有安さんと玉井さんが!😂
この先の展開が、益々楽しみだ!
『侍タイムスリッパー』大ヒット上映中!もう観ましたか?えっ?まだ観てない!?
だめじゃないですか!早く観なさい!まったくもう……メッ!😡
…っていうのは冗談ですが、半分はね。って、いやいや(笑)。
某映画系YouTuberの方が、主人公の高坂新左衛門(山口馬木也)の事を「長州藩士」と間違えていたり、「志士」と言ってみたり、明らかな歴史の無知ぶりを発揮していて、呆れてしまったことがありました。
幕末の会津藩がどれほど悲惨な目に遭ったか。会津戦争において女性と子供とを問わず大量の死者を出し、その遺体の埋葬を許されなかった(これについては諸説あり)とか、会津から極寒の地斗南へと移され、その地における会津藩士たちがどれほどの悲惨な目にあったか。
そうした歴史を知っていれば、高坂新左衛門の気持ちは痛いほどにわかるはずなんです。
自分はその場にいることができなかった。同志たちとともに戦うことができなかった。
死ぬことができなかった。
この悲嘆、やるせなさ、無力感。
侍としての、会津藩士としての矜持が捨てられないからこそ、思うわけです。
「俺はこんなところで何をやっているのだ?」と。
だから彼は、ライバルである長州藩士、山形彦九郎(冨家ノリマサ)に、真剣を使った撮影を進言するわけです。
もうあの時代には戻れない。この自分の中にあるどうしようもない想いに決着をつけるには、
命がけの戦いをするしかない。何故って
武士だから。
その命がけの戦いのなかで、新左衛門は悟るんですよ。今この国、日の本の国は
一般庶民が真っ白なおまんまが食べられる、旨いショートケーキが普通に食べられる。この国は、日の本は
豊かな良い国になったのだ。
だから、それで良いではないか。
会津も長州も、それぞれの立場で国を想い、皇室を想い。
それぞれの立場で、護るために戦ったのだ。
逆賊なんていなかった。
どこにも。
自分たちがそれぞれの想いを抱きながら戦った、その流れの中に今のこの国
豊かで平和な国、日本がある。
だから、もういいんだよ。
もういいんだ。
あたしゃ泣きましたよ。他の観客がいなかったら、わんわん声を上げて泣きたかった(ちょっと盛りました)。
だからね、余計に腹が立つわけです。会津藩士と長州藩士を間違えるなんて
ふざけんなよ、コラ!😡😡😡
歴史ですよ、歴史さえ知っていれば、こんな基礎的な間違いをするわけがない。
もちろん、歴史に疎くても十分に楽しめる、極上のエンタテインメント映画ではあります。歴史を知らない奴は観る資格がないとか、そんな馬鹿な事をいいたいわけではありません。寧ろ逆です。
どうか観て欲しい、そして感じて欲しい。そして
できれば感じたところから、学んでほしい。
日本人が日本の歴史を知らないなんて、こんな恥ずかしいことはありませんよ。
自国の歴史を、自国の神話を知らない民族は滅びる、とも言われます。
どうか皆さん、歴史を学んでください。歴史を知る事は
自分を知る事なんです。
映画やドラマなどのエンタテインメントが、自国の歴史を知り、自分を知るきっかけとなれば幸いに思う。
なにせ、私が歴史好きになったきっかけが、ほかならぬ歴史ドラマでしたからね(笑)。
年号を憶えることだけが歴史ではありません。歴史とは人間ドラマなんです。今の自分にまで繋がる、「命」のドラマなんです。
どうか皆さん、歴史を学んでください。そうして自分を
知ってください。
よろしくお願い致します。