我らがいぎなり東北産のリーダー、橘花怜初のソロ曲。
「絶対アイドル」を標榜しているだけあって、そのテンションは常にMAX!あまりのテンションの高さに、その内切れてしまうんじゃないか、病んでしまうんじゃないか。
なんてことを、ついつい心配してしまいます。
この子は自身の青春のすべてを、アイドルであることに捧げている。そんな感じがするわけですが、でもそこまでしなきゃならないのか!?と思うくらい、この子は常に全力だ。見ていてこちらが辛くなってしまうほどに。
頑固で真っ直ぐで不器用な性格だから、こういうやり方しかできないのだろうか。
でも、一方ではド天然なところもあって、その点がこの子の救いとなっているのかもしれないね。
無理しているようで実は無理はしていない。良い具合にバランスが取れているのかもしれない。
この子がここまでアイドルであることに拘っているのは、やはり幼少の頃に体験した東日本大震災の影響、だろうか。
地震の恐怖と、しばらく避難所で暮らした経験と。その時に見た大人たちの暗い表情……。
この人たちを笑顔にしたい。そう思って最初は自衛隊に入ろうと思ったそうです。自衛隊に入って救援活動をすれば、みんな喜んでくれる。
笑ってくれる。
もちろん子供過ぎて、入れるわけはなかったのですが、みんなを笑顔にしたいという想いはずっと変わらず持ち続け
それがアイドルへと繋がっていったわけです。
だからこの子は、常に「絶対的」アイドルであろうとし続ける。
みんなを笑顔にするために。
この子にとっては、それは”本望”なのでしょう。
でも観ているこちらとしては、やはり心配してしまいます。
どうか病まないでよ。そのことを
心配するばかり。
橘花怜