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流れに任せて

鎮守府八幡宮と白鳥

2024-11-14 03:35:12 | 歴史、民俗

『十一人の賊軍』を観た日。岩手県奥州市に鎮座される、鎮守府八幡宮に参拝しました。

 

 

何時参拝しても、気持ちの良いお社で、大好きな神社です。

 

 

そのお社の鳥居を潜った時、空からなにやら鳴き声がする。

 

 

見上げると、ツガイの大きな白い鳥が、羽を広げて飛び去っていきました。

 

 

 

白い鳥は古代より信仰の対象だったと思われ、白鳥神社あるいは大鳥神社は日本各地で祀られています。ヤマトタケルノミコトが亡くなられた後、白鳥になって飛び去ったという伝承があることから、御祭神はヤマトタケルノミコトということになっていますが、本当はもっと古くからある信仰で、そこに後から、ヤマトタケルの伝承が加えられたものだと思う。

 

 

鎮守府八幡宮が鎮座されている土地は、かつて坂上田村麻呂が蝦夷追討のための城、胆沢鎮守府を造営した土地です。

 

 

ですから、そこに祀られるお社は、あるいはかつて蝦夷たちが祀っていた土地の神であったかもしれない。

 

 

そんなこんなに思い至った時、なにやら蝦夷以来の土地の神に歓迎されたような気になってしまった。

 

 

我ながら、いい気なものだと思うよ(笑)。

 

 

往古、悲しい歴史が繰り広げられた土地に静かに佇むお社に、先人たちの想いを見、改めて平穏なる日々が続くことを願う。

 

 

なんてことをつらつら思いつつ

 

 

参拝させていただきました。

 

 

 

ありがとうございます。

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