育を受ける権利を訴えている、わずか15歳の少女を

銃撃した事件に国際社会の批判が一気に集まりました。パキスタン国内は

もとより、国連事務総長やアメリカのヒラリー・クリントン国務長官など

世界各国から非難の声が上がりました。女優のアンジェリーナ・ジョリーは

この事件を知り、パキスタン、アフガニスタンの子供達のために5万ドル

(約400万円)を寄付しています。


銃撃されたマララさんは意識不明の重体となりましたが、パキスタンや

イギリスで手術を受け、奇跡的に回復しました。 

このニュースの動画がありました。

イスラム過激派批判の少女銃撃される


マララさんは、2013年3月からはイギリスのバーミンガムの学校に         

通いはじめ、勉強をしながら世界中の子供達が平等に教育を受ける

権利を訴え続けています。

 

2013年7月の16歳の誕生日にニューヨークの国連本部で演説を行い、

「タリバンは銃弾で私たちを黙らせることが出来ると考えましたが、

しかし私は何も変わっていません。むしろ弱さや恐れ、絶望が消え、

強さと勇気が生まれました」 「1人の子ども、1人の教師、1冊の本、

1本のペンで世界を変えることが出来る。教育こそが解決の道です」

と訴えました。 

 

国連広報センターが制作した動画があります。

マララ・デー:すべての子どもに教育を (2013年7月12日)

 

マララさんは、現在、家族とともにイギリスで生活し、「女子教育の普及事業を行う財団」を

創設して世界に5,700万人以上いると言われる、教育を受けられない女性と子供達の

救済活動をしています。

 

パキスタンでは今も女性の教育を否定するイスラム過激派によるテロや襲撃が続いています。

2013年6月には、女子学生を狙った爆弾テロが起き、25人が命を落としました。

学校を狙った爆破事件も後を絶ちません。この7年間でパキスタンの北西部では、1,200校以上

が破壊されました。今も月に平均、4校から5校が被害にあい子供達はイスラム過激派に怯え

ながら勉強せざるを得ない状況です。

 

イスラム過激派の脅威に加えて、大きな問題なのが「貧困」です。

貧しい家庭の子どもたちは生活を支えるために働いています。

学校に行くのが難しい状況なのです。

南部のシンド州では、早朝から夕方まで、男の子も女の子もレンガ作りに

追われています。

休日はありません。家族総出で一日1,000個以上のレンガを作れば、日本円

にしておよそ300円が得られます。

子供を働かせている親は、子どもが家計を支える貴重な労働力だと言っています。

パキスタンでは、女の子は2人に1人が学校に通っていません。

 

マララさんの国連本部での演説は、厳しい教育環境の中で暮らす同年代の少女たち

の希望の光として、大きな関心を集めました。

 

国連は、マララさんの誕生日である7月12日をマララ・デーと名付けました。

 

2013年10月、マララさんは、ホワイトハウスを訪れ、オバマ大統領に、罪のない市民を

巻き添えにする無人機攻撃にパキスタン国民は憤っていると強調し、教育支援に力を注ぐ

べきだと訴えました。

 

 

先日、NHKがマララさんに単独インタビューし、放送していました。

マララさんは、「将来の夢は政治家になることです。なぜなら、パキスタン全体を救い、

発展させるためにはそれが最善の方法だと思うからです。政治家になって教育に力を

尽くしたいのです」と話し、母国パキスタンで初の女性首相となったベナジール・ブット元首相

の名前を挙げながら、政治家になりたいという強い決意を示しました。

 

平和な日本では、考えられない事ですね。しかも、教育を受ける権利が保障されて

いるのに、自宅にひきこもり、不登校する生徒がいる。色々事情があると思いますが・・・ 



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6 コメント

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教育が受けられますように (まこ)
2014-01-12 07:40:09
このニュースは私もテレビで見ました。
女子に教育は要らないと考えられている国は、まだあるのですね。
しかも力で制しようとするなんて・・・

女性の人権が奪われている話を聞くと、私も悲しく思います。
マララさんのように教育を受け、世界に訴える事ができる女性が出てきた事は国(女性)を変えるきっかけになるかもしれません?

日本のように皆平等に、同じ教科書と内容で教育を受けられる事は素晴らしい事です。
学ぶべき時期にそれを放棄する若者は、残念ですねぇ。
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まこさん、ありがとうございます。 (yukitoshi)
2014-01-12 12:17:04
コメントありがとうございます。

まだテーンエイジのマララさんが命がけで
世界に訴えた勇気ある行動を知り、驚きま
した。

女性が教育を受ける事も認めないイスラム
教過激派の、その思想や卑劣な行動を決し
て許してはならないですね。

それに比べ、現在の日本はなんと幸せな
国なんだとつくづく思っています。
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こんにちは (ねいびぃ~)
2014-01-12 16:30:29
彼女の姿をテレビで見るたびに16歳とは
思えないほどしっかりとした自分の考えを
持っていて感心してしまいます。
そして彼女自身は一体どんな環境で
育ったのだろうと思ってしまいます。
凛とした姿がとても魅力的です。
映画ファンとしてはいつか映画に
なってくれないかな・・
何てことも思ったりします。
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ねいびぃ~さん、ありがとうございます。 (yukitoshi)
2014-01-12 18:37:44
ねいびぃ~さん、今晩は !

私の日記をご覧頂き、コメントくださいまして
ありがとうございます。

マララさんは発音も綺麗な英語で会話しますね。

ご両親が教育に熱心な家庭なんでしょうね。

しかし、殺される恐れがあるのに堂々と世界に
自分の母国の現状を知らせ、教育の重要性を
訴える活動を続けているのですね。

16歳であんなにしっかり出来るものかと思いました。

立派な彼女の活動・・・映画にしたいですね。
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素晴らしい! (秋桜)
2014-01-14 19:18:33
若干16歳のマララさんの
生き方、説得性、素晴らしいですね。
日本の軟弱な若い世代に
もっと彼女のことを知って欲しいですね。
あまりにも日本は恵まれて次世代が
堕落しつつあるように感じて怖いです。
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秋桜さん、ありがとうございます。 (yukitoshi)
2014-01-14 20:03:00
ホントですね。16歳の少女なのに、すでに大人とかわりな
い思考と行動力が備わっていますね。
いい歳になった私自身、もっとしっかりしないといけないと
反省しています。
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