山口馬木也
『侍タイムスリッパー』、大好評なようで、初め1館での上映から始まったのが、口コミで評判が広がって今や全国251館での公開とか。
嬉しいですねえ。
主演の山口馬木也さん、なんかね、SNSとか、各方面での評判を見ると、無名の人とか、初めて知った!とか、私としては”心外”な事を言う人が意外に多いのに驚く。
某番組で某シンガーソングライターの方が「素人が…」云々なんてことをおっしゃっておりました。ご本人は誉めているつもりなのでしょうが、
スタッフも出演者も「素人」ではないからね!
自主映画というだけ、みなさん「プロ」です!
まったく😠
とはいえ、これで山口馬木也という俳優の知名度が爆上がりしたなら、それはそれで良い事なのかな、と思うことにしております。
さて、そんな山口馬木也さん。改めてWikiで調べてみると、その出演作品の膨大さに驚く。
映画に舞台にテレビドラマ、現代劇から時代劇と実に幅広く、少なくとも業界内では引っ張りだこの、信頼度の高い俳優であることがよくわかる。
私が最初に馬木也さんを認知したのは、テレビ時代劇の『剣客商売』で、藤田まこと演じる老剣客、秋山小兵衛の倅、秋山大治郎(二代目)役でした。
前任者の渡部篤郎さんには、申し訳ないが違和感を覚えていたこともあって、馬木也さんの大治郎は一発で気に入ってしまった。これだ!と思ったのを憶えています。
以来の馬木也さんファン。とはいってもそんなに熱心に追っかけていたわけではないので、Wikiで知った出演本数の多さには、改めて驚かされました。
NHKの大河ドラマにも出演されていることも知ってます。最近では『鎌倉殿の十三人』とか『麒麟が来る』に出演されており、観てました。でも『八重の桜』にも出演されていたとは!?
ミュージカル版『るろうに剣心』では斎藤一を演じられているそうですし、『仁ーJIN-』では桂小五郎役で出演されていたらしいです。
いや、寡聞にしてまったく知りませんでした。申し訳ない。
実に多くの作品で、結構重要な役で出演されておられる。やはり業界内での信頼度は、相当高いものと思われます。
さて、そんな馬木也さん、じつはゴジラ映画にも出演されているんです。2000年公開の映画『ゴジラXメガギラス G消滅作戦』がそれです。
『剣客商売』出演が2003年からですから、それ以前の作品ということになる。だから私がこの映画での馬木也さんを認識したのは、映画公開時ではなく、後のVIDEOで鑑賞したときに認識したのでしょう。この辺もよく憶えていないのですが。
ともかく、馬木也さん目当てに改めて鑑賞してみました。
見た目の印象は今とほとんど変わりません。寡黙で朴訥な役柄がよく合っているなという印象。
ただ脇役なので、あまり目立った位置にはいない。それでもセリフをしゃべっている役者さんの後ろで、「受け」の芝居をしているところとか、上手いな、と思いましたね。
「受け」の芝居って、難しいらしいです。それをやらせてもらえるというのは、それだけ監督やスタッフから信頼されていた、ということではないかな。
映画全体の印象を言わせていただくと、怪獣映画の呈を借りた、「ミリタリーもの」ですね。手塚昌明監督がやりたかったのは、明るく楽しく、そして「軍人」さんがカッコイイ戦争映画。日本では難しい題材ですが
怪獣映画なら出来る。
そこを考えると、山口馬木也という存在は、監督の意図にピッタリだったと言えると思う。
いずれにしろ、この「山口馬木也」、この素晴らしい俳優の認知度が世間的に爆上がりしている昨今
とても良い傾向です。
『侍タイムスリッパー』、ついに我が岩手、盛岡でも公開の運びとなりました!
良き哉!!!👏👏👏👏👏👏
すでに仙台で一度目の鑑賞は済ませておりますが、一度と言わず二度三度、いや四度五度…。
何度でも観返したい、そんな映画。
以前にも書きましたが、重要な点は「劇場」で鑑賞すること。劇場で観なければ、この映画の本当の良さ、本当の凄さは伝わらない。
いいですが、劇場で観て下さいよ、劇場で。
「配信でいいや」とか、そういうこと言わずに
重ねて言います、劇場で観てください。
劇場で。
『侍タイムスリッパー』本編映像。
冨家ノリマサさんとの殺陣が凄いよね。まるで本身の刀で戦っているように見える。そこに至るまでの展開がまた泣かせるんだ。
笑って泣いて感動して、爽やかな気持ちで劇場を後に出来る。こんな映画滅多にないです。
何度でも言います、劇場で、是非にも劇場で
観て下さい。
頑張れ『侍タイムスリッパー』!
快進撃だぁ!🙌🙌🙌
ついでに
『ゴジラXメガギラス G消滅作戦』予告編
谷原章介カッコつけ過ぎ。田中美里さんはイマイチ役柄に合っていない感じ。
大島ミチルさんの音楽は、割と好きです。
山口馬木也ファンならば、鑑賞の価値あり。